前のエピソード――第306話　2020/8/15　終戦の日

　本日は３時起き。そんな訳で時間だけはタップリあるのだが、やる気が出ない。どうにもこうにも、まったく頭が働かない。なので本日は全部休む。まあ『魔獣奉賛士』は昨日更新できたからな。『懐ソン英雄伝』はもう２週間ほどほったらかしになっている。やめるつもりは全然ないのだが、どうしても手が回らない。なんともかんとも。

　昨日、プロ野球ヤクルトスワローズの『ライアン小川』こと小川泰弘投手が対横浜DeNAベイスターズ戦でノーヒートノーランを達成した。凄い事なんだが、話としては「ライアン凄え」で終わってしまう。広がらないし伝わらない。凄いんだけどなあ。これはひとえに虫けらには野球選手としての経験がないせいだと思う。凄いという事はわかっても、「どう凄いのか」を説明する事ができないのだ。

　このところTwitterなどで、「作家は経験した事しか書けない」かどうかが議論になっている。虫けらは上記のような理由でそれは一面において正しいと考えている。無論、経験のない事を書く方法はイロイロある。

１．取材する

２．他人の書いた物を参考資料にする

３．「個人の感想」をでっち上げる

　などなど。取材や参考資料に当たるのは「疑似体験」であるから、経験していない事にはならないという見解もあるだろうが、狭義の「経験」には入らないと考える。これらによって書かれた作品が、「正しく書けている」かどうかに重きを置いて読まれた場合、書けていない事もあるだろう。何をもって「書ける」と言うのかは人により場合により様々である。一概には言い切れない。

　まあ一般論として、カレーライスを食った事も見た事もなく興味も持てない作家に、カレーライスを美味しく食べるシーンは書けないだろう。ただしカレーライスを食った事も見た事もなく興味も持てない作家は、カレーライスを美味しく食べるシーンを書きたいとすら考えないだろうから、特に問題が生じる事はないのではないか。

　はあ、それにしても眠い。そして右肩が痛む。とりあえず昼飯食って横になるか。夕方になって頭が回ってくれれば、何かするかも知れないが、とりあえず本日は休業。明日に期待しよう。