第3話:登場人物設定・ヒロインの人物像
ストーリーの大筋が頭の中で決まったところで登場人物の設定をします。
最低限必要なのは、
1、ヒロイン
2、主人公
3、犯人役
の三人。
今回は『魅力的な女性キャラ』を書くことが目的ですから、当然ヒロインの人物像から固めていきます。主人公はヒロインを浮き立たせる部品くらいに考えておきます。犯人は主人公とヒロインの引き立て役でいいでしょう。
本来は犯人こそ人間味がある一番印象に残る人物像にすべきですが、今回はあえて引き立て役とします。理由は簡単。ヒロインに集中したいからです。
ということでヒロインの人物像ですが、魅力的な女性と聞いて男ならば最初に評価するのは見た目でしょう。まず美人であること。そして可愛いこと。ライトノベルなら見た目が可愛いことを第一優先にすべきでしょう。
しかし待ってください。
そんな安易な考えでいいのでしょうか? お題は『魅力的な女性キャラ』です。女性に魅力を感じるのは見た目だけではないでしょう。性格が重要なことは絶対に外せませんが、言葉遣いやしぐさ、体型だって重要です。
項目が多すぎて掴みどころがありませんね。でもここで考え込んでもなにも始まりません。思いつく限り書いて一項目づつ見ていきましょうか。
顔 :美人、普通、美人じゃない、可愛い、可愛くない、個性的、ブサ可愛い、エロ可愛い、ロリ可愛い
性格 :善人、悪人、おとなしい、活発、積極的、消極的、動じない、達観、小心者、怖がり、おどおど、ビクビク、個性的、おっとり、諦めない、努力家、要領がいい、要領が悪い、器用、不器用、真面目、不真面目、慌てん坊、ドジっ子、自信家、自信が持てない、エロい、ケチ、意地汚い、太っ腹、大胆、知りたがり、よく笑う、気難しい、よくしゃべる、無口
言葉遣い:丁寧、普通、上品、下品、荒い、ハキハキ、ボソボソ、方言、男らしい、女らしい、エロい、キモい
しぐさ :おしとやか、キビキビ、ノロノロ、エロい、キモい
体型 :痩せ型、標準、肥満、スポーティ、エロい、安産型、巨乳、美乳、微乳、幼児体型
その他 :頭がいい、おバカ、口癖、有能、無能、低能、
挙げていけばキリがありません。パッと思いついただけでもこれだけありました。面倒くさがらず顔の項目から行きましょう。
男なら女性を見たとき最初に目が行くのは顔でしょう。イヤ、俺は胸だという人もいるでしょうが、一般的には顔だと思います。
つまり顔は第一印象を決める最も重要なパーツになります。当然美人だったり可愛かったりしたほうが第一印象はいいでしょう。売られているライトノベルの表紙絵なんかにも可愛い顔の女性キャラが採用される割合が高いです。
しかし、今回は魅力的な女性キャラを書くことが目的です。美人で可愛い、いわゆる美少女キャラは逃げだと思うんです。本を売りたいならこんな考えを持った時点でアウトでしょう。当然コンテストで受賞することも夢のまた夢。でも今回はそれでいいんです。受賞は考えません。
嘘です。
カクヨムコンみたいなコンテストなら受賞や読者選考通過を目標にして応募するのが当たり前です。私だって受賞したいです。でも、ヒロインを美人や美少女にしたくありません。ちょいブスくらいの偶然隣にいてもちっとも意識しないような女性をヒロインにしたいんです。
ただし、ちょいブスでもブサ可愛いという分野があるので、あまり可愛くないってのも付け加えたいです。よく言われて「愛嬌があるね」くらい。平均よりも下。
どうしてこんなことに拘るのかというと、容姿とか性格とか話し方とか全ての要素を総合的に見て魅力的な女性が書けたら、それは大きな武器になると思うんです。だから今回は読者選考を通過できれば大成功。いや、面白かった。という感想がもらえたらそれで満足することにします。
もちろん、もしかしたらという希望は捨てませんがね。でもやっぱり小説書くの上手くなりたいじゃないですか。だから受賞を狙うのはカクヨムコン6以降にしようと思います。今回はとにかく美少女じゃ無くても魅力的な女性キャラを書くこと。これ一点に絞ります。
長々と語ってしまいましたが、ヒロインの顔の醜美は定まりました。あとは適当に特徴をつけ足します。
ヒロインの顔:ちょいブス、やや豚鼻で可愛いほうではない、笑えば愛嬌がある
今回のヒロインはこれで行こうと思います。
ちょっと余談ですが、もしこんなヒロインで書籍化になったら絵師の人はどうするんでしょうね。『ちょいブスか、ちょうどいいブス。でも魅力的な女性』って描くの難しいと思うんですよ。ちょっとレベルを上げてブサ可愛い女の子でも難題だと思うのに……って、余計なことは考える必要ないですね。
今回はココまでにします。次回はヒロインの顔以外の部分を決めたいと思います。
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