緊迫感のある回でした。
前座の魔獣狩りも無言の中にも狩りらしい雰囲気が伝わりましたし、細かい描写に実況感を感じました。
工藤先輩の殺気については、仲間とか共闘とかがぶっ飛んでしまうくらいの激しさを感じました。
結局自分1人で対処しなくてはならない厳しさの中にいるのだと実感しました。
気の抜けない学園生活なのだと思い知らされたエピソードでした。
作者からの返信
亜逢 愛様
いつもコメントありがとうございます。
魔獣相手に奇襲を行う戦闘シーンでは、会話を全く挿入できませんでした。
変わりに狩りの瞬間を演出させていただきました。
楽しい学園生活でありながらも、エージェントとしての顔を捨てる訳にはいかない芙蓉くんです。
紫苑さんを守るという点に関しては、目的が一致している3人ですが、信頼関係を構築しきるのはまだ先のようです。
格闘技に縁がなく、他人から殺気を向けられたことがたぶん一度もない人間からすると、「殺気って、『戦い』を知らない人は気づけない一方で、玄人は強烈に感じ取るような、そういう類のものだったのか」というのが率直な感想です。「戦い」は早い話が「殺し合い」な訳ですが、人類史は戦いの歴史というだけあって、奥が深いんですね。
以下、細かい点です。
・「そこは比較的平地な場所で、木を切り倒して、山を開いてある」→「平坦な場所」。
・「小屋がいくつか建ってあるが、1年生を全員収容するスペースはないので、自分たちで天幕テントを張る必要があった」→「建ててある」あるいは「建てられているが」。
・「テントを張るスペースはクラス、班ごとに綺麗に整列されており、9班の男女ふたつをそれぞれ隣に立てる事になる」→「クラス、班ごとに均等に割り振られており、それぞれの班が男女ひとつずつのテントを隣同士で建てることになっている」。
・「男女のテントが隣ということに少し疑問を感じたが、女子のテントの設営に同じ班の男子が手伝うようにという意図だろう」→「テントが隣同士ということに」。また、「設営を同じ班の」。
・「ちなみに携帯電話のGPSは機能停止しているが、学生証で霊峰内限定だが位置情報を知ることができる」→「学生証を使えば霊峰内限定で」。
・「そのため似た特徴を持つ動物で例えれることが多い」→「動物に例えられる」。
・「後攻のリズの方が、俺よりも余分に距離を離している」→「後行」。また、「距離をとっている」。
・「同時ではなく俺が先攻するのは、その方が連携しやすいためだ」→「先行するのは」。
・「合図と同時に攻撃した場合は様々な不測の事態を招き兼ねないが、俺が一匹を仕留めて、こちらに気を回したもう1匹を後方からリズが仕留める方がシンプルだ」→「仕留めればシンプルだ」。
・「強化された足は、3メートルを超える歩幅ストライドを平然とこなす」→「強化された足は、3メートルを超えるストライドの走りを平然とこなす」。また、この部分では文末の「。」が抜けていました。
・「戦いに身を置く人間ならば、相手の心臓を狙うのは常套手段なので、何度も体に染み込むまで訓練する」
・「敵に回すと厄介だと思っていたが、俺の中で危険度を一段高めた」→「俺の中で危険度が一段上がった」あるいは「俺は警戒度を一段上げた」。
・「魔獣を多く倒したところで、東高の成績に加点されても、由樹がやっているRPGみたく経験値が貯まってレベルアップなどはない」→「加点されることはあっても」。
・「会長と始めて会ったときの圧倒的な殺気に比べたらまだましだが、この人が俺やリズよりも格上だと納得させられてしまう」→「会長と初めて会った」。
・おまけ「そしてゴーレムの行動パターンを決めるスクリプトの腕はピカイチ」→「スクリプト構築の腕は」。
長文失礼しました。
作者からの返信
あじさい様
いつもコメントありがとうございます。
殺気の反応や種類については、完全に想像上のものです。
ファンタジーなので許してください。
一応、ここでの殺気についての考察は、今後の伏線の1つになっております。
ベースキャンプに辿り着いた9班。
第1公社の研究施設もあるのですね。
結界も完備。しかし吸血鬼に対してはどうなのでしょう。
男女のテントが隣。由樹くんがよこしまな考えを抱いていませんように。
紫苑ちゃんに連れ去られた胡桃ちゃんが無事で良かったです。胡桃ちゃんは私が守る。
最強の天幕。紫苑ちゃんならとんでもない物を作ってしまいそうですね。
凛花さんはてきぱき説明してくれてかっこいいですね。
芙蓉くんとリズちゃん。まさかの同盟コンビからのスタート。
芙蓉くんは紫苑ちゃんの相手をしたり実習をしたり色々と忙しそうで大変ですね。
バットケースを肩にかける凛花さんのなんと凛々しいことか。男前。
由樹くんの『お土産よろしく』に笑いました。林の中のお土産とは。
レーダー代わりの学生証。ロマンですね。
魔獣にもそれぞれ正式名称があるのですね。下位の魔獣は動物に近いと……ふむふむ。
チャットアプリと魔法が混在する世界観。
現代版ファンタジーと言った感じでいいですね。
魔獣との戦闘。リズちゃんはやっぱりかなりの戦闘上級者。彼女が芙蓉くんと敵対する時は来るのでしょうか? 来ないことを祈っております。
魔獣を討伐できて一件落着、かと思えば凛花さんの放つ殺気。
芙蓉くん、早くもピンチです。
凛花さんの大切な人を守るという覚悟は相当な物なんですね……。
彼女の見せた冷ややかな一面。
凛花さんも芙蓉くんにとっての脅威になりそうです。
おまけ。
生徒会三人娘の師匠が気になります。
凛花さんのお約束! 可愛い物好き、ベッドにはぬいぐるみが沢山! 最高じゃないですか、凛花さん可愛い! 少女趣味な凛花さん大好きです!
しかもお金持ちのお嬢様とは……好き……。
二章は凛花さんのターンということで、凛花さん推しの私はワクワクしながら読んでいきたいです。
次回の蓮司くんのターンも楽しみです!
これからも追いかけさせていただきたいと思いますね!
では失礼しました!
作者からの返信
小金井はらから様
いつもコメントありがとうございます。
ご指摘の通り結界や魔獣がある一方で、スマホやタッチパネル方式の学生証といった現代テクノロジーのあるファンタジーです。
全員で魔獣討伐をさせたかったですが、林の中での乱戦を7+1人分描写するのは難しいので、ゴーレム戦で紹介を済ませて、数名ずつで戦う設定にしました。
ゴブリンやオーク、オーガのような魔獣も書きたいところですが、全てがテンプレ通りではありません。
名称不明の魔獣だっております。
そして鮮やかに倒す芙蓉くんとリズちゃんでしたが、凛花さんから目を付けられてりまいました。
そして紫苑ちゃんがあまり説明のない凛花さんについて解説をしてくれました。
生徒会三人娘とはいいフレーズですね。
そのうち使いたいです。
3人に身体強化を教えた師匠はそのうち現れます。
もしかしたら芙蓉くんも弟子になるかもしれません。
ぜひ今後もお楽しみください。
体調崩れて来たので、読み方を変えて、一気に拝読させて頂きました。
高速道路の移動手段が気になる会長様ですが……それはおいといて。
次からは通知が来る度にゆっくり拝読させて頂きます。(体調崩れて来ているので、すぐには読めないかも知れませんが💦 あ、体調崩れるのは、私の体質です。ひどい時には月二回くらい崩れますので……半月潰れることも💦 今回は良い方です)
作者からの返信
森園珠子さま
一気に読んでいただき、たくさんのコメントありがとうございました。
会長の移動手段は、秘密です。
帰りにわかるかもしれません。
体調の悪い中、読んでいただいて感謝ばかりです。
まだまだ続くので、ご期待ください。
番外編ではめぐるちゃんのお便りを採用させていただきました。
明日か、明後日には投稿します。
今後もよろしくお願いします。
敵に回すと厄介だと思っていたが、俺の中で危険度を一段高めた。
→リズからすると魔法を使ってすらないように見えて危険度測りかねてるでしょうね。「魔法狩り」と知っていても何らかの魔法だと思ってるでしょうし。
機△戦士型
→あれはルナチタニウム合金という素材で・・・え?聞いてない?
作者からの返信
クロンさま
いつもコメントありがとうございます。
リズ側はどうなのでしょうね。
言葉通りならば、生徒会役員と対立する意思はなさそうです。
芙蓉と接触した時点である程度調べているとは思いますが、直接見たのは身体強化だけですね。
感情表現の乏しい彼女の視点を書くことになるのは、先延ばしさせてください。
「ルナチタニウム合金」
初めて知りました。
ありがとうございます。
工藤先輩は形だけ真似て、素材は違うと信じたいです。
まだまだ続くので、今後ともよろしくお願いいたします。
ごきげんよう、プロの凄みが実感できる物語、ありがとうございました。
ふたりとも、さすがの冷静さでしたね。
確かにこんなふたりを見せつけられたら、工藤先輩じゃなくても唯の学生ではないと気付くでしょうね。
そしてプロのエージェントだと見抜いた(はったり、なのかしら? いえ、確信してそうですね)上で尚、圧をかけてくる工藤先輩がいっそう凛々しかったです。