第201話 2020/5/2 給付金とか

 本日は7時半起き。何があった。まあ何であれ気分は良い。少し眠いが、やるべき事や片付けるべき事は多々ある。今日も何とか頑張るとしよう。


 多額の金を使う事を「大枚はたく」と言う。大枚とは「大きな貨幣」という意味である。昔、中国では餅銀へいぎんという銀貨を使っていたが、これの大きな物を大枚と呼んでいた。この言葉が日本に伝わり、財布をはたいて有り金全部出した様子を「大枚はたく」と言うようになった訳だ。

 なお江戸時代では一分銀100枚、あるいは一両小判25枚を紙に包んだ物を「切り餅」と呼んだが、これは一般的に見た目がそのように見えるから、というのが理由とされており、餅銀と関係があるかどうかは不明である。

 さて、現代において大枚とはいくら以上の事を言うのだろう。これは人によって違うとしか言いようがないが、虫けら的には5000円を超えると大枚感がある。それでも夜中になると1万円の無駄遣いとか平気でしてしまったりするのだから怖い話だ。世間的にはどうだろう。数万円から10万円くらいであれば、大枚になるだろうか。

 もちろん、10万円という金額は現実に生活していれば、あっという間に消え去ってしまう。たとえば虫けらなら、軽自動車税と車検代と任意保険で赤字になるだろう。手元には残らない。貯金? 何それ? な感じである。だがそれでも、あるとないとでは大きな差がある。もらえる物なら頭を下げてでも欲しい金額と言える。

 という訳で10万円の定額給付金の申請手続きを昨日ネットで済ませた。おそらくアレで大丈夫だと思う。昼間はずーっと延々サーバーが混雑していたのだが、夕方には問題なく手続きができた。マイナンバーカード作っておいて助かったと感じたのは、確定申告以外では初めてではないか。あ、一回だけコンビニで住民票取った事があったな。それくらいか。

 手続き自体は別に難しくはない。確定申告に比べれば何という事もない。落ち着いてやれば誰にでもできる。ただ「マイナポータルAPを事前にインストールしておく必要があります」というのがある事と、それがブラウザ別に分かれているのをちゃんと説明しきれていないので、PCなどを使い慣れていないと混乱する人は出て来るかもしれない。インストール後のブラウザの再起動も面倒臭い。あと、マイナンバーカードの4桁の番号とパスワードはちゃんと思い出してから手続きした方が安全だろう。

 他には、金融機関の口座確認のために証明書類――通帳やキャッシュカードのスキャン画像――が必要なのだが、これ白黒推奨だそうだ。虫けらはカラー画像しか用意してなかったのでそのまま送信してしまったが、たぶんコレではねられる事はないんじゃないか。あくまで推奨だしな。でも不安な人は白黒画像でスキャンした方が良いかも知れない。

 マイナンバーカードついでに思い出したのだが、経済対策のマイナポイントは予定通り9月から実行されるのだろうか。しかし実行されるにしても、毎回申請フォームに書き込むのでは利用者は増えないだろう。カードリーダーとマイナンバーカードをPCに繋ぎっぱなしにしておくだけ、みたいな感じになってくれると嬉しいのだけれど。

 とりあえずマイナポイントの予約も手続きしておいた。対応するキャッシュレスサービスの数もかなり増えている。なんとかペイばかりではなく、クレジット会社やIC交通券もあるから、意外と便利かも知れない。ただ、登録サイトがいまだにIEでなければ使えないというのは、頑ななのか頭が固まってしまっているのか。確定申告もさっさとChromeに対応してもらいたいものだ。

 何にせよ、これで大枚10万円がやって来るのだろう。心待ちにしたいと思う。


 人はいつか死ぬ。これは現在すべての人間に平等で100%確実な未来である。早いか遅いかの差はあれ、死なない人間など存在しない。ただ、公平ではないかも知れない。世の中には幸福な死もあれば不幸な死もある。その不公平を生むのは経済格差や地域格差、時代など要因は様々だ。自分の意志に反して難民となり飢え死ぬ子供と、家族に見守られながら天寿を全うする資産家とでは、死の持つ意味も違って来るだろう。

 さて、アメリカの研究では都市部に植林すると早死にが抑制されるそうだ。もっとも、何歳以下で死ねば早死に定義されるのかは不明である。アメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアで木陰の量を5年以内に20%から30%に増やせば、最大403人の早死にを抑制できる可能性があるとCNNは報じているが、具体的に何が作用してそうなるのかは記事にはない。ただ、「7カ国の800万人を対象にした調査によって、近くに緑の空間がある都市部の住人は早死にする可能性が小さくなるとの結果」が出ているそうだ。

 でもそれって因果関係が逆じゃないのか。都市部に植林できるくらい財政的に豊かな地域に暮らしている人ほど寿命が長い傾向にある、という事ではないのかと思えてならない。都市に緑が多いのは虫けら的に歓迎すべき事だが、それで早死にが減るというのはさすがに眉唾である。続報を待ちたい。


 今年2月、アフガニスタンにおいて、アメリカと反政府武装勢力タリバンの間に和平合意が結ばれた。しかしその後タリバンがアフガニスタンの国軍や地元勢力への攻撃を激化させている傾向が見られるらしい。

 2月末から4月半ばまでの間に行われたタリバンによる攻撃が4500件超、昨年同時期より7割以上増えている。またこの間、国軍や地元勢力の兵の死者数は900人を超えた。前年は520人ほどだったから、1.8倍くらいか。しかしロイターの記事にはないが、おそらくアメリカ軍への直接攻撃はほとんどないのではないか。アメリカ人に被害が出ない限り、もうアメリカはアフガニスタンに手を出さない、そんな約束があったか、少なくともタリバンはそう判断しているのだろう。

 アメリカ軍に被害が出なければ、トランプ政権は粛々と撤退を続けるに違いない。そしてアフガニスタン軍単独ではタリバンに対抗出来ない。ならばどこかから用心棒を連れて来なければならないだろう。それがどこの国になるか。ロシアか中国か。何にせよ、いまより混迷の度が深まるのは間違いないと思われる。国民には同情を禁じ得ない。


 昨日1日、北朝鮮の金正恩委員長が平安南道順川で肥料工場の竣工式に出席したと、国営朝鮮中央通信が2日報じた。なるほど、金日成の誕生日よりメーデーよりも肥料工場の方が大切だったのか。さぞや立派な肥料ができるのだろう。

 式には妹の与正氏らも出席したそうだが、これが本当に昨日の式典であったのかどうかは不明である。北朝鮮メディアがそう報じているのだからそうなのかも知れない、程度の信憑性と言える。まあ元より信用がないのだからやむを得まい。

 この先に何が起こるのかはまだ何とも言えないが、いま日本は新型コロナで手一杯である。北朝鮮がどうなろうと心配している余裕がない。勝手に滅びてくれると有り難いのだが。


 本日はこんなところで。今日も気温が高い。もちろん朝から半袖である。

 昨日は録画してあった『刑事コロンボ ホリスター将軍のコレクション』を見た。ちなみに原題は『DEAD WEIGHT』である。船の積載量と、文字通りの「死の重り」とのダブルミーニングを狙ったのだろうが、邦題の方が内容的には合っているように思う。ググってみたが、シリーズの中でも人気のない話らしい。まあそれもわからないではない。陳腐なメロドラマ要素が多いからな。しかし目撃者を殺さずに主張を翻させるというのは悪いアイデアではない気がする。参考にしたい。

 昨日は800文字ほど書けた。まあ頑張った方だろう。今日も何とか頑張りたいところ。

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