スライムは続く
斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る斬る
殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る
蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る
叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く
踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む
四肢が数多のゲル生命体を始末する。
ごめんなさい。あなた達の命を頂きます。ただ、頂く以上は無下にはしません。
リエさん曰く、スライムの流動体の体は例外も有るけど肥料になっているらