19.5 世にも奇妙な静流さんの物語

『主な登場人物』

草薙静流くさなぎしずる

生徒会書記

普段はクールで無口(リゼットの2倍)だけど、本性は人懐っこい(胡桃の3倍)

着物にかんざしと和傘、そして日本刀を標準装備


奈瀬深雪なせみゆき

新任教師

1年2組副担任と第2女子寮の寮監を兼任

担当教科は水魔法の実技

 ***


「しおんちゃ〜ん。りんかちゃ〜ん。みんなどこに行っちゃったの?」


 ピンチです。

 大ピンチです。

 ピンチすぎるピンチです。

 どのくらいのピンチかというと、9回の表に逆転ホームランを打たれた後に、ノーアウト満塁が続くくらいのピンチです。

 こうなったときの凛花ちゃんの燃え上がったテンションは誰にも止めらません。

 あれっ、何の話でしたっけ。


 そうそう、ピンチでした。

 夜になったのに生徒会ハウスに、紫苑ちゃんも凛花ちゃんも帰ってきません。

 2人とは別行動が多いけど、夜になれば帰って来るのが日課です。

 なのに! なのに、今は私1人だけです。

 自慢じゃないけど、私は1人だと怖くて寝られないです。

 いつもなら、紫苑ちゃんか凛花ちゃんのお布団に潜り込んで、朝まで一緒に眠ります。

 ちなみに実家では、従妹の胡桃が一緒に寝てくれました。

 私を1人にするなんて、2人とも職務怠慢です。

 帰ってきたらたくさん甘えてやります。

 とりあえず本当に2人がいないのか、生徒会ハウスを探索してみましょう。


 生徒会ハウスは1階が仕事のためのスペースで、2階が役員たちの居住区になっています。

 2人とも自分の部屋にはいなかったし、残りの空き部屋は鍵がかかっています。

 となるとまだ1階で、仕事をしているのかもしれません。

 1階の部屋は日常的に使う事務室、ベッドのある談話室、20人近く座れる会議室、そして紫苑ちゃんのカラオケルームです。


 階段を降りるとすぐにエントランスに繋がり、3つの部屋への扉がそれぞれあります。

 えっ、ひとつ足りないですか?

 隠し扉の話はまた今度です。


 事務室の扉を開けると、真っ暗でした。

 照明を点けると綺麗に片付いた机と、資料がたくさん詰まった棚が並んでいます。

 残念ながら人の気配はありません。


「しおんちゃん。りんかちゃん。いないの?」


 試しに呼んでみましたが、やはり返事はありません。

 事務室には誰もいないようです。

 いつも通り伊藤さんの霊が本棚に挟まっているだけでした。

 2人がいないことが分かったので事務室を後にしましょう。


 次に談話室の扉を開けるとやはり真っ暗です。

 ここにはお茶を飲みながら、お菓子を食べるためのテーブルに、仮眠用のベッドがあります。


「しおんちゃん。りんかちゃん。隠れてないで、出てきてよ」


 やはり返事はありません。

 明かりが灯っていない部屋から返事があったら、逆に怖いです。

 とりあえず、ここにもいないことが確認できました。

 談話室のテーブル上で、伊藤さんの霊がスクワットをしていたのは、いつものことなので、気にしてはいけません。

 中まで入ることなく、談話室を後にしました。


 最後に会議室の扉を開くと、床にボロ雑巾がたくさん転がっていました。

 入学式の日にみんなで大掃除したけど、それからのお掃除は当番制です。

 雑巾は縄で縛ってまとめて、明日の廃品回収までここに置いておきます。


 その後の雑巾ですか?

 ちゃんとリサイクルしますよ。

 資源を無駄にしたら、地球さんに怒られてしまいます。

 雑巾は漂白したあとに『紫苑・最高』とプリントするそうです。

 他には、『紫苑・美人』『紫苑・天才』『凛花・格好いい』等があります。

 プレミアで『静流・神』があるそうですが、何回ガチャを回しても出てきません。

 とりあえず、会議室には誰もいませんでした。

 本当に誰もいませんよ。


 どうしても最後のひとつが気になりますか?

 でも夜にあの部屋に入ってはいけません。

 凛花ちゃんのあんな姿、見たくありませんでした。

 トラウマものでした。


「しおんちゃん。りんかちゃん。私を1人にしないでよ!!」


 エントランスで大声を出しても、やはり返事はありません。

 それぞれの実家の事情や第5公社の仕事で、帰らないときはあるけど、2人が同時にいないのは、ここで暮らすようになって初めてです。


 2階に戻り、もう1度紫苑ちゃんの部屋に来ました。

 もしかしたら何か手がかりがあるかもしれません。

 お部屋の大きさは、寮の4人部屋と同じ大きさです。


 居間の壁には、等身大サイズの紫苑ちゃんの選挙ポスターが貼ってあります。

 このポスターは紫苑ちゃんを生徒会長に推すときに、学校中に貼ったけど先生に叱られて、全て剥がすことになりました。

 あのときは反省ばかりでした。

 やはり瞬間接着剤や釘ではなく、両面テープや画鋲を使うべきでした(注:瞬間接着剤を紙や布に使用したら発熱の恐れがあります)。

 剥がしたポスターはぼろぼろになってしまったけど、まだたくさん在庫が残っています。

 ちなみに1枚だけこっそりネットオークションに出品したら、各国の諜報機関がこぞって入札して、とんでもない額になりました。

 たしか香織という珍しい名前の人が競り落としたけど、どうせ偽名だと思います。

 珍しくないですか?


 あっ、フリガナを忘れていました。

 香織フレイバーさんでした。

 ステイツの方でしょうか。

 私の中での勝手なイメージですが、金髪のキャリアウーマンです。


 とりあえずそのときに得たお金で買ったのが、星が4つ印された橙色の玉です。

 7つ揃えるとドラゴンスレイヤーに挑戦できますが、レーダーがないと意味がないそうです。

 大金でこんなガラクタを買ってしまったことは、みんなには内緒ですよ。

 そういえば、生徒会はバトル・ロワイアル方式なのに、なぜ私たちは選挙ポスターを貼ったのでしょうか。


 おっと、ポスターの横にカレンダーがあります。

 今日の予定は何か書いてありますか……


 そこに書いてあったのは、驚愕であり絶望。

 長い夜、そう闇の世界の始まりでした。


 紫苑ちゃんのカレンダーには、今日から3日間が赤枠で囲われて『林間学校(轟)』と書かれていました。

 いったい何にとどろくのでしょうか。


 いえいえ、それよりも林間学校です。

 林間学校ですよ!!

 2人とも明後日まで帰って来ません。

 つまり今夜はこの広い生徒会ハウスに私1人です。

 そんな寂しい、いえ怖い、いえいえ寒いことなんて耐えられません。


『!』


 そうです。

 いいことを思いつきました。

 もうひとつのおうちがあるじゃないですか。


 今着ているのはパジャマの代わりの浴衣ですが、そのまま出歩いても大丈夫だと思います。

 学生証を取り出し、携帯していることを確認しました。

 これがないともうひとつのお家に入れません。

 最後に紫苑ちゃんから渡された指輪です。

 傘や刀を身に付けなくても、この指輪だけは常に離してはなりません。

 素足のまま草履を履いて、いざ出発です。


 生徒会ハウスを出ると、ひんやりとした空気が肌を撫でてきました。

 春の夜はまだ少し冷えます。

 目的地に向かう前に少し寄り道です。

 向かう先は、生徒会ハウスのお庭にある犬小屋です。

 高さが1メートルもあって、屈めば大人1人が入れる大きな小屋です。

 日曜大工で作った力作で、このとき私と紫苑ちゃんの指が真っ赤に腫れ上がりました。

 器用な凛花ちゃんがうらめし、いえ、うらやましいです。


 小屋には大きく、『リルの家』と書かれてあります。

 でもお家の中には、誰もいないようです。

 今日もリルちゃんはお留守ですか。

 リルちゃんは紫苑ちゃんのペットです。

 大きな牙に、長いたてがみ、そして細い四肢。

 どう見てもオオカミさんなのに、紫苑ちゃんはワンちゃんだって言い張っています。

 そして犬小屋を作りましたが、首輪も紐も付けずに放し飼いです。

 リルちゃん曰く、ペットのお仕事は週休6日だそうです。

 えっ、なんでリルちゃんの言葉が分かるのかですって?

 それは紫苑ちゃんのペットだからとしか説明できません。

 リルちゃんもいないみたいなので、1人で目的地を目指しますことにします。


 おっと、生徒会ハウスの敷地の門の前で、念仏を唱えている伊藤さんの霊に会釈してから出発です。


 ***


 終わったー!

 私は両腕を上げて、目一杯伸ばした。

 寮の監督室にて、今日の事務仕事をようやく終えた。

 実技教官だからといって、授業だけこなせばいいのではなく、多くの雑務がある。

 もちろん魔法は得意だが、書類仕事の方は効率よくこなせず、頻繁に自室に持ち帰っている。


 高校卒業と同時にライセンスを取って、2年間の現場経験を経て、憧れの東高の教職に採用された。

 異例の若さでの教員採用ということで、風当たりは強いが、同じクラスで担任をしている後藤さんが気を回してくれている。

 どんなに大変でも、これは私の夢の第一歩だ。

 かつて多くの優秀な魔法使いたちを育成して世に輩出したガウェイン導師のように、微力ながら私も学生たちの力になりたい。


 新任教師にいきなり寮監の仕事は荷が重く感じるが、早く慣れるようにとの学校側の配慮らしい。

 今年1年は、寮の監督室で寝泊まりすることになる。

 生徒たちと身近に接することができるので、大変でもやりがいがあると思っている。


 私と比べて2から5歳の年の差だが、女子高生たちの熱気はすごくて、寮は毎晩ガヤガヤしている。

 このあたりはエリート揃いの東高でも変わらない。

 特に監督室は1階にあり、生徒たちが階段を降りて大浴場に向かう際に部屋の前を通過するので、騒ぎ声が絶えない。

 しかし今は1年生全員と、上級生数名が林間合宿に行っているので、寮の中は静かなものだ。

 私としてみればこのくらいの方がいいけど、いざ静かになってみると少し寂しく感じる。

 机に向かう前にシャワーを済ませて、パジャマに着替えておいたので、あとはゆっくりと休むことができる。

 パジャマは紺色の落ち着いたもので、同期からは色気が足りないと言われたが、教師なのだから生徒たちの模範にならなければならない。


 カタッ。


 何でしょう。

 突然、物音がした気がした。

 まだお風呂に入る学生がいてもおかしくない時間だが、廊下の外の方から声や足音は聞こえてこない。


 スタスタ。


 やはり何か物音が聞こえる。

 私もライセンス持ちの第1公社の魔法使いだ。

 先月まで現場にいた身で、勘は衰えていない。

 部屋の外に何かがいる。

 疑念はすでに確信へと変わっている。

 私はその場で立ち上がり、警戒しながら部屋の外へと意識を向ける。


 どうやら相手は気配を隠しているようだ。

 寮生が廊下を通ったのならば、わざわざ気配を隠蔽する必要がない。

 そうなると部屋の外にいるのは、外部からの侵入者で生徒に危害を加える可能性だってある。

 私は閉じたドアの前に立ち、魔法で生成した水を足元に垂らした。

 そのまま水と感覚をリンクさせ、少量をドアの隙間に通して外の様子を探る。

 しかし何も感知できない。

 どうやら廊下には誰もいないようだ。

 少なくともドアを開けた瞬間に攻撃を受けることはなさそうだ。

 覚悟を固めると、すぐに部屋の入り口を開けた。


 魔法で知覚できなかったように、廊下には誰もいなかった。

 まだ消灯時間前なので、寮の中は明るい。

 監督室から廊下に出たら、玄関まで見渡すことができる造りになっているが、人影は一切見えない。

 玄関から監督室の前まで来て、すぐ曲がった先に大浴場への入り口があり、そちらの方から生徒の気配がしてきた。

 パジャマ姿の生徒が暖簾をくぐって現れた。


「あれっ、深雪ちゃんじゃん。どうしたの?」


 着任から2週間、すでに深雪が定着してしまった。

 生徒たちからの親しみが込められていて嫌いじゃないけど、もっと威厳のある教師になりたいのに。

 いえいえ、弱気はダメよ。

 深雪、ファイトー!


 それよりも彼女はたしか2年生の渡辺さんだ。

 水魔法の授業を履修していない生徒だが、この寮の学生たちの顔と名前は必死に覚えた。


「渡辺さん、こんばんは。廊下で物音がしたけど、何か心当たりはないかしら?」

「もしかして部屋の中にいて、外で気配がしたから廊下に出て来たのですか?」


 たったひと言ですぐにここまで具体的な状況を推測するとは。

 渡辺さんはかなり頭の回転が早いようだ。


「深雪ちゃん。この寮では珍しくないことですよ。だって……この建物出ますから」

「出ますからって、なにが?」


「そりゃ、言わなくても分かるでしょ。たぶんもう部屋にとり憑いていますよ。ドアの外で気配がして、住人が確かめるために廊下に出たら、その隙に入り込むのが手口ですから」


 いきなりの具体的な情報に私はパニックになりそうだ。

 お化けとか無理だよ。

 自慢じゃないが、私はお化けが苦手だ。

 お化けと戦うくらいならば、魔獣の群れに1人で突撃した方がマシだ。

 幽霊付きの物件だなんて、知らされていない。

 しかも現在進行形で、私の部屋にいるですって?!


「それじゃあ、深雪ちゃん。また明日」


 そう言い残して、渡辺さんは階段を上がって行ってしまった。

 ちょっと待って、私を1人しないでよ。

 声になりそうになったが、必死に堪えた。

 お化けが苦手だなんて、生徒たちに知られたくない。


 振り返ると監督室のドアは閉まっていた。

 たしか私が出るときに自分で閉めたはずだ。

 ドアノブに手を添えて、少しだけそっと開けて、心臓の鼓動を抑えながら中を覗いた。

 変哲のない私の部屋だ。

 ゆっくりとドアを開けて、中を確かめるが何もいないように見える。


 そもそも霊が見えるのは、魔力が見えるのとベクトルが異なる。

 実際に遭遇したことはないが、強い霊ならば魔力を帯びているらしいので、魔法使いならば気配を察することができるらしい。

 しかし魔力を持たない場合は、特殊な技能がないと、こちらから相手の存在を知覚することは困難だ。

 部屋の入り口で、じっと立っているわけにもいかないので中に入り、ドアを閉めた。

 私は閉めたばかりのドアに背中を預けた。

 何もないはずの後ろが妙に気になって仕方がない。

 部屋全体を見渡すことと、自分の背後を振り返ることを何度も繰り返したが、結局何も現れなかった。

 今にして思えば、渡辺さんが私をからかっただけかもしれない。

 やはり教師として、まだまだ威厳が足りないようだ。


 寝る前に寮の中を巡回したが、結局怪しい気配はなかった。

 どうやら私の勘違いだったようだ。

 そう思いベッドの中に入って、すぐに夢の世界へと旅立った。


 ***


 朝日が射す前に目が覚めてしまった。

 渡辺さんに脅かされたせいで眠りが浅かったようだ。

 中途半端な起き方をしてしまったようで、頭がズキズキする。

 枕元に置いてある時計を見ると夜中の3時だ。

 まだ寝ていられる。

 半分意識が朦朧としながらも再び夢の世界へ出航しようとするが、何か違和感を覚えた。

 布団以外の何かが私の体に触れている。


 急に目が冴え始めた。

 布団の中に何かがいる。

 私の足に触れている。

 さらに何かが私の下腹部を掴んできた。

 そして啜り泣く声が聞こえてきた。


「……ちゃん。……ちゃん」


 もしかして本当に私の部屋に取り憑いているの?

 このまま寝てしまうのが楽なのかもしれないが、好奇心に敵わず、恐る恐るゆっくりと布団をめくった。

 そこにあったのは、浴衣に黒髪の“等身大サイズのニホン人形”が私の体を抱きしめいていた。


「ひー!!」


 あまりにも驚いて、声にならない悲鳴をあげてしまった。

 ニホン人形の顔が黒い髪の毛で隠れていたが、私は手を伸ばして、その髪をかきあげた。

 そこにあったのは、想像していた能面のような顔ではなく、見覚えのある綺麗な少女の寝顔だった。


「しおんちゃん。りんかちゃん」


 少し寂しそうな寝言だ。

 この子はたしか生徒会の草薙さんだ。

 陰陽師の家系でありながら、校内随一の水魔法の使い手で、私の授業にも参加している。

 彼女の本気を目にしたことはないが、潜在能力は私よりも優っている。

 軽く嫉妬することもあったが、ベッドの上ですやすや眠る姿はとても愛らしい。

 いつもは無口で無愛想な彼女に、こんな一面があったとは。

 可愛いお化けさんがいたものだ。


「むにゃむにゃ、伊藤さんの霊が本棚からこっちを見ています。むにゃむにゃ」


 えっ、いま霊っていったかしら。

 寝言よね。

 言われてみたら、本棚から何か視線を感じる。

 草薙さんは陰陽師の家系なので幽霊が見えていてもおかしくない。


「ちょっと待って。草薙さん冗談よね?」

「むにゃむにゃ。伊藤さんの霊がスクワットしています。隣の伊藤さんの霊は念仏を唱えています」


 伊藤さんの霊って複数いるの!

 スクワットって、お化けに足あるの?

 そしてお化けが自分から念仏唱えたら駄目じゃん。

 その前に伊藤さんって誰なのよ?!

 いやでも、言われてみたら上下運動している視線と、ボソボソと何か聞こえてくる気がしてきた。

 気のせいだよね。

 ただの寝言だよね。

 草薙さん、寝言だって言ってよ。

 本棚にテーブル、そして居間へのドアから3つの視線を感じる。

 現場で鍛えた勘が憎らしい。


「草薙さん。起きてよー!」

「Zzz」


「私を1人にしないでー!!」


 ***


 よく眠れました。

 伊藤さんの霊が憑いて、いえ、付いてきてしまったようです。

 どうやら深雪先生の部屋が気に入ったようですが、害はないので当分そのままにしておきます。


 ***

『おまけ』

【お姉さんキャラの属性まとめ】


工藤凛花(副会長)

ボーイッシュな熱血系お姉さん


草薙静流(書記)

クーデレな和装お姉さん


フレイ(ステイツの上司)

仕事のできる逆セクハラお姉さん


クレア(ステイツの科学者)

好奇心旺盛な科学系お姉さん


奈瀬深雪(新任教師)

頑張り屋な可愛い系お姉さん


ローズ・マクスウェル(吸血鬼の真祖)

母性と狂気を併せ持つ吸血お姉さん


九重紫苑(偉大なる会長様)

絶対強者系お姉さん


由樹「やっぱり静流お姉さんが一推し!」

蓮司「俺は深雪ちゃん派かな。一生懸命な女の子は応援したい」

芙蓉「もちろん会長一筋(と言っておかないと後が怖い)」


***

『あとがき』

いかがでしたか。

今回はツッコミが不在だったので、いつもと異なる作風だったと思います。

いくつのネタを拾えましたか。


おまけでは、これまで登場したお姉さんキャラの属性を並べてみました。

これだけを見ると会長様がメインヒロインでいいのでしょうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る