第11話 2019/10/25 小ネタ集
本日は9時起き。犬の散歩には行けたが、雨が降ったりやんだりである。体が重い。
もういつの事だったか忘れ去ってしまっているような古い出来事を突然思い出して「あああああーっ」となる。何で忘れたままで居られないかね。この機能がいったい何の役に立つというのか。人の脳とは不思議で厄介なものである。
さて本日は小ネタ集。あまり大きなネタはなかった。始まり始まり。
香港でデモが続き、チリでは暴動が続いている。そんな中、昨日からイラクでも反政府デモが始まった。正しくは今月1日から始まったデモが一旦鎮圧され、それが再開したと言うべきである。今日25日はアデル・アブドルマハディ首相の就任1年目に当たるため、それに合わせて再開される予定だったが、自然発生的にデモが始まってしまい、1日前倒しで再開となった模様。
このデモは反米の立場を取るイスラム教シーア派の宗教指導者ムクタダ・サドル師が支持している。サドル師は民兵組織『マフディー軍』を擁し、政治組織『サドル運動』の指導者でもある。昨年のイラク連邦議会選挙ではサドル運動と共産主義勢力による選挙同盟『改革への行進』が54議席を獲得し、第一党となった。
この後、政権樹立のために当時の首相ハイダル・アバディ氏と同盟を組み、その他の同盟組織との合計で過半数の議席が確保できるはずだったのだが、得票の集計に不正があったのではないかとの疑惑が浮上し――ちなみに電子投票だった――集計がやり直しされ、その後なんやかんやあった(実はこのなんやかんやが良くわからない)挙げ句、アブドルマハディ氏が首相に指名されるという事態になってしまった。
今回のデモは汚職と失業問題を非難する事を目的として始まったものだが、サドル師は政府の退陣を要求している。イラクのシーア派最高権威アリ・シスタニ師も政府に対してデモ隊の主張に返答するよう求めているし、アブドルマハディ首相は相当に追い詰められているのではないか。
サドル師はマフディー軍に厳戒態勢を取るよう指示し、自身の支持者にはデモへの参加を認めている。デモの拡大は織り込み済み、その先の武力衝突まで考えているのかも知れない。悲惨な結果にならなければ良いのだが。
チリの暴動は24日も続き、6日連続で夜間外出禁止令が出された。もう18人が死亡しているそうだ。治安部隊の暴力が行き過ぎているのではないかという報道もある。何故南米はこうも不安定な国が多いのだろう。それとも東アジアが安定しすぎているのか。
原石からカッティングされ研磨された、まだ指輪など宝飾品にくっつけられていない、石単体の宝石を
24日午後、横浜市西区にある『パシフィコ横浜』で開催されていた宝飾品の展示会場で、約2億円相当の50カラットのダイヤモンド・ルースが盗まれたらしい。クルーゾー警部にでも頼めば良いのではないか。
真面目な話、どんなセキュリティを施していたのだろう。値段相応の対策を取っていたのだろうか。臨時の展示会場だからな。美術館等の常設展示に比べれば、さほど厳重な警戒はしていなかったのではないかと思う。
盗まれたダイヤはどうなるのだろう。とりあえずヤフオクやメルカリで売られる事はないだろうが、世界的な宝石窃盗団が存在する事からもわかるように、宝石には闇市場がある。もう二度と表に出て来ないかも知れない。
有権者にカニやメロンを贈ったとか、葬式に香典を出したとかで問題になっていた菅原一秀経済産業相が、本日午前に辞表を提出した。2億のダイヤの後に出す話題としてはいかにもショボい。
自民党も人材難だな。まあ、実力や実績を買われて大臣になった人物でもないのだろうし、別に惜しくはないが。
先般アメリカのプロバスケットボールチーム、ヒューストン・ロケッツのゼネラルマネージャーが香港のデモを支持するツイートをした事に対し、全米プロバスケットボール協会(NBA)が中国に対して謝罪と撤回をした訳だが、ペンス副大統領は24日に行われた演説の中でこれを批判、
「NBAの最も知られた選手やそのオーナーの中には、自国を批判するためには常に自分たちの自由を行使しながら、他国の人々の自由と権利になると声を出さなくする人がいる」
「NBAは中国共産党に加担し表現の自由を抑圧して、あたかもあの権威主義的体制の完全子会社のように振る舞っている」(以上AFP)
と述べた。
まあ、NBAにも同情は出来るのだが、もっとも同情すべきは香港の市民だしな。アメリカの取るべき態度としてはこれが正解だろう。「トランプ大統領以前のアメリカなら」という注釈がつくが。
トランプ大統領の弾劾がどうなるかは先行き不明だが、もしかしたらペンス氏はすでにトランプ氏以後の事を考えているのかも知れない。個人的には『ペンス大統領』は一番マシなルートだと思うのだけれど。
バングラデシュで今年4月、19歳の少女が灯油をかけられ焼き殺されるという事件があった。彼女はイスラム神学校の校長にレイプされそうになり、これを告訴していたのだが、取り下げるよう様々な圧力と嫌がらせを受け、それでも拒絶したところ、校長に指示された男たちによって殺されてしまった。
この件についてバングラデシュの裁判所は24日、校長を含む被告の16人全員に死刑を言い渡した。個人的には全員火あぶりで構わない気もするのだが、さすがにハムラビ法典の時代でもないし、そんな刑はないだろう。
ちなみにロイターもBBCもこの件の報道に関しては、いつもの「死刑なんてとんでもない!」的な論調は見えない。執行されたときに何か書くつもりなのか、もしくは執行されたときには知らん顔をするのか。日本で死刑が執行されたときとはエラい態度が違う気がするが、まあ所詮メディアとはそういうものである。
12日に台風19号が上陸して2週間近くが経つが、24日現在、死者数は84人に上っている。行方不明者は9人という報道と10人という報道がある。避難所にいる人々の数はおよそ4000人、断水は2万9000戸弱で続いている。
総務省消防庁によれば、住宅被害は全半壊が14都県2587棟、一部損壊が28都道府県3814棟で、床上浸水は16都県2万8512棟、床下浸水は21都県3万3624棟だそうだ。
また国土交通省によれば、土砂災害は20都県で590件、堤防の決壊は7県の71河川139カ所で確認されたという。
いま台風21号が太平洋上を進み、被災地に雨を降らせている。これ以上被害が拡大しなければ良いのだが。
本日はこんなところで。雨が降っている。午後の散歩はなしかな。
いま『なめらかな社会とその敵』を読んでいるのだが、さっぱりわからん。自分の語彙力がこんなに低いとは思わなかった。全然読み進められない。でも読むけどな。わからなくても、わからないなりに頭に入れれば、何かの刺激にはなる。いつか意味を持つだろう。
さて、おでんを温めるか。とりあえず明日までおでんかな。腹が膨れれば何でもいいや。
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