第8話 クエスト報酬
「えぇー!神の力でボストロル討伐!?」
そう言うのは受付のお姉さんだ
「お面職人ですけど神を従えることが出来るんすよ。」
「それでクエスト報酬ってのはなんなの?」
奏が聞く
「今回の討伐で金貨10枚です!一概に全てがそうだと言えませんが星の数ほど金貨の量。つまり報酬も増えるので」
「金貨10枚…5人だから1人2枚ずつだ。みんな受け取ってくれ」
「お、俺なんもしてないぜ…?」
ホントになんもしてないトリートが言う
「いいんだ。パーティは平等。活躍の有無を問わず俺は平等に分けたいんだ」
「金貨2枚もあれば1ヶ月は生活出来るぜ!」
「トリート…強い武器とか買いなさい…」
奏がトリートに強くなれと言ってる
「分かったよ奏…俺いい武器買うよ!」
「練習は付き合ってあげるわ」
「それにしてもリドルの魔法凄かったな」
「久しぶりだから簡単な魔法にしたんだ。そしたら仕留め損なった…すまない…」
「リドルはもっと強い魔法も使えるのか?」
「使えるけど場所による。高原とかならデカいのかませるぜ!」
「んでリュグベル。スキル使えるんだな…初めに言ってくれよ…全く」
「隠してた訳じゃないんです!ただ使う機会があるかな。って思ってて」
「まあいい。神は1回召喚すると連続では使えない。そーゆーものなんだ。だから新しいお面を俺は作る」
「なんで連続で使えないの?」
「神にも依代ってのがあって普段はそこにいる。俺らの寝床みたいなもんだ。そこから無理やり呼んでるから迷惑になるだろ?」
「なるほど…翔。次はなんのお面作るの?」
「次はアマテラスだ。天の神。太陽神とも言われる」
「アマテラスってあのアマテラスか?」
そうリドルが聞いてくる
「そうだ。シャトーの伝記でみたから今回も召喚出来るはずだ。」
「でもアマテラスって…神を使うのってなんかせこくない?」
奏らしい答えだ
「別にずるくはないだろ。神を従えないと戦えないんだし」
「だけどそんなんじゃモンスターのほうから逃げてくわよ?」
「そしたら他の街にいくさ。なぁ?それでいいだろ?みんな!」
「俺達はどこでもついてくぜ!」
「お、俺はあんまり強くないほうが…」
トリートは弱気だ
「奏は今回戦闘してないから街の闘技場で軽く練習してきたほうがいい」
「そうね…いつもと同じだけどまた練習するかぁ」
「なるべく俺は神の力を使いたくない。だからみんなの力で倒してほしい。今回は例外って訳だ」
「つまりチートは発動させんなってことか?」
「んまぁそうなるな。リュグベルは俺達パーティの泊まれる場所探してくれ。リドルは魔力増強の為にトレーニングだ」
「トリートは武器購入だしな」
「俺はさっきも言ったがアマテラスのお面を作る。なにかあったときの為だ」
「よし!一旦解散!」
こうして各自やるべき役割を与えられ
クエスト報酬も手に入ったのであった
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