第205話 2020/5/6 牛乳とか

 本日は11時起き。もうダメだー、世界の終わりだー、みたいな気分の大型連休最終日。とは言え特に用事などないし、相変わらず家に閉じこもっているだけなので、何の問題もないっちゃないのだが。

 どうすれば朝起きられるのか。昨夜睡眠導入剤を飲んだのは午後11時頃である。特に遅すぎる時間ではない。まあその後午前2時くらいまで記憶があるのだけれど。量の問題なのか、それとも体に耐性ができているのか、眠剤を飲んでもストンと眠れない。どうにも時間がかかってしまう。何とかしたいのだが、しかしこれ以上薬を増やされるのもアレだしな。難しいところ。


 小学校の給食の時間には、良い思い出もあれば悪い思い出もある。しかし学校そのものが大嫌いだった子供時代の虫けらに良い思い出と呼べる記憶があるというのは、それだけ給食が楽しみだったという事なのだろう。

 良い思い出はほとんどが給食のメニューについてである。クジラの大和煮が好きだった。カレーはパンにつけて食べた。一番美味しかった記憶があるのはきつねうどんだろうか。

 対して悪い思い出、嫌な記憶といえば、酢の物、ひじきの煮物、オレンジマーマレード、そして何より牛乳である。牛乳はいつも一気飲みをしていたが、別に楽しくてやっていた訳ではない。ニオイがたまらなく嫌だったので、まず最初に息を止めて全部飲んでしまってから、他の物を食べたかったのだ。

 この体験があるからだろうか、いまだに牛乳は飲む気にならない。オマケに乳糖不耐症である。牛乳を飲むと腹を下す。だが乳製品は大好きなのだ。バターにチーズにヨーグルト、生クリームも大好きだし、グラタンがときどき死ぬほど食べたくなる。何とも不思議なものだ。

 しかし世の中、虫けらのような人間ばかりではない。当然の事ながら牛乳を飲むのが大好きでたまらないという人も居る。

 3日の午後4時頃、島根県出雲市のショッピングモールで、保安員が32歳の建設作業員の男を取り押さえた。どうも店内に居るときから様子がおかしかったようで、ずっとマークされていたらしい。それで会計をせずに店外に出ようとして捕まってしまった訳だ。

 話の流れ的にもうおわかりだろうが、この男が万引きをしようとしていたのは牛乳である。それも1リットルパックを8本。計1710円。重さにして8キロ強。よくもそんな量を盗めると思ったな。最初この記事を読んだとき「牛乳8万本」に見えて焦ったのだが、8本でも相当な量である。

 警察の調べに対し、この男は「三度の飯より牛乳が好き」(読売新聞)と供述しているそうだ。まあその言葉に嘘はないのかも知れない。だから盗んで良いという話にはならないが。ただ少なくともこの男は、小学校の給食の時間、虫けらよりももっと楽しかったのだろう。それはちょっと羨ましいと思わないでもない。


 子供か、と言いたくなるような理由で警察に捕まる馬鹿も居る訳だが、世の中には警察に捕まる本物の子供も居る。

 アメリカのユタ州を走る高速道路でパトロール中の警察車両が、不自然な車線変更を繰り返す車を発見し、停止を求めた。路肩に停止した車に近付いて、警察官は驚いた。運転席には男の子が1人で乗っていたからだ。子供の年齢は、5歳。15歳ではない。5歳、日本なら幼稚園児に相当する子供が本物の車を運転していたのである。

 どうやら両親が留守中に、子守をしていた姉がうたた寝をしている隙を盗んで車を出したらしい。目的地はカリフォルニア州。警察官には「ランボルギーニを買いに行きたい」と話したそうだ。なお、所持金は3ドルしかなかった模様。

 危険だし法律にも違反している。こんな事は決して許される事ではない。ないのだが、なんだろうな、この微笑ましさは。悪い事は悪いと教えるべきなのだが、正直あまり強く叱ってやって欲しくはない。できればレーシングカートにでも乗せてもらいたいところ。この子には才能があるかも知れない。それを伸ばしてもらいたいなあ。


 アメリカのワシントン州で、昨年12月にオオスズメバチが目撃されたという。日本ではお馴染みのアレであるが、アメリカでは初めての確認であったのだそうな。そしていま季節は春。オオスズメバチが活動を開始しているのではないかと州は警戒しているらしい。

 実際、オオスズメバチに襲われたと見られるミツバチの死骸が見つかったとの報告が、養蜂農家から上がっているそうだ。いま世界的にミツバチは減っている。ネオニコチノイド系農薬が原因とも言われるが、現段階で決定的な解決策はない。そんな中のオオスズメバチ出現である。アメリカのミツバチには踏んだり蹴ったりと言える。

 オオスズメバチがどこからアメリカに入ったかはまだ不明だが、日本からの貨物に紛れ込んでいた可能性もある。まさかとは思うが、これを切っ掛けに日本叩きが始まったりしなければ良いのだけれど。


 ニール・ファーガソンという名前に聞き覚えがあるなと思ったら、有名な歴史学者にニーアル・ファーガソンという人物がいるのだ。NHKの『欲望の資本主義』に出演していた。しかし今回の話題はニーアル氏ではなく、ニール氏の方だ。

 ニール・ファーガソン氏はイギリスの有名な感染症学者で、イギリス政府が新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として採用したロックダウン戦略を主導する専門家会議の一員でもあった。そのため「ロックダウン教授」というニックネームがつけられていたらしいのだが、その彼が5日、専門家会議のメンバーを辞任した。

 報道によれば彼は、ロックダウンで外出禁止令が出されていた最中に外出し、既婚女性と密会していたのだそうな。何かイロイロとアレであるな。やはり人間、どんなに有名になっても下半身に理性はないのだろう。しかしそれにしたって「ロックダウンしろ」「外出禁止令を出せ」と政府に提言したメンバーの中の一人がそれを無視したとなれば、さすがに叩かれる。そもそもロックダウンした事は正解だったのかと疑問を持つ者も今後出て来るだろう。後々尾を引きそうな感じである。


 ニュージーランドの行動規制は先般緩和されたが、同国のアーダーン首相によれば、今後は「長期間」オーストラリアとだけ交流し、それ以外の国に対しては国境を封鎖し続ける方針なのだそうな。

 ニュージーランドの経済は、隣国であるオーストラリアに依存している部分もあるだろうから、まあ仕方ないのではないか。それ以外の国の人間を入れないというのも、新型コロナウイルスの感染を封じ込めるためには必要なのだろう。

 両国の間には「渡航安全区域」を設定する模様。どんな運用になるのだろうな。他国が参考にできると良いのだが。ただ、ニュージーランドがオーストラリアだけに門戸を開くとは言え、オーストラリア側はニュージーランドだけに限定して門戸を開く訳に行くまい。国が比較的大きい分だけ、多くの国と接しないと生きて行けない。ならばオーストラリアには、この先も新型コロナの患者が流入し続ける事になる可能性がある。つまりニュージーランドにも、オーストラリアを通じて新型コロナウイルスが流入する危険性はある訳だ。

 まあ、それくらいはアーダーン首相も理解しているだろう。それでも国を維持するためには、いつまでも鎖国している訳には行かない。この先しばらくは綱渡りのような状態が続くに違いない。何ともストレスのかかる事よ。


 本日はこんなところで。起きた時間はアレだが、ネタがあったのがせめてもの救い。

 昨日は1200文字ほど書けた。あと300文字頑張りたかったのだけれど、集中力が持たなかった。今日も何とか頑張りたいところ。

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