第7話 神ユグドラシル召喚


「みんな。実はリドルとリュグベルと宴した夜。俺はシャトーに戻ってお面を作っていたんだ。それで完成した」


「私も知らなかったわ」


そう言うのは奏だ


「とりあえずユグドラシルのお面を作った。多分これでユグドラシルが召喚できる」


「ユグドラシルってなんだ? 」


不思議そうな一同


「ユグドラシルってのは地の神だ」


「どうして神を召喚出来るって言いきれるの?」


「俺のお面にはまじないがかかってる。これを被っていれば俺はユグドラシルと共に戦える 」


「ユグドラシルって強いの?」


「それに関しては未知数。この世界にユグドラシルがいるかも分からないがシャトーにあった本に伝説が書いてあったからたぶんいる」


「なるほど…じゃあ翔クエストいく?」


「私も行きたいです!」


リュグベルが声をあげる


「じゃあみんなで初クエストだ!」


「トリート。最弱らしく簡単なクエスト探してきてくれ」


「分かったよ…最弱連呼するなよ?」


「トリートの帰りを待ちましょ」


「お。トリート戻ってきたぞ」


「この星が10個ついてるボストロル討伐にしたぞー」


「星の数って難易度と比例するんじゃなかったか…奏。そうだよな?」


「えぇ…トリートらしいけど…いきなり上級クエスト受けてしまったわね」


「まぁいい。リドルもいるしリュグベルもいる。そしてユグドラシルもいる」


「私もいるわ。翔。ホントにいくの?」


「神の力見せてやろうじゃねぇか」


タウンの外へ移動してボストロル討伐へ


「ボストロルは洞窟にいるらしいわ」


「私のスキル「探索」で探してみます!」


「おー!リュグベル!そんなスキル持ってたのか」


「他にもいろいろサポーターとしてのスキルは持ってますよ!」


「ボストロルはいるのか?」


「ここから400m先にいます!」


「行くぞみんな!」


「俺の魔法見せてやるぜ」


リドルは魔法の準備をしてる


そして…


「着いた。あのデカいのがボストロルか」


「ゴゴゴゴゴ…」


「なんか気味悪いわ。翔早く倒しましょ」


「とりあえずリドル!魔法ぶっぱなせ!」


「いくぞ!ファイアボールド!」


「効いたか…?」


「ダメだ…決定打というか致命傷にはなってない。あのデカい体で受けきったんだ」


「リドル次打つまでにどれくらいかかる?」


「3分だ。1番早くて3分」


「しゃーねぇ。ユグドラシルの出番だ」


そういってお面を被る翔


「ユグドラシル召喚!!!!」


「地面から唸り声が聞こえるわ!」


「これが…パーティリーダーの力なのか…?」


トリートは最後尾で怯えている


「ユグドラシル。俺に力をくれ」


「仰せのままに…マスター」


「1発ぶちかますぜ。喰らえボストロル!」


「…え…これって…まじかよ…」


ユグドラシルの力を借りた翔の拳は

洞窟すらを突き破っていた


「ボストロル討伐成功ね」


「翔!すげぇな!神ってホントに召喚できるんだ…伝説だと思ってたぜ」


リドルは魔力こそ失ってるが元気だ


「翔。これはやりすぎじゃない?」


奏が続ける


「あぁ。神の力がこんなに強いとは思わなかった。それに体力回復までしてる…」


「お面職人なめんな!ボストロルめ!」


「ってもうやられてるわよ…全く…ギルドへ帰るわよ」


そう奏に言われた4人はギルドへ帰っていったのであった

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