第6話新たなる仲間 最弱の剣士!?

「募集かけて2人が仲間になったな!」


「そうね。宴で仲良くなれたしね」


「お…俺をパーティメンバーにしてくれぇぇぇ頼むよぉぉ」


「誰だ?」


「俺は…トリート…剣士だ」


「剣士なら奏がいるから間に合ってるが…」


「俺はな自慢じゃないが最弱の剣士なんだ」


「は!?!?」


「頼むよー…入れてくれよー」


「ま、まぁメンバーが増えるのはいいけど…最弱って…なんだ?」


「どのパーティにも入れて貰えないくらい弱いんだ俺…でも冒険したくて剣士になったんだ」


「なるほど…どの世界にもダメなやつはいるもんだな」


「ダメなやつとか言うなよ…頼む!パーティに入れてくれ!」


「でも奏がいるし…奏はどう思う?」


「うーん…最弱って言われるとね…でも人は欲しいし人員補充ってことでいいんじゃない?」


「俺も同意だ。トリート!パーティ入りだ!」


「ほんとか!?ほんとなのか!?初めてパーティメンバーになれた!」


「その代わり足でまといになるなよ」


「お、おう!任せろ」


「それで気になってたけどあんた名前は?」


「あぁ。自己紹介だな。俺は寺井翔。お面職人だ」


「俺より弱そう!?」


「俺もまだお面職人として何が出来るかは分からない。けどトリートよりは強いぞ多分…」


「結局俺が最弱ってことか…」


「他のメンバーも紹介しよう。こっちが奏だ。そしてそこのやつがリドル。そっちの小さい女の子はサポーターのリュグベルだ」


「よろしくなみんな!」


「俺は魔法が強過ぎてクビになったが逆もいるのか…」


「トリート。リドルは魔法使いなんだ」


「おぉすげぇ!魔法使いもいんのかよ!」


「奏も多分結構強い。だからトリートが最弱だ」


「そうやって最弱連呼しないでくれる!?」


「まぁ面白要員も必要だからな。これからよろしくな」


「面白要員なの俺!?」


「冗談だ…半分本音だけどな」


「でもこのパーティーはまだ冒険をしてない。つまり未知数な訳だ」


「なるほど…奏は装備揃ってるけどまだなのかい?」


そう聞くのはリドルだ


「えぇ。この前買って使ってないのと翔がお面作ってからクエスト受けるっていうから」


「パーティリーダーの決定なら仕方ないな」


最弱の剣士トリートが仲間になり

パーティは5人となった



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