第17話 Rー2 聴き込み
「上にはなんて報告するんですか?」
警視庁の科捜研から捜査本部のある所轄に戻る車中で蒔田が花田に問いかける。車はオートモードで走行中。ゆえに蒔田は前ではなく隣の助手席に座る花田に顔を向けて話しかける。花田は頭の後ろに手を組み、ヘッドレストにそれらを預ける。そして、フロントガラスの景色を眺め、
「どうもこうも科捜研からの報告書は提出。人工補助脳の件は問われるまで語るな」
「さすがにリビングデッドになってましたなんて言えませんよね」
「でも報告書を読めばおかしいと気付くだろうがな」
時刻を確かめるともう21時だ。捜査本部に着く頃は22時だろう。夜はさらにふけこむ。だが、東京の夜は明るい。繁華街ではむしろ昼より活気づく。目を細めると多数の車のライト、信号、店の看板、等間隔に配置されている街灯の光が十字状に伸びる。
「ガイシャの件もそうですけど、犯人は何者なんでしょうね」
「銃を携帯するような客ってことしか分からんな」
「ケーキを用意してたから女性かもしれませんね」
蒔田がなんともなしに言った発言に花田は驚いた。
「そうか。女か」
ぽつりと呟いた。
「女性だったら悲鳴上げたんですかね?」
蒔田がなぜか可笑しそうに言う。
「は?」
「だって頭を撃ち抜かれても生きてるんですよ」
「ああ、それはたまったもんじゃないな。肝の据わった女じゃないなら悲鳴の一つ上げてたかもな」
しかし、科捜研の調査通りなら相手はリビングで三発を顔面ヒットさせている。なら、相手は驚いてなかったのではないか? 花田はどんな肝っ玉の据わった女だよと心の中で毒づいた。
○ ○ ○
腹が減ったのでコンビニで夜食を買い、所轄に戻ってエレベーターに乗った時だ。ドアが閉まり始めたところで同じ班の堂本が急に中へと入ってきた。堂本は息を切らし、しばらく膝に手を当て息を整える。
「どうした?」
堂本は額の汗を手の甲でぬぐい、
「驚くべきことがわかったんだ」
なんだと聞こうとしたところでエレベーターのドアが開いた。
堂本は早歩きで捜査本部のある部屋に向かった。
そして、堂本は飯島班長を見つけると、
「班長! 事件があった時刻に被害者宅近辺に怪しい人がいたと目撃がありました」
周りの警官も手を止め堂本に注目する。
「誰だ?」
飯島班長は期待を込めて聞く。
「誰かはわかりませんが。女子高生だということです」
「女子高生? 女子高生のどこが怪しい?」
飯島班長は眉を八の字に曲げる。
「今日は平日ですよ。平日の真っ昼間に学校にいかず住宅街にいますか。それに見かけない顔だと近隣の目撃者は言っております」
○ ○ ○
「あなた、もう朝ですよ」
翌朝、花田は妻に起こされ目を覚ました。
一階に下り、トイレで用を足してリビングに戻ろうとする。ドアノブに手をかけようとしたとき、向こうからドアが開いた。開けたのは娘だった。
衣替えしたのか昨日と違う白の夏服を着ていた。娘は朝の挨拶もなしに玄関に向こう。
花田は壁時計で時間を確かめると7時だった。いつもは7時半に出ていたはず。
「もう出るのか?」
花田は娘に声をかけるが返事はなく、代わりに妻がリビングから、
「今日は早いそうですよ」
と、答えた。
「そうか」
花田はリビングで椅子に座り、妻が用意した朝食を食べる。その後、顔を洗い、歯を磨き、髭を剃った。いつもはこの時間帯は娘が洗面所を占領しているが今日は自由に使えた。スーツに着替え身だしなみを整える。その頃には7時半を過ぎていた。
リビングでコーヒーを飲み、テレビを点けた。たまたまニュース番組が点き、昨日の目白であったデモを報道していた。別の番組を点けると田園調布の時間が報道されていた。
「あなたはこの事件捜査しているの?」
