巨大化
結果として、『教えて』と言っておきながらお互いにお互いの攻撃を見せ合い………要は喰らわせ合い、技の応酬、両方共出血の無い技だけど血で血を洗う戦いを繰り広げる事になっちゃった。
まぁ、お互い殴り叩きあった結果互いに割と死にかけたけど、お陰で覚えられた。
ちょっとアレンジを加える事になったけどね。
「テミスちゃん、ここで待ってて。」
城壁の中、安心安全な宿までテミスちゃんを連れて行く。
「お姉ちゃん⁉」
「ちょっと行って来る。そこで待ってて!」
あんな猛毒生物がノコノコそこら辺に居られたらたまったものじゃない!
何より、後で行くと言った以上、それは守らなくっちゃいけない。
「お姉ちゃん!」
さぁ、リベンジマッチだ!!
ドン!
地面を爆発させるように蹴り飛ばし、再度私はスライムの居た所に駆けていった。
ドプーン…ドプーン…ドップーン。
リベンジ相手は割と簡単に見つかった。
何せ通り道が毒で溶けてるから道筋を教えてくれてる。
何せ超大きい。しかも…………………
「これ、ホントにさっきの奴!?なんか………膨らんでない!?」
さっきより明らかに目の前のゼリー饅頭(毒入り)は大きくなってる!
全長…約4m強。私の三倍弱!!成長期だってここまで大きくならない!
何?何が有ったの………って危なッ!
ポンッ!
スライムが自分の体を腕みたいに伸ばしてこっちに飛ばして振り回して来た!
バックステップで躱したけど、的確に私が居た場所が毒で溶ける。明らかに殺す気で来てる。
明らかにさっきと違う大きさと知能の異常な高さ。別個体とも考えたけど、私がさっき見たスライムの足跡がこのゼリー饅頭(毒入り)の所で止まってる。
突然変異?
ビッグライ●?
レベルが上がって進化した?
それともただの食べ過ぎ?
こんなヤバい状況なら撤退…………は無い!
こんなの人の居住地区に入り込まれたら大惨事じゃ済まない!
「何としても倒す!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます