異世界転移先でお面職人という職業を選んでしまった件。有り得ないチート能力で神々を従え戦う最強のお面職人パーティの日常

第15話 神と共に受けるクエスト

「おはようクロノス」

「おはよう奏。我はクエストとやらに行きたいぞ」

「クエスト？それは翔に聞いてからよ」

「我の力を皆に見せたくてな」

「ちょっとクロノス話聞きなさいよ。まずは翔に聞くこと」

「うむ分かった。主に聞いてみよう」

「主よ。起きておるか？」

「なんだよ。クロノスか。おはよう」

「我はクエストとやらに行きたい」

「クエストは受けるもので…面倒だからいっか。んで？なんで急にそうなった」

「我の力を皆に見せたいのだ」

「クロノス。戦えるのか？」

「あくまでサポートに過ぎないがな」

「使えないじゃねぇか。まぁいいよ。簡単なやつでいいか？」

「神としてそれはならぬ。難しいクエストがいいぞ」

「ってもなぁ。アマテラスとかはなんて言ってるんだ？」

「地上の戦いは楽だからいつでも呼んでくれと言っておる」

「んじゃ。クロノスが役に立たなかったらアマテラス呼ぶか」

「我は神だ。アマテラスなんぞに助けられなくとも戦える」

「分かったよ！もう。メンバー呼んできてくれ」

ギルド到着

「主よ。このドラゴン討伐というのはどうだ？」

「そんなもん受けられる訳ないだろ」

「それではこの黒竜討伐とやらは？」

「お前ドラゴン好きなのか？それも無理だ」

「この星8つのガーディアン討伐でいいだろ？」

「うむ。それでよい」

「みんなもいいな？」

「えぇ構わないわ」

奏達は基本的に翔の決めたことには従う

「あとなみんな。アマテラスとかも地上に来たがってるらしいからこれからは気軽に神を呼べるぞ」

「どうしてそんなことわかるの？」

「クロノスとアマテラスは仲が良いらしくてな。天界でそんな話をしてたんだとさ」

「ふーん。まぁとりあえずクエスト行くわよ」

移動移動

「ここかぁ。リュグベル！ガーディアンはどこにいる？」

「1km先です！」

「クロノス。お前デカくなれんだろ？俺らのこと運んでくれよ」

「主の命令ならば仕方ない。少し待っておれ」

「主よ。我のお面を被ってくれ」

「はいよ」

クロノスは約5m程に巨大化した

「でけぇなクロノス…」

「さぁ我に乗るといい」

「ってお前空飛べないから結局歩きじゃねぇか！」

クロノスに乗ったパーティメンバーは

歩くクロノスに連れられてガーディアンの

いる場所まできた

「ここにガーディアンが…ってあいつか」

「あれがガーディアンです！」

「クロノス。力見せるんだろ？」

「我が1発でかいのを喰らわせてもいいがサポートの役割とどっちがよい。」

「面倒だから1発かませるならそれやってくれ。派手にな」

「主よ。派手に喰らわせるのは得意だ」

そう言ってクロノスは腕を振り下ろした

5mの巨大なクロノスの腕はガーディアンを木っ端微塵にした

「クロノスやるじゃないの！」

「あほ神かと思ってたらさすが神だな…ユグドラシルの時と同じだ」

「クロノス。お前戦闘出来ないとか言ってなかったか？」

「ドラゴン討伐レベルではこんなもの攻撃にもならない。我はドラゴン討伐に行くと思ってそういったまでだ」

「ドラゴン相手だとサポート役でそこら辺のモンスターなら簡単に倒せるのな…」

「うむ。ドラゴンはそれほど強い」

「ドラゴン討伐なんて俺らにはまだまだ先のことだ。とりあえずギルドに帰るぞ」

「今回は金貨10枚でしたー！」

「おぉリュグベル。とりあえずそれはパーティ費用としてリュグベルが持っててくれ」

「わかりました！」

「主よ。金貨とはなんなんだ？」

「地上のことあまり知らないんだよな。神ってのは。まぁお金だ。これでお面の材料とかを買うんだよ」

「今日の宿は奏と翔の思い出のあるシャトーにしませんか？」

「いいけど。懐かしいなシャトー。」

「主よ。神は1人分として扱われるのか？」

「お前元々お面にいるんだから扱われる訳ないだろ」

「主よ。ユグドラシルからは主が神を尊敬してるとか聞いたんだが我に対して冷たくないか？」

「お前がトリート並に馬鹿なことやるからだよ…」

「ぬっ！あの魔剣バカと同格にされては困る！」

「同格ではないけど…まあそんな感じだ」

「俺は話しやすくて他の神とも仲がいいクロノスのこと尊敬してはいるよ」

「主がそういうならいいが…」

一行はクロノスと共にシャトーに

泊まるのであった。神が常に戦いに

参加するというのはチートだなと

翔は思いながら眠りについた