第147話 2020/3/9 小ネタ集

 本日は11時起き。いや、正確には9時に起きたのだが、そのままベッドにまた潜り込んだ。やる気が無い。意欲が湧かない。ちょっと精神的にキツい。「ガラガラと音を立てて足下が崩れて行くような感覚」などと作品内で書いた記憶があるものの、まさか自分がそれを味わう事になろうとは思わなかった。はあ。

 何度もここに書いているが、虫けらはいまミステリーを執筆中である。KADOKAWAの『横溝正史ミステリ&ホラー大賞』に応募しようと頑張っている。いや、いたのだが。昨日、たまたま現在放映中のあるテレビドラマのあらすじを目にしてしまった。読んだ瞬間に絶望した。「これやられたらアカンがな!」と。

 いや、別にドラマは悪くない。創作においてネタ被りはよくある事だし、どちらかと言えば被ってしまった虫けらの方が悪い。て言うか、そのキモの部分は別に虫けらが世界で初めて思いついた訳でもない。そのドラマの原作が最初でもない。松本清張氏の小説に似たようなネタがある。しかしなあ。

 実際のところ、一番キモになる部分をテレビでやられてしまっては、それを知ってる人がこの小説読んでも面白くないだろう。まあ物語がまったく違うので、パクリ云々言われる心配はないと思うが、タイミングが悪いとしか言いようがない。これどうしようか。もう賞に応募してもほぼ意味がないのではないか。結構力を入れて頑張ったのだがな。うあー、ショックがデカい。かなり参っている。どうすりゃいいんだろう。10年くらい塩漬けにでもするか。ガックリである。

 そんな訳で本日は小ネタ集。始まり始まり。


 愛媛県では県庁にポンジュースの出る蛇口が設置してあるらしい。香川県の高松空港にはうどん出汁の出る蛇口があるそうな。事ほど左様に「蛇口から地元の名物が出て来れば面白い」と思う人はあちこちに居るようで、イタリアのワイン産地アブルッツォにはワインの出る蛇口が設置されている。

 ところがそのイタリアで、ワイナリーでも何でもない民家の蛇口から、ワインが出て来る事態が発生したという。北部にあるカステルベトロ町の民家約20棟の水道から、約3時間ほど赤ワインが出て来たもので、どうやら地元の醸造所のワインが、誤って水道管に流れ込んだものらしい。何でそんな事になるのかイタリアの上水道の構造がよくわからないが、とりあえず現地では面白ニュースとなっているそうだ。

 まあいまイタリアは新型コロナでえらい騒ぎになってるからな。たまにはこういう話題も良いのだろう。


 そのイタリアの現代の政治家で最も有名な人物の一人に間違いなく挙がるであろうベルルスコーニ元首相であるが、49歳年下の女性と12年に渡って交際していた事が知られている。現在ベルルスコーニ氏は83歳、相手の女性は34歳である。しかし、両者の関係は破局したという。どうやらベルルスコーニ氏に新しい恋人が出来た事が理由のようなのだが、その相手が30歳の国会議員、さらに年下という事で話題になっているのだそうな。

 こういうのはロリコンとは言わんのだよな。なんとなく理不尽さを感じないでもないが。まあ、いい歳をして……ではなくいつまでも元気で何よりである。あやかりたいかと言われると、そうでもないが。


 イタリアから海を隔てた東の隣国がギリシャであるが、いまこの国の東端、トルコとの国境には中東からの難民が押し寄せている。トルコのエルドアン大統領が難民のギリシャへの通過を容認したためだ。しかしギリシャ国内でこの件に対する反発は強く、軍(あるいは警察)が難民を捕まえ、身ぐるみ剥がしてから国境外へと追放したり、難民の支援施設が攻撃され炎上したりしているらしい。

 トルコから入って来た難民は全員ドイツかフランスに送る事にしたら、騒ぎは収まるのではないか。ドイツとフランスが認めるはずがないという意見もあろうが、言い出しっぺには責任があるはずだ。元よりギリシャ一国で対応しきれるはずもない。ギリシャはお手上げをするのも一つの方法だと思うところ。


 そのギリシャにおけるキリスト教といえばギリシャ正教であるが、いまギリシャ正教会と国内の医師団体が対立しているのだそうだ。何かと思えば、また新型コロナである。

 ギリシャでも4月に復活祭(イースター)がある訳だが、この際に大規模な礼拝が行われる。新型コロナ蔓延を防ぐためにこれを中止せよという声に、正教会が反対の意志を示したのだ。

「教会を閉鎖することや、聖体拝領を行わないというのは不可能だ」

「信仰があれば恐れることはない」

「聖体拝領によって病気が広がったという例は、数世紀にわたってない」(以上AFP)

 頭の中が中世で止まっているのだろうか。虫けらは新型コロナに対して必要以上に不安を煽り立てるべきではないという考えなのだが、さすがにこれは擁護できない。何かあったら魔女狩りでも始めそうな勢いである。狂信者と言って良いのではないか。もう少し世の中の動きに敏感でも良いように思うのだが。


 中東でイスラエルの北に位置する、と言うより日本では「カルロス・ゴーンの逃亡先」と言った方が通りが良いレバノンであるが、どうやらデフォルトするらしい。つまり債務不履行、要するに「借りた金は返せない宣言」である。

 ま、大金持ちのゴーンにはまったく関係ない話なのだろうけれど。


 アメリカの民主党大統領選挙候補選びはサンダース氏とバイデン氏の2人の争いとなったが、5日アリゾナで行われたサンダース氏の集会に、ナチスドイツのハーケンクロイツ旗が振られる騒ぎがあったという。まあ、普通に考えれば対抗勢力の嫌がらせであろう。とは言えサンダース氏の対抗勢力はバイデン氏だけではなくトランプ大統領も含むからな。どちら側の勢力の仕業かは現時点では不明。何にせよ陰湿な話である。


 本日はこんなところで。ああ、頭が回らん。

 どうも鼻がグズグズしている。花粉症だろうか。いまの家に引っ越して来てから、花粉症っぽい症状がときどき出る。すぐに治まるのでマスク必須ではないのだけれど。まあ新型コロナでも構わんのだが。どうせ出歩かないしな。

 昨日はあんまり書けなかったが、更新できただけ良しとする。はあ。それにしてもどうしよう。ミステリーは大幅な改変が必要かも知れない。9月の締め切りに間に合うだろうか。

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