第43話 Rー8 警察庁警備局

 江戸川廃工場の翌日、花田は警視庁の取調室とは少し違う狭い一室でパイプ椅子に座っていた。目を固く閉じ、じっと相手を待っている。年の離れた若い相棒を自分の独断で事務所を捜査させ。その結果、蒔田は亡くなった。誰がどう見ても自分のせいだと感じ、これから管理官から事件のあらましを問われるなら全て話そうと身構えていた。もちろん嘘はつかないし、自身の身を守るような言い訳もしない。


 ドアが開き、相手が入ってきた。管理官がやってきたのかと思い、顔を上げた。

 そして花田は入室した相手を見て眉をひそめた。


 入ってきたのは公安の深山たちだった。

 深山女史はテーブルを挟み花田の前に座った。


「どうしてあんたたちが? 管理官は? もしくは課長は?」

「今回は我々が聴取させて頂きます。私は警察庁警備局公安課深山姫月と申します」


 今さら名乗られてもと思いつつも、


「それで公安が俺に何を?」

「廃工場で何があったのか教えてください」

「……わかった」


 花田は弁護士が以前関わった廃工場の件でもしかしたら何かあるかもと思い、蒔田とともに調べに出向いたこと。そして蒔田とは廃工場と事務所に別れて潜入。廃工場には何もなかったので事務所の方に向かった。そこで椅子に縛られた田宮陸、そして床に倒れていた蒔田を発見。その後、事務室で隠れていた犯人グループと戦闘。そこに女子高生が入ってきて拳銃で犯人グループを撃ち殺し、そして最後に蒔田を撃ったことを話した。


「……プリテンドですか」


 深山は何か思うとこあるのか反芻した。


「そういうことだ」


 花田は話は以上だというように背もたれに体を預ける。


「蒔田さんの件なんですが」

「ああ、分かってる。俺が悪い。連絡を密にと言っておきながら上に連絡しなかった」


 花田は沈痛な面持ちで、顔を下にする。


「いえ、貴方の責任ではありませんよ」

「慰めはいい」

「そうでなく。あの時間、あの地域一帯で電波障害があったらしいです。蒔田さんのスマホから貴方と班長に連絡を取ろうとした履歴がありました」

「そういえば蒔田に連絡を取ろうとしたけど繋がらなかったな」

「ですので、ご自身のせいに思う必要はありませんよ」


 そうは言うもやはり自分かいだのが間違いないだったと花田は感じた。


  ○ ○ ○


「すみませんでした」


 班長の前で花田は声を大にして謝った。腰を90度ほど曲げ、テーブルに顔を近づけるほど頭を下げた。


「もういい。お前も大変だったろ」


 班長は立ち上がり、同情するように肩を叩いた。

 一喝の一つ、いや殴られるのを覚悟してた花田はその班長の態度に戸惑った。周りの捜査員も同じ様な態度だった。同情や憐憫が混じった視線を投げかけられる。


「……あの、捜査は?」

「これも公安預かりだ。それと刑事部長が呼んでるから行ってこい」


  ○ ○ ○


 刑事部長に入ると刑事部長だけでなく参事官に管理官、課長、そして公安の深山がいた。


「しばらく休め」


 刑事部長が言った。

 それで花田は手帳と手錠を取り出そうとしたが、


「いや、そういう意味じゃない」

「と、おっしゃると?」

「そこにいる深山の手伝いをしろ」

「どうして自分が公安の?」


 警視庁の公安ならまだしも、捜査1課のいち捜査員が警察庁の公安に選ばれるなんておかしい。


「お前は田園調布、江戸川事件で深いとこまで捜査しただろ」

「それに貴方は唯一、重要参考人の女子高生と接触したんですよ」


 深山が刑事部長の後を紡いで話す。


「会っただけですよ」


 花田は自虐的に話す。


「だが決まったことだ。もう行け」


 課長に助けを求めようと顔を向けるも、課長は無言で首を振った。

 深山は、「では」と言い、刑事部長に一礼してからドアに向かう。


 刑事部長はお前も早く行けと花田に顎を向ける。

 花田は諦め、深山と共に部屋を出た。


  ○ ○ ○


「本当にどうして俺を?」


 花田は廊下を歩きながら深山に聞く。


「先程話した通りですが」

「俺なんか入れても何もありませんよ」


 深山は立ち止まり花田にまっすぐ視線を向け近づく。彼女が付けている香水の香りが鼻孔に届く。そして強い意思を持った瞳が花田をしっかりと捉える。


「卑下しないで下さい。貴方は誰よりも先にJ・シェヘラザードのミア・ナータに気づき、そして田宮陸を見つけ女子高生と接触したんですよ」


  ○ ○ ○


「皆さん。彼が今日から一緒に捜査する花田さんです」


 まるで教師が転入生を紹介するかのように部屋にいる捜査員に花田を紹介した。

 場所は警察庁。花田にとって警察庁はこれが初めての来訪であった。


「どうも花田です」


 部屋にいる捜査員たちに挨拶する。捜査員の数は花田と深山を足して8人。

 全体的に暗い部屋であった。といっても必要として電灯が少ないだけである。部屋の奥に大型スクリーンがあり、部屋中央に寄せ集めたデスクの一つ一つにパソコンがある。灯りが少ないわけはそれらの画面の灯りを邪魔しないためである。