妻がめずらしく尋ねた。いつもは聞いてこなのに。
「まあ、そうだが。どうした?」
「いえ、あの子が昨夜聞いてたのよ。パパは捜査してるのかなって?」
「へえ」
花田は娘が事件に興味を持ってるのではなく自分のことをパパと呼んでいることに喜んだ。普段は無愛想で会話が少なく、一年くらい前からか父さんと呼ばれていた。
○ ○ ○
捜査会議は初っ端から堂本が得た女子高生の話からだった。
「近隣、複数の住民から事件のあった時間帯に見かけない女子高生が目撃されています」
堂本ははきはきと自信ありげに報告する。
「しかし、女子高生だろ」
参事官は難しい顔をする。思っていた犯人像と離れていたのだろう。
「平日のお昼ですよ。それに調べてみたら近くの監視カメラにも写っておりませんでした」
「写ってないとはどういうことだ?」
「女子高生が写るときは別の画にすり変わっているようです」
部屋がざわめいた。
もしそれが本当なら、女子高生が発砲殺人事件の重要参考人となる。拳銃を持ち、監視カメラの映像を変える技術もしくは仲間を持ち、スナイパーライフルの射撃技術を持つ仲間がいるということ。
「その女子高生の特長は?」
「身長は160~170。黒のショートカット。制服は黒か紺もしくは群青色だそうです」
「よし、その女子高生を探せ。それと最近被害者が女子高生と会ってたかを調べろ」
「はい」
「次に科捜研からの報告だが」
参事官はプリントを持ち読み上げる。
「死因はキッチンでスナイパーライフルによる右側頭部への銃撃。その後、リビングで額と左目下、鼻に拳銃で撃たれ……ん?」
参事官はそこで読むのを止めた。そしてプリントを睨み、唸る。
他の刑事もプリントを読み、首を傾げる。
「どういうことだこれは?」
参事官が声を張り上げ聞く。
花田が手を挙げてから説明を始めた。
○ ○ ○
「……以上です」
「待ってくれそんなことありえるのか?」
「現にそうとしか説明がつきません」
「なら仏はどうやって動いたというんだ?」
やはりそこに行き着いてしまう。
「わかりません。もしかしたら人工補助脳が絡んでる可能性があるかもしれませんが」
「人工補助脳だあ?」
「はい。次のページを見て下さい。害者は脳の一部をサイボーグ化していた模様です」
「それで頭を撃たれても動けのか」
「いえ、それはまだ。ただ、科捜研の報告書から見てもその可能性もあるのかと……」
「馬鹿も休み休みにしろ」
参事官はプリントをテーブルに叩き落とそうとするがすんで止める。馬鹿みたいな話だが科捜研が言っているのだ。よく考えたのち、
「なら。科警研に頼もう」
「お前、とんでもないことを言うなあ」
捜査会議のあと、飯島班長がある意味感心して言った。
「すみません。まだ分かってないうちに捜査を混乱するようなことを」
「まあいい。科捜研の報告書を見るとそう考えるのもおかしくないしな。お前たちは害者の次男、田宮敏郎に話を聞きに行け」
「昨日聞いてないんですか?」
「アメリカ視察とかなんとかだってな。今日、帰ってくるんだとよ。ぶっちゃけ旅行だろうな」
○ ○ ○
次男、田宮敏郎が社長を務める六本木の会社に着き、花田たちは近くの駐車場に車を停めた。
「これまた高いビルですね」
感心な声を上げ蒔田が右手でひさしを作りビルを見上げる。
高さは200メートルは超えているだろう。かといって細長いビルというわけでなく太い幹のようなビルである。ガラス張りのビルには青い空が映し出されている。六本木は新宿や渋谷と同じように昔からのイメージを残しているエリアだ。このビルも昔あった有名なビルを再現しているとか。
「このビル全部が田宮敏郎のものじゃあねえぞ。ここの25階に社があるんだ」
「どんな会社なんですかね? 」
「田宮学の子会社で精密機器の貿易関係とか、だったかな?」
ビルの中に入ると蒔田が目を見張り、
「ここ企業ビルなんですよね」
と、驚いた。
「ここに来たのは初めてか?」
「ええ。有名なビルっていうのは聞いたことはありますけど」
「お前、
「五年ですよ」
「なら一回くらい来てみようとか思わなかったのか?」
「いやー、もう毎日が忙しかったですからね。それに六本木って金持ちイメージが強いですからねえ。あ、でも雷門とか上野動物園は行きましたよ」
蒔田は感嘆し、ホールを見渡す。蒔田が驚くのも無理はないだろう。大型モールのような出入り口で1階から3階まで吹き抜けでショップからレストランまで多くの店があり、なおかつ一般客が自由に出入りしているのだ。
二人はエレベーターで3階まで移動し、3階から少し奥へと進むと別のエレベーターフロアがある。そこでまたエレベーターで6階まで上がった。
6階はロビーで、通行パスがないと奥へと入れない改札機が設置されおり、二人は警備員に事情を話、中へ通してもらった。その際、警察手帳を掲示、記帳への名前と訪問目的を書かされた。
そして二人はまたエレベーターに乗り込んだ。
「これ面倒くさくありません?」
蒔田が三度目のエレベーターに辟易して言う。
「確か基本的には社員は裏から入るんだよ。裏に専用駐車場があって」
「なら自分たちもそこから入ればよかったじゃあないですか!」
「裏利用手続きが面倒くさいんだよ。利用したら利用したで上から苦言がくるんだよ」
「なんでですか?」
「表は外からの客の出入りが多いんだよ。だからプライバシーの件で一企業が訪問者を調べることはないんだ。しかし、裏は企業が手続きすると訪問者の記録を見ることが可能なんだよ」
「そうですか。でもそれに何か問題が」
花田はため息を吐き、
「いいか。企業にとって警察が絡んだとなればいい気分ではないだろ。だから裏を使うと苦情が来るんだよ」
○ ○ ○
18階受付で警察と名乗ると、すぐに秘書がやってきて社長室まで案内された。
社長室には恰幅のいい五十代後半の男性が奥の社長椅子に座り、三十代半ばの細い体で、切れ長の目に四角いフレーム眼鏡の男性が立っていた。次男、田宮敏郎と弁護士だろう。
「警視庁捜査一課、花田です」
「同じく蒔田です」
二人が名乗ると、彼らは二人に近づき、
「社長の田宮敏郎です」
「私は顧問弁護士の松本です」
顧問弁護士は名刺を丁寧に差し出した。
「どうぞお掛け下さい」
敏郎はソファーへと二人を促す。二人は敏郎と弁護士に向き合うように座る。
「それで田宮信子さんの件なんですが?」
花田が口火を切る。
「義姉から電話で聞きました。びっくりですよ。犯人は一体誰なんですか?」
自分の肉親が殺されているのに敏郎は単純に驚いているだけだった。
「それはまだ。信子さんを恨まれる方にお心あたりはありますか?」
「いえ、そのようなことは。母を恨んでる方なんて聞いたこともありませんよ」
「そうですか。信子さんのここ最近の交友関係はご存知で?」
敏郎は首を振った。
「全然」
返しが淡白だ。実の母親が殺されたのに平然と答える。しかも向こうから質問や疑問がないまま進む。
「サイボーグ化、人工補助脳についてなんですが決意を決めたのは?」
「それは痴呆が始まってきてそれで。この質問は一体?」
事件とは関係ないのではと言いたいのだろう。だが、ここで向こうからの戸惑いが垣間見えた。
「検視解剖した際、体をサイボーグ化していたものですから」
「そうですか。体が悪くてサイボーグ化したんですよ」
「なるほど。では、人工補助脳の手術後はどうでしたか? 何かお変わりになった点とか?」
「う~ん。以前のように、いや、違いますかね。前以上に活発になったくらいですかね。でもどんどんサイボーグ化踏ん切ったのには驚きましたね。まさか両腕、両足切断してサイボーグ化ですからね」
敏郎は肩をすくめ、眉を八の字にして答える。自分には理解できないという表情だ。
「お子さんいましたよね?」
「え、ええ。大学生の娘と高校生の息子が……」
急に話が変わり、敏郎は戸惑う。
「お二人は信子さんとは仲がよろしいので」
「普通かと。どうして?」
敏郎は少し体を前に傾ける。
「いえ。活発になったというならお孫さんとも会っていたのかなと」
「う~ん。どうでしょうね」
敏郎は腕を組み渋い顔で考える。そして、
「あ、でも。VRMMOもやってるとか言ってたな」
「VRMMO? あの?」
「ええ。確かVRMMOで会ったとか?」
「なんてゲームです?」
「セカンドワールドでしたっけ。ゲームというより仮想世界を体験するやつで。確かVRMMOが出回った頃に生まれたやつですよ。人工補助脳を取り付けるのも確かそれも一因でしたね」
「VRMMMOが手術の一因とは?」
「いえ、その、あの頃は足も腕も生身でしたのでVRMMOなら仮想世界で自由に動けまわれるだろうって」
敏郎は急に早口に話し始める。そしてハンカチを取り出し額をぬぐう。
「それはど……」
「すみませんが。時間ですので」
と弁護士が止めに入った。彼は立ち上がり手をドアへと向ける。有無を言わせない感じである。
「わかりました」
花田たちは素直に立ち上がりドアへと向かおうとする。そこで花田は何かを思い出したかのように振り返り、すばやく、
「そうでした。一応関係者全員に聞いているのですが、昨日はどちらに?」
「もちろん昨日はアメリカですよ」
敏郎は何を馬鹿なことをという顔をする。
「ええ。わかってます。お一人でですか?」
「いえ、社員の者と」
「どちらの方ですか? これはアリバイ証人というものです」
「もういいですか? 本人はアメリカにいたんですよ。なんでしたら入国管理局にでも問い合わせすればどうですか?」
弁護士の松本が割って入る。
○ ○ ○
「以上が敏郎の話です」
『ふむ。そのVRMMOの件は怪しいな』
花田は車内で飯島班長に報告していた。画面の班長は顎を撫でながら思案する。
『よし。次は敏郎の家族に会いに行け』
「昨日聞いてないのですか?」
『いや、聞いた。ただ、VRMMOについては聞いてない。少し怪しいからついでに聞いてこい』
「わかりました」
敏郎宅のデータが届く。それをナビに登録しオート操縦で車を発進させる。
「あれ青山? 六本木じゃあないんだろ? 会社から近い方が便利なのに」
ナビを見て蒔田が不思議がる。
「こういう奴は六本木に愛人、本宅が青山なんだろ」
○ ○ ○
敏郎宅は青山にあり、そこそこ立派な一軒家だった。全室にカーテンが引かれている。周りにはマスコミが少々たむろっている。花田たちが家に向かうと彼らはカメラを握り、じっと目を向けてくる。
花田はチャイム鳴らす。反応はない。その後、チャイムを二度鳴らすも反応がなかった。マスコミがここに居座るのだからまだ家に居るのだろう。だが出てこないということはマスコミを警戒しているのだろうか。別に犯人として疑われてるわけではないのに。
花田は後ろからマスコミがカメラを回しているの気配を感じる。
「警察のものですがー」
蒔田がインターホンに向かい声を上げた。
「おい」
花田が注意するが、
『何でしょうか?』
と、女性の返事が来た。
蒔田がやりましたよと目で合図をする。
花田は喉を鳴らし、
「警視庁の花田なんですが信子さんの件で少しお話をお聞きしたくて」
『昨日話しましたけど』
「他に聞きたいことがありまして、ご協力をお願いします」
『……入ってください』
花田たちは玄関をくぐり、ドアまで向かった。ちょうどドアに近づいた時、向こうからドアが開いた。そしてフラッシュが。
「早く入ってください」
女性が花田たちを急かす。
二人はすばやくドアをくぐり玄関へと。広めの玄関。花田はそこで男性用の通学靴を見つけた。そして二人はリビングに通された。
「話とは?」
中年の女性はコーヒーカップを置き、おずおずと聞いた。かなりやつれている様子だ。例え事件から一日であっても義母が射殺されて、面白おかしくマスコミにカメラを向けられたら精神的に参るだろう。元々敏郎の会社には悪い噂があるくらいだ。根掘り葉掘り聞かれ、報道されただろう。
「まず確認として田宮明恵さんですよね」
「ええ」
「信子さんの件で少しお聞きしたいことがありまして。その人工補助脳についてですが手術をする経緯について何かご存知で?」
明恵は思い出すかのように、
「痴呆が原因だったと。記憶が悪くなったとかで。昔のことは思い出せるんですけど。最近のことは少し……」
「VRMMOについては?」
「VR……、ああ、あれですね。足や腕が悪いとかで体をうまく動かせないので。それで仮想世界で体を動かしてもらおうとか、だったかしら?」
明恵は眉をひそめて答える。
「そうですか。息子さんもVRMMOをやられているんですか?」
「え?」
明恵は大きく驚いた。
「旦那さんが言ってましたよ」
「え、ええ」
どこか歯切れが悪く答える。目が泳いでいる。
「今日は息子さんおられますよね」
花田がそう言うと明恵は驚いたようにびくりと肩を上げた。
「先ほど通学靴をお見受けして」
「……はい」
明恵は下唇を噛み頷く。
「息子さんにも少しお話をお伺いしても」
すると、
「駄目です」
明恵は大声を上げ拒絶する。すぐ我に戻りソファーに腰を落ち着かせうつむく、
「その、……息子は引きこもりがちで」
明恵の指が忙しなく動く。
「もしかして息子さんもVRMMOを始めたのもそれがきっかけで?」
「はい。最近では仮想世界の学校とか塾があって。……それで」
「具体的に始めたのはいつですか?」
「義母の手術してから半年くらい後だったから、一年半前かしら」
「息子さんと信子さんはVRMMOで接点があったとお聞きしたのですが」
「ええ。確かセカンドワールドでしたっけ。そこで会ったとか」
「信子さんはそこで息子さんの他にどのような方と接点がおありでしたか?」
「さあ、わかりません」
明恵は弱々しく首を振る。
「信子さん本人からVRMMOについて何か聞いおりますか?」
「いいえ。私も以前興味があり聞いてみたのですが特に何も……」
「あの。やっぱり息子さんにお会いするというのは駄目でしょうか?」
花田が丁寧に頼む。
しかし、今度は強く首を振り、
「それは駄目です。絶対。あの子、今は誰とも会いたがらなくて」
そう言って明恵は落ち込む。
「息子さんが引きこもった原因はなんでしょうか? もしかしたら何かお力になれるかもしれません」
蒔田が優しく諭すように話す。
「……いじめです」
「では……」
「待ってください。その件は解決したのです」
そう言われて蒔田は口を開けたまま黙った。
「解決って示談ですか?」
明恵は一度花田の顔を見て、すぐに下に俯く。
「はい」
なるほどそれでかと花田は思った。示談なんてものは当事者を除いた大人たちの表向きの解決法だ。それじゃあ根本的な解決にはならないだろう。大人がこんな解決を迫ったんだから今、自分たちが会いに行っても無駄だろう。彼が引きこもっている
「息子さんには信子さんがセカンドワールドでどのような方と交流が会ったのか聞いておいて下さい」
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