特殊クエスト 開始

 お久しぶりです。作者です。

 相変わらず世間は病魔の影響を喰らい、外出促進と自粛を一緒にやっている状態ですね。

 私個人としては、拙作を読んで暇でも潰して頂ければ色々助かります。

 短編含めて百個位作品は有るので、どうぞ読み荒して下さい!

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 どうする?

 何がどうしてなのかは知らない。

 けど、目の前の男は私が何に出会ったか知っている!

 私しか知らない詳細を……だ。

 『火柱と私を関連付けてハッタリを噛ました。』という考えは無理が有る。

 どうする?

 この場には私達だけ。他に気配は無い。

 相手の言葉を鵜呑みにしてしまうなら、私はこの場でこの男をぶん殴って逃走出来る。

 下手なのを相手にしてお尋ね者の件が更にややこしくなるのはマズイ。


 気絶させて逃げるか。リエさん、道具街の職人さん、デリードさん、宿屋サバオリの皆に別れも言わず、置いて行って。

 ここで厄介事に巻き込まれるとテミスちゃんの家捜しの障害になる。

 だから……………………


 「サシ。」

 「………え?」

 「私がサシでやる。」

 「??????」

 「アイツとの決着ケリは私が着ける。

 横槍を入れたら………。」

 闘志をぶつける。少し怯んだギルド長が暑くも無いのに汗をかきながら出来損ないの笑顔を貼り付ける。

 「解りました………。

 では、明日一日、猶予を差し上げます。

 調査及び討伐部隊は明後日の朝始動します。それ迄に決着が着かなければこちらも……ね?」

 「解りました。明日、ケリを着ける。」

 やられっぱなしで逃げる?出来る訳が無い。

 負けていないとは言え、一度背中を見せておめおめ逃げ帰ってお仕舞なんて誰が許すか!

 それに………

 「テミスちゃん、我が儘ゴメンね。ちょっとだけ、家捜しが遅れるかもしれない。」

 隣で事の顛末を見ていたテミスちゃんに謝る。

 しかし、謝られた本人は良い笑顔。安堵と歓喜がそこに有った。

 「ううん、有り難うお姉ちゃん。

 おじいちゃんとお姉さん、セリアちゃん達を放っておけないもんね!」

 そう、私の矜持として。そして、テミスちゃんの前で人を見捨てるなんて真似、恥ずかしくて出来る訳無い。

 たとえイバラの道であろうとも、そこが自分の行くべき信念の道であるならば!私は、イバラの道を踏み潰し!超えるまでッ!

 「お姉ちゃん、皆を、助けてあげて。」

 その目はキラキラと、揺るぎ無い信念が輝いていた。

 「と、いう訳で、私で暴れさせて貰うね。」

 答えはギルド長の表情を見れば明らかだった。




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クエストレベル:特殊クエスト


クエスト依頼者:王都冒険者ギルド長


クエスト概要: スライム変異種大量発生の原因究明と可能であればその打破(実質アモンの打倒)


クエスト場所:王都郊外全域


クエスト報酬:???




 ギルド長より特殊クエストを発令します。

 現在発生中した特殊個体のスライム大量発生の原因の調査、及び可能であればその除去をお願いしたい。

 今回は特殊な形態を取るという事で、明日一日、君にだけこのクエストを依頼します。

 その後は………僕指導で組織した調査隊に加わって貰いますね?



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 相変わらず力業ですね。あのヒロイン(?)

 さぁて、リベンジマッチのお膳立ては出来ましたが、未だ足りないですよね。

 次回は多分その補足だと思います。乞うご期待です。


 感想、評価、レビュー、ブクマ、SNSや口コミ等の宣伝お待ちしています。

 実は、偶にネットでエゴサをして自分の名を見かけてテンションが上がったりしています。(ただし返信は出来ない)

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