 花田は金本、及び出会った捜査員がいないことに気づき、さらにここにいるメンバー全員が初対面とわかった。


「ここは本当に公安なのか?」


 深山は静かに首を振った。


「名目上は警察庁外事課総合情報統轄委員会です」

「外事課? 総合情報? 公安課ではないのか?」


 外事課は国際テロやスパイ取締りの部署だ。さらに総合情報も警備企画課に分析室がある。だ。


「どういうことだ? 俺は公安の手伝いをするんじゃあないのか?」

「名目って言ってるでしょ」


 花田の疑問に棒付きキャンディーを口にくわえていた女捜査員が答える。


「私、九条。よろしくね。で、うちは表向きは情報収集に整理ってことになってるけど、やってることは公安みたいなもの。外事課っていうのも外にも目を向けるからよ。まあ、存在がややこしいのよね。攻めたいんだか、守りたいんだか」


 と、言い九条は深山に訳ありの視線を寄越す。


「でもその分、どこぞの広域課よりは自由よ。まあ、特殊ミニ公安って思えばいいんじゃない?」

「そういうことです」

「あんた金本の上司だろ? 公安はどうする?」

「もちろんそちらも。というより基本、私は公安課所属です。時折、指示を出します。貴方も表向きはの捜査員です。そしてここにいる捜査員もそういう人たちです」


 所謂いわゆる掛け持ちということか。


「なるほど。だからってことか」


 刑事部長が出向でなく休めと言ったのはそういうことか。捜査一課の仕事は休んでいることになっているが、総合情報統括委員会としての仕事は捜査一課の捜査員として動いているということ。


「ならこれから俺は何をすればいい?」

「そうですね。貴方は……。穂積さん!」

「はいはーい!」


 穂積と呼ばれた男性捜査員が手を上げる。年は蒔田と同じくらいだろうか。


「穂積さんと例の女子高生を探してください。今のところ彼女の顔を知っているのは貴方だけですので」

「まだ見つかってないのかよ。大分絞り込めたんじゃないのか?」

「これが結構いるんですよ」


 穂積と呼ばれた男性捜査員が答える。

 また女子高生探しかと思ったとき、深山が思い出したように、


「あ! すみません。その前にうちの公安と一緒に田宮陸さんに話を聞きに行きますので」


  ○ ○ ○


 ワゴン車で深山たち先程紹介されたメンバーではなく公安のメンバーと共に病院に向かった。病院はあの田宮伸子が人工補助脳の手術をした三崎大橋記念病院だった。


「では金本さんと一緒に向かってください。花田さん、名乗るときは警視庁捜査一課で」


 ワゴン車の中で深山に指示を受ける。


「わかった」


 花田はワゴン車を出て金本と共に病院へと足を向ける。


「まさかお前と一緒に捜査するとはな」

「勘違いするな。一時的なものだ」


 田宮陸の病室に入ると母の田宮明恵に出ていってと廊下へと押される。だが、


「待って! その人、助けてくれた人だよ」

「やあ、元気かい?」

「はい」

「事件のこと聞きたいんだけどいいかな?」


 しかし、田宮伸子が邪魔をする。


「待って下さい。息子は疲れているです」

「僕は大丈夫だから。お母さんはちょっと席を外してて」


 何か不服そうだったが、息子にそう言われ田宮明恵は病室を出る。

 花田は金本に、


「廊下に。たぶん医者あたりが邪魔に来るかもしれないからドアの前にいてくれ」


 金本は無精ながら頷いた。

 二人っきりになり花田は3脚の椅子に座った。


「それで江戸川河川敷で何があったのかな?」

「松本弁護士に祖母のことで相談に」

「それでどうして河川敷に?」

「人気がないとこで話がしたいと」

「それは君からの提案?」


 田宮陸は首を振った。


「いいえ。松本弁護士です」

「怖くなかった?」


 再度、田宮陸は首を振る。


「怖いのは祖母の方です」

「祖母のことで相談と言ってたけど内容は?」


 田宮陸は花田にまっすぐ目を向ける。


「あれは、祖母ではありません。祖母になりすました別人です」

「それはどうして?」

「皆は手足が動くようになって活発になったとか言うけどあれはそういうのじゃない。性格というか精神年齢が若いんだ。なんていうか、その……」

「いつ頃か分かるかい?」

「確かVRMMOのゲームをダウンロードしてからだった」

「それで君は誰かに相談したかい?」

「初めは怖くて誰にも相談できませんでした。けどしばらくして父に話したんです。そしたら馬鹿なことをって言われましたけど。あの表情は何か隠そうとしている顔だって分かったんです」

「君のお父さん気づいてた。いや、知っていたと?」


 田宮陸は力強く頷いた。


「そしたら、急にお前も早く手術しろって言われたんです。怖くてやっぱ止めると言ったんですけど。前から決まってたことだったし。人工補助脳でなく小さいデバイスだから問題ないかなって思ったんです。でも、……」

「そのデバイスがJ・シェヘラザード社のクリオネ・デバイスだったと?」

「はい。その後はなるべくダウンロードやVRMMOに気を付けていたんです。すると普段勉強や成績以外何も言わない父がVRMMORPGを強く勧めてきたんです。おかしいと思って無視してたら何度も強く勧めくるんです。おかしいですよね。親がゲームを勧めるなんて。その後は知っての通り祖母が撃たれて、それで松本弁護士に。あの人も前からクリオネ・デバイスについて調べていて……」

「それで江戸川河川敷に?」


 田宮陸はシーツを強く握り締める。


「何があったんだい?」

「着いたときには既に松本弁護士は刺されていて、すぐ逃げようとしたら何者かに後ろから、首もと辺りに、……スタンガンかな? それで、目が覚めたら椅子に座らされていて縄で縛られてました」

「君を拉致した犯人の顔を見ているかい?」


 廃工場にいた奴らは皆亡くなったがまだメンバーがいるかもしれなかった。


「分かりません。暗かったですし。顔はよく見えませんでした」


 田宮陸は申し訳なく頭を垂れる。


「気にしなくていいから」


 花田は元気付けようと肩を優しく叩いた。


  ○ ○ ○


 蒔田の葬式は廃工場事件から3日後に行われた。

 天気は快晴。気温は丁度良い温かさ。

 なんでこんな日になんて、つい思ってしまうほど。


 蒔田を乗せた霊柩車が火葬場に向かい、しばらく暇が出来た花田はスマホを取り出し電源を入れた。マナーモードで良かったのだが、いざ鳴ったらという考えが頭をよぎったので電源を切っていた。


 画面に不在着信が2件。2件とも深山からだった。そしてその内の一つには録音が。再生をタップする。


『深山です。録音を聞いたら連絡をお願いします』


 なんだろうといぶかしながら通話をタップ。


「もしもし」

『花田さん、告別式はどうなりましたか?』

「何って今、霊柩車が火葬場に向かったところだ。その後、遺族がまた火葬場に向かって……」

『そういうのはいいです分かってますから』

「じゃあなんだよ?」

『ご家族とお話ができる機会を設けてください』

か?」

『はい。蒔田さんの頭の中にあったデバイスについて』


 大声で怒鳴ってやりたかったがここは式場。花田は自制して怒りを堪える


「今聞くことか?」

『もちろん。今でないといけません』


 強い意思のある澄んだ声だった。

 花田はため息つき、


「わかった。で? 何を聞けばいい?」

『すぐ近くに待機します。機会が出来たら連絡ください』

「だったら葬式に出席しろよ」

『私は公安ですよ。跡を残すことはできません』

「そうかい。話ができるようになれば連絡すればいいんだな」

『ええ。それと通話中のため息は不作法ですよ』


 花田は通話を切って、うるせえと呟いた。


「どうした?」


 一緒に出席した飯島班長が聞く。


「すみませんです」

「ああ。そうか。それじゃあ俺は飯行ってくるわ」


 すぐに理解した班長は昼食を取ろうと外へ向かった。


  ○ ○ ○


 遺族用の休憩室で花田たちは蒔田の父母と妹に話を聞くことができた。隣にも部屋があり親戚一同は隣に移動しかけたが盗聴される恐れがあるので別室に移動してもらうことになった。


「話とは?」


 蒔田父が神妙に尋ねる。


「蒔田慎司さんの頭にあったデバイスについてです」


 深山が聞く。


「デバイス?」


 問われた蒔田父が首を傾げる。


「頭に埋めたやつじゃない。私も一緒にやったあれだよ。VRMMOのさ」


 蒔田妹が父に説明する。


「そういえば、頭になんか埋め込む手術してたな」

「それで手術はいつ頃でどこ病院で行われたか分かりますか?」

「3年程前の夏だったはず。夏休みの時だったはず。正確な日付は調べてみないと」


 蒔田妹が顎に手を当て答える。


「7月の末だったわ」


 蒔田母が答える。きっぱりとした言葉だった。


「そうだったっけ?」

「お盆前には退院する予定だったけど予定より早く手術日が前倒しになったのよ。確か7月末よ。ええ」

「ではどこの病院で?」

「あの、これってなんなんですか? 事件と何か?」


 蒔田母が不安そうに言葉を返す。


「すみませんが詳しくは言えません」


 3人は目配せをする。


「お願いします。犯人逮捕のためご協力下さい」


 花田は真剣な顔をして頭を下げる。横に座っていた深山も頭を下げる。その真摯な対応が蒔田家族を動かしたのか。


「病院は小島病院です。二人ともそこで手術をしました」


 蒔田母が告げる。


「デバイスがJ・シェヘラザード社のクリオネデバイスなのは?」

「えっと、元はBiwaのデバイスだったんですけど……」


 蒔田母は蒔田妹に視線を向ける。それに蒔田妹が、


「医者が勧めてきて、それで私が、J・シェヘラザード社の方が安いからそっちにしようって言ったんです」

「あと、手術日が早くなるからって、ねえ?」

「うん」


  ○ ○ ○


「ねえ、ゴールデンウィークなんだけどさ」


 夕方、自宅にてソファーでくつろいでいた時、娘から話しかけられた。


「何?」

「5月3日に友達と埼玉のセントラルハルカスに行こうと思うんだけど」

「それが何だ? まさか小遣いか? そういうのは母さんにだな……」

「そうじゃなくて車で連れてってくんない?」

「電車で行けよ」

「電車だと途中でバス移動して、また電車乗らないといけないのよ。もしかして仕事?」

「いや、今は……大丈夫かな?」

「もう! どういうこと?」


 娘がムッとする。


「たぶん大丈夫だ」

「それじゃあ、頼むね」

「いやあ、でもな」

「いいじゃあないの。連れてってあげなさい」


 台所で夕飯を作っている妻が言う。


「お前が連れてってやれよ」

「その日はお義母さんと歌舞伎を見に行くって前から言ってたでしょ」

「あー、そっか」

「というわけでよろしくね」


  ○ ○ ○


『ええ。大丈夫ですよ』


 夕食の後、寝室でベッドに座り、スマホで通話している。相手は深山。花田から掛け、ゴールデンウィークは休めるのかを聞いていた。


「本当に? 事件は解決してないだろ?」

『今は相手の動きを待つしかない状態ですから』

「上から令状を頼めんのか?」

『上は渋ってるようですね。令状を取って捜査するということは国民にも最低限報道しないといけませんし』

「さっさと言えばいいんじゃないのか?」

『人工補助脳、もしくはデバイスで体が乗っ取られる可能性があると?』

「駄目か?」

『混乱が起こるのは確かでしょうね。上は混乱を避けたいと考えているんでしょうね』

「どうせいつかバレんだろ?」

『段階を踏みたいんでしょ』

「そんな悠長な」

『私に言わないで下さい』


 花田はスマホから口を離し、ため息を吐いた。


「まあ、とりあへず遠慮なく休ませてもらう」


  ○ ○ ○


 スマホをポケットに戻そうとした時、着信音が鳴った。伝え忘れかなと画面を見ると深山ではなく妹の桃からであった。


「もしもし」

『あ、兄貴。実はクリオネ・デバイスのことなんだけどさ』


 事件関連のワードが出て、花田は居住まいを正した。


『私、あれから調べてみたんだけどちょっとヤバそうなネタを見つけたのよ』

「あんまり無茶するなよ」

『でも、あるちゃんにクリオネデバイスを紹介したのは私だしさ』

「だからってお前なあ……」

『とにかく聞いて』


 桃が強く言うので、


「わかった」

『実はうちとクリオネ・デバイスの手術が行われた病院の大半が繋がっているのよ』

「繋がっているって金か」

『ええ。かなりの金額よ』

いち研究員がよく金の流れなんて調べられたな。本当に大丈夫か?」

『営業担当に聞いたら孟が直接関わっていて営業課もクリオネ・デバイスの件はさっぱり。でも相当な金が動いていることは営業課では周知の事実らしいのよ』

「わかった。だから、もう無茶はするな」

『別に心配されるような無茶はしてないわ。ただツテを頼って営業課の皆さん と居酒屋で話を、ていうか愚痴を聞くような感じだから。また何かわかったら報告するから』

「おい……」


 やめろという前に通話が切れた。

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