16 警告
『まえがき』
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『あらすじ』
林間合宿は魔獣退治
9班メンバーは癖がある?
ベースキャンプを目指す。
***
俺たち9班は霊峰のベースキャンプに辿りついていた。
一般的なキャンプ場に近いイメージだ。
そこは比較的平坦な場所で、木を切り倒して、山を開いてある。
地面は草で覆われていて、今の時期ならばまだ芝生と呼べるかも知れないが、夏になったら辺り一面雑草だらけで、足元が見えなくなりそうだ。
川というほどではないが、近くには水が流れている。
小屋がいくつか建っているが、1年生を全員収容するスペースはないので、自分たちで
小屋には、テントの骨格や火を焚くための木材が収納されている。
またコンクリートで仕切られた調理用の火起こしスペースは、班の数以上にあり雨よけの屋根と簡易の照明まで設置されている。
素人がキャンプするのに必要な標準的設備は、全て揃っているという印象だ。
さらに少し歩くと、ベースキャンプの端の方に第1公社の研究施設がある。
電気も水もガスもあるが、自家発電に貯水タンクそしてプロパンガスによるものなので、俺たちはその恩恵をほとんど受けられない。
唯一電力の一部を照明に回してくれただけでもありがたかった。
ちなみにこのベースキャンプには結界が張ってあり、魔獣は本能的にこれを嫌がる。
この結界の効果のひとつとして、原理は分からないが、俺たちのスマホのGPSが機能していない(通話は可能)。
テントを張るスペースは班ごとに決まっており、それぞれの班が男女1つずつのテントを並べて建てることになっている
男女のテントが隣同士ということに少し疑問を感じたが、女子のテントの設営を同じ班の男子が手伝うようにという意図だろう。
そのことを説明されたときに由樹が鼻息を荒くしていたが、きっと登山で疲れただけだろう。
俺は親友を疑ってなどいない。
俺たちが設置するテントはロッジ型で、シートを敷き、基本となる骨組みを建てた後に、その上から布を被せて、飛ばされないように地面にペグで固定すれば完成だ。
事前に説明されていたが、工藤先輩からこれからの予定を再度通達された。
「日が傾く前にテントを設営して、夕食の準備を行う。それと並行して、魔獣討伐の実習を開始する。課題遂行のペースは私に一任されている。魔獣の出現区域は林の中で、慣れない環境での戦闘になるので、いきなり全員で入るのはリスクが大きい。指名した2、3人と私で突入する。残されたものはここでの作業を継続するように」
ちなみに会長に連れ去られた胡桃も俺たちに合流している。
会長は『誰にも負けない最強の
最強の天幕ってなんだよ。
そして工藤先輩が最初のメンバーを選出した。
「最初は高宮とリゼット、お前たち2人からだ。他のものはテントの設営から着手するように」
俺とリズが指名された。
班の中で入試の成績が、トップと最下位だからなのか。
工藤先輩がどのような基準で、俺とリズを指名したのかはわからないが、早く終わらせないと会長様の機嫌が悪くなりそうなので、ちょうどいいかもしれない。
先ほどまでの行軍と違って、戦闘に必要な最低限の荷だけを準備して、後は置いて行く。
ちなみに携帯電話のGPSは機能停止しているが、学生証を使えば霊峰内限定だが学生同士の位置情報を知ることができる。
これがあれば、遭難の心配はない。
俺は荷物を天幕設置予定の場所の周辺に降ろすと、後は蓮司と由樹に任せた。
スマホ、学生証とサバイバル用のマルチツールをジャケットのポケットに入れた。
マルチツールとは折りたたみ式のナイフやハサミ、ノコギリ、缶切り、コルク、フック、ドライバー、ペンチなどがひとつにまとまっている道具だ。
サイズは小さく、強度もあまりないが、装備が制限された環境下では、意外なところで役に立つ。
ステイツの軍用品は目立つので、一般に売られているものを持ってきていた。
無手の俺に対して、工藤先輩はバットケースを肩に掛け、リズはレイピアを腰に差していた。
山に入るのだから、水筒くらいは持って行った方がいいかもしれないが、そんなに時間は掛からないだろうし、魔獣との戦闘では邪魔でしかない。
前を行く工藤先輩の後ろに付き、みんなとは1度離れる。
「芙蓉、頑張れよ」
「お土産よろしく〜」
「リズ、気をつけてな」
「ファイトなのです」
「頑張ってね」
いや、お土産ってなんだよ。
彼なりの激励のつもりなのだろうか。
ベースキャンプは、魔獣が発生する領域の手前にある。
ここまでの登山路は2経路あり、それなりに整備されていた。
しかし今から入ろうとしている道は、道とは呼べない。
林の中を強引に進むようなものだ。
木々で視界が悪く、たしかにここに9班全員で来ると、工藤先輩でも面倒を見きれない。
「ここからは学生証で位置を確認しながら進むぞ」
彼女の指示に従い、俺たちは各々の学生証を取り出す。
何も書かれていない薄いカードだが、触れると画面が立ち上がる。
基本情報が浮かび上がった後に、もう一度触れるとメニューが現れて、そのうちから地図を選択する。
地図と言っても、そんなに詳しいものではない。
どちらかと言うと、レーダーの画面のようなイメージの方が正しい。
自分の位置を中心に9班のメンバーとそれ以外の学生の位置が表示されているだけだ。
中央の青色と黄色の点、これはリズと工藤先輩のものだ。
そして少し離れた位置に5つの青色の点が集中している。
これは蓮司たちを表している。
そしてそれ以外の学生は赤色で示されている。
「ここの魔獣は弱く、好戦的な個体は少ない。大人数で押しかけると逃げられてしまう可能性がある。他の学生と離れた場所を探索した方がいい」
工藤先輩の言葉に従って、赤い点の少ない方向を目指して、魔獣の領域へと侵入した。
***
俺、リズ、工藤先輩の順に1列縦隊で進行していた。
これは特に細かい打ち合わせはなく、単純にポジションに従っている。
工藤先輩は作戦について、俺たちで決めるように指示した。
そして俺はシンプルに1列縦隊で獲物を探索し、奇襲をかける作戦を提案し、リズもそれに同意した。
前衛・ブロッカーの俺が索敵も兼ねて最前列、敵が現れた場合に攻撃を担当する前衛・アタッカーのリズがすぐ後ろ、ゴーレム創生などタイムラグのある遊撃の工藤先輩が後方だ。
奇襲を前提としているので、周囲に気を配りながら、足音は最小限になるようにゆっくりと歩いていた。
魔獣の発生区域を歩き出して10分、早くも俺は気配を感じ取った。
俺は手の腰の横へと下ろし、ハンドシグナルで停止の合図を後方2人に送った。
呼吸をゆっくりにし、空気中から吸収する魔力の振り幅の波を安定させる。
得られた魔力は全て視覚に回すように念じて、ターゲットを探すと、木々の影に見え隠れするが、2匹の獣の影を捉えた。
静かに俺の真後ろまで詰め寄ったリズと工藤先輩に、小声で報告した。
「(前方に魔力持ちの4足歩行、小型の獣が2匹。おそらく犬型です)」
魔獣にはそれぞれ学術的な正式名称があるが、こういう小者の場合、現場の方ではあまり気にしない。
動物型の魔獣の多くが、魔力を持つこと以外は、地球での進化の過程に従った動物と大して変わらない。
そのため似た特徴を持つ動物に例えられることが多い。
以前、俺がステイツで戦ったベヒモスクラスになると、動物で表すことが難しいが、下位の魔獣は大抵似た動物がいる。
工藤先輩が物音を立てずに、スマホを取り出し、手早く打ち込んだ。
俺たちは事前にスマホをサイレントモードにして、チャットアプリを開いた状態にしていた。
不用心にも思えるかもしれないが、魔獣には魔力の流れに敏感な個体は多いが、電波を傍受するタイプは少ないので、通信は電子機器に頼った方が良い。
『左を芙蓉、右をリゼット、先攻は芙蓉』
俺とリズは1度だけ、工藤先輩と視線を合わせた。
それだけで、十分だ。
このやりとりは、事前に決めてあった作戦パターンを確認しただけだ。
獲物が1匹の場合、2匹の場合、それ以上の場合、そして大型の魔獣と遭遇した場合の4通りを想定して簡単な対応を決めていた。
俺とリズは二手に分かれて、ゆっくりと回り込んだ。
これから行うのは、肉食動物による草食動物を狙った狩りだ。
瞬発力ならばこちらが上だが、走り始めて1度距離が離れてしまうと、下手に追いかけるよりも、他の獲物を探した方が効率的だ。
そのため、ギリギリまでは気づかれないように静かに接近する。
俺とリズは、ターゲットの視界に入らないように後ろから距離を詰めていった。
魔獣はグレーの毛並みで、ジャーマン・シェパードに似ている。
本来ならば、ニホンの山にいるはずのない生物だ。
一説では、魔獣は魔界からやってくるとされている。
他には、魔力による突然変異などとも言われている。
しかし魔界に行って帰って来た人間も、突然変異に立ち会った人間もいない。
少なくとも奴らは、魔力を持ち、子孫を残せないという共通した特徴がある。
ターゲットの10m後方に俺が、逆側にリズがそれぞれ配置についた。
後行のリズは、俺よりも余分に距離をとっている。
同時攻撃ではなく、俺が先行するのは、その方が連携しやすいためだ。
合図と共に攻撃した場合は様々な不測の事態を招き兼ねないが、俺が1匹を仕留めて、こちらを警戒したもう1匹を後方からリズが仕留める方がシンプルだ。
前提条件として、俺が失敗してはならないという問題があるが、配置についた時点ですでにクリアしたも同然だ。
リズの方が離れた位置にいるのは、後攻の彼女が先に気づかれるわけにはいかないのと、俺が行動したらすぐ後に助走をつけて飛び出すためだ。
ターゲットが振り向かないか背後からその首元を眺めながら、再び呼吸を意識した。
呼気と吸気のリズムをゆっくりしながら、魔力を全身に回す。
特に意識しなければ、かつて魔法式が自動で配分してくれたように、バランスよく魔力を張れる。
ゆっくり大きな魔力の波が駆け巡り、波の振幅が大きくなったタイミングで一気に跳躍する。
強化された足は、3メートルを超える
俺の視線は変わらずターゲットの首元だ。
狙うは、生物の急所のひとつ頚椎。
左、右、左と1歩ずつ進み、右手を大きく伸ばすことで、残りの足りない距離を詰める。
型などは一切気にしない。
ただ力任せに、首元の骨を握り、ずらした。
これだけで十分だ。
頚椎には多くの神経が集中しており、骨(厳密にはその間の関節)をずらすことで、その神経を圧迫し、最低でも麻痺、さらには呼吸困難、場合によっては即死を引き起こす。
俺が生死を確認する前に、レイピアを正面に構えたリズが飛び出してくる。
2匹目は俺の方へと振り返っていて、リズにはまったく対応できていない。
レイピアの一突きによって、俺を捉えていた哀れな瞳は絶命した。
俺は自分が仕留めた個体の生死を確認したが、直接の死因は分からないが、すでに死亡している。
リズのほうもレイピアを引き抜くと、大量の血が出てきた。
この現象は心臓か、その周囲の大動脈を傷つけないと起こらない。
おそらく彼女は狙って、貫いたのだ。
戦いに身を置く人間ならば、相手の心臓を狙うのは常套手段なので、体に染み込むまで何度も訓練する。
しかし獣相手に精確に心臓を狙うのは、反復の訓練でどうにかできるものではない。
彼女はスピード、パワーだけでなく、高い技量も持ち合わせているようだ。
敵に回すと厄介だと思っていたが、俺の中で彼女の危険度が一段上がった。
後から来た工藤先輩が俺たちの仕留めた、2匹を確認した。
「よし、2人ともノルマの最低1匹は達成だな。まだ時間があるが狩りを続けるか?」
ここで力を誇示する必要はない。
魔獣を多く倒したところで、東高の成績に加点されることがあっても、由樹がやっているRPGみたく経験値が貯まってレベルアップなどはない。
せっかく会長から貰った魔石を節約できたので、早々に退散したい。
それにこの課題の本来の目的は他にあるが、俺は、そしておそらくリズもすでに乗り越えている。
「1匹がノルマならもう十分です。」
「リゼットお前もか?」
「……もういい」
「そうか、やはりお前たちは他の連中と別にして良かった。すでに洗礼を受けているようだな」
その言葉の瞬間、急にプレッシャーが全身にのしかかってきた。
まるで首元に刃を当てられている感覚だ。
強烈な殺気が工藤先輩から放たれてきた。
まったく無警戒のところに、急に殺気をぶつけられたので、首元を締め付けられるような感覚に陥ったが、すぐに立て直した。
どういうつもりかは知らないが、彼女に非難の視線を返す。
彼女の殺気は、歴戦の戦士というよりは、自信に裏打ちされた達人の刺すような鋭さを放っている。
会長と初めて会ったときの圧倒的な殺気に比べたらまだましだが、この人が俺やリズよりも格上だと納得させられてしまう。
身近な人間だと、本気のフレイさんと同等の迫力を感じる。
俺は魔法使いに対して相性がいいので、ステイツのエージェントに就けたが、けっして勇敢な兵士というわけではない。
むしろステイツのエージェントの中では、最も経験が浅い。
「戦いを知らなければ殺気に気づけない。しかし中途半端な強さならば、今の殺気で
粗々しい言葉とは裏腹に、工藤凛花の目は冷徹さを帯びていた。
どうする。
少なくとも、俺の目的はバレていないはずだ。
俺がステイツから、リズがイタリーから来ていることはみんな知っているので、ハッタリの可能性もある。
しかし現に、殺気に耐え切ってしまった。
今更、ただの学生の振りはできない。
彼女の殺気にさらされていると、今の身体強化では心許なく不安だ。
魔力を補充したくてたまらない。
もし戦闘になれば、リズに時間を稼いでもらう必要がある。
いや、こういう時は最悪の場合を想定して、2人が敵に回ると考えておかなければならない。
その場合、先に狙うのはリズの方だ。
工藤凛花のゴーレム創生はタイムラグがあるし、ゴーレム自体を分解してしまえば怖くない。
しかしリズの魔法は一点突破の物理特化型だ。
魔法を分解する前に、こちらが貫かれてしまう。
つまり彼女が魔法を発動する前に、こっちから仕掛ける以外に勝機はない。
むしろどちらにつくのかわからないリズを不意打ちして、魔力を奪い工藤凛花との戦闘に向かう選択がもっとも合理的だ。
様々な思考が頭を駆け巡るが、今は工藤凛花の真意を探るのが優先事項だ。
俺はあえて、構えることなく彼女に視線だけで訴える。
隣のリズの様子は分からないが、工藤凛花の表情から彼女の選択を察する限り、俺と同意見のようだ。
俺にもリズにも抵抗の意がないことを察すると彼女が続きを話した。
「せっかくの機会だから忠告しておく。お前たちがどこの所属で、どのような思惑で動いているのかは知らないが、普通の学生でないことは確認できた。学生らしく行動する限りは後輩として扱ってやるが、もし私の大切な人に手を出すようならば容赦はしない。私は紫苑や静流ほど甘くはない」
そして俺たちは、身を刺すような殺気の世界から解放された。
工藤凛花の本気を垣間見た。
土の精霊王に選ばれただけのことはある。
常識人でありながらも大胆というイメージの彼女だったが、今この場で、冷ややかな一面を知ることになった。
「よし、高宮芙蓉、リゼット・ガロ、1年林間合宿の課題合格を言い渡す。よくやったな」
彼女はいつもの工藤先輩の顔に戻っていた。
本当に俺たちを後輩として扱うようだ。
先程までの殺気よりも、この変わりように俺は恐怖を感じた。
普段は熱くなりやすく、沸点が低いイメージの工藤先輩だが、今は完全に自分の感情をコントロールして、いや、演出して俺たちに格上であることを印象付けた。
任務遂行の上で警戒すべきは、会長よりもこの人かもしれない。
しかしこれで晴れて(気分は曇りだが)会長の遊び相手に就任か。
俺とリズは死骸をそのままにして、この場を後にした。
魔獣の肉は食べられなくもないが、硬いし、獣臭くてステイツの部隊でも不人気だった。
まして血抜きをできるような状態でもないので、ここに残して自然に帰らせた方が良いだろう。
誰かがお土産とか言っていたが、さすがに持ち帰ったら
帰り道は気まずくて、俺たちはひと言も喋らず、ベースキャンプに戻った。
***
『おまけ』
「さぁ、みんなの
*魔法
属性:土・ゴーレム創生(レンガ型、金属製、機△戦士型)、身体強化(土)
固有魔法:身体強化(無)、?
「凛花は過去に土の精霊王から契約を持ちかけられた土属性のスペシャリストよ。得意魔法はゴーレム創生だけど、大抵の土魔法は使えるわ。そしてゴーレムの行動パターンを決めるスクリプト構築の腕はピカイチ。凛花はスクリプトを使って、ゴーレムの操作以外に電子ネットワークのハッキングなんかもできるわ。ちなみに生徒会の3人は、同じ師匠のもとで身体強化の修行をしたのよ。彼女の場合は土属性の特性、“より硬く、より重く”と無属性の単純強化の両方を使えるの。そして切り札の固有魔法は2章の終盤で公開予定よ」
*生徒会 会計→副会長
「生徒会では副会長のポジションだけど、実は私が生徒会長に就任ときは、当時の3年生が副会長を務めて、凛花は会計だったわ。そして先輩の卒業前に引き継ぎを済ませて副会長になったのよ。そして現在、会計の席が空席というわけだね」
部活 野球部+兼部多数
「部活は野球部の所属だけど、他の部活も兼部しているわ。サッカーにバスケ、テニス、バレーと球技が多いかな。試合が重なったときは野球部が優先みたい。ちなみに魔法競技の部活には所属していないわ。身体強化なしでも運動能力は高校生トップクラスよ」
その他
「あとは、こういうキャラの定番で意外と可愛いもの好きで、ベッドにはぬいぐるみがたくさん。料理は可も不可もなく。実は金持ちのお嬢様よ。なんだか、私よりも濃いキャラじゃないかな。こんな工藤凛花を今後もよろしくね」
***
『あとがき』
いかがでしたか。
今回はまじめに物語を進めました。
芙蓉くんは無事に課題をこなして、会長様の遊び相手へとジョブチェンジです。
2章から出番の増えた工藤凛花ですが、この章は彼女のターンと言っても過言ではありません。
土の精霊王に選ばれた少女、彼女もまたこの物語の全貌を明らかにする上で、欠かせない登場人物の一人です。
次回は蓮司のターンです。
魔獣討伐は全員分ではなく、彼の視点を中心に書かせていただきます。
また会長様が勝手に番外編を投稿しております。
そちらの方もよろしくお願いします。
「紫苑の主人公になりた~い」
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