第308話 2020/8/17 デモ

 本日は10時起き。快晴。大阪の予想最高気温は38℃だそうだ。やったぞ! 40℃は超えない! なんてアホな言葉が頭の中をよぎる。いまこれを書いている部屋は24時間冷房かけっぱなしなのだが、それでも窓ガラスから熱気がジワジワ侵入してくるのが体感でわかる。まったくもう、勘弁してくれよ。熱帯でもあるまいに、いくら真夏でも限度があるだろう。はあ、ため息しか出ない。


 このクソ暑い時期に好き好んで外に出るなど信じ難いのだが、実際に繰り出している人たちがいる。仕事ならまあ仕方ないと思うものの、自らの主張のため、尊厳のため、権利と自由のために外に出ている人には頭が下がる。すべてではないけどな。

 東欧ベラルーシでは反大統領デモが行われている。タイのデモでは王制が批判されているらしい。西欧やアメリカでは反マスクデモだそうだ。人が集まる場所でのマスクの義務化は自由と権利を侵害している、というヤツである。3つ目のは言葉を失って苦笑いを浮かべるしかないが、前2つには頑張っていただきたい。

「欧州最後の独裁国家」ことベラルーシでは16日、先週9日に投開票された大統領選挙の結果に疑問を抱く市民らが、選挙のやり直しを求めて首都ミンスクにおよそ5万人集まったそうだ。これに対抗して大統領支持派が開催した集会には、主催者発表で6万人以上が参加したらしい。実際には1万人以下ではないかとの報道もあるが。独裁国家あるあるであるな。

 ルカシェンコ大統領は支持者を前にした演説で「西側の国境沿いで兵力が増強され、リトアニアとポーランド、ウクライナから選挙のやり直しを命じられている。言うことを聞いてしまえば我々は滅びる」(CNN)と主張したらしいが、こういうのも独裁者あるあると言える。ベネズエラのマドゥロ大統領あたりと比較してみると面白いかも知れない。ちなみに隣国であるリトアニアとポーランドはEU加盟国でNATOの一員、同じく隣国であるウクライナはアメリカやEUから援助を受ける国である。ロシアも隣国なのに、こちらからは何か文句を付けられたとは言わない。だがロシアと仲が良いのかと言うと、そうでもないのだそうだ。この辺はイロイロあるのだろう。

 タイでは16日、首都バンコクのプラユット政権に対する抗議集会に2~3万人が集まり、学生を中心とした勢力からは王制改革を求める声も上がった模様。いわゆる「不敬罪」が現存し、王制を批判する者は刑務所にぶち込まれるのが日常であるタイで、この動きは大きな意味を持つ。日本の左翼が天皇制廃止を主張するのとは意味が違うのだ。

 先代のプミポン国王はその人柄とカリスマ性で国民から大きな支持を得ていたが、現在のワチラロンコン国王は国民からの人気がない。ワガママ放題、勝手放題という印象がある。まあ軍をバックに持つプラユット首相にとっては扱いやすい国王なのだろうが、いずれ見捨てられるのかも知れない。

 反マスクデモについてはもう「どっか無人島に独立国家でも作れよ」としか言えない。その方がお互い幸せな気がするのだがな。


 本日はこんなところで。ネタもなければ元気もない。昨日は一日休むと言ったが、書かなかっただけで休めなかったからなあ。今日は果たしてどうだろう。何か書けると良いのだが。

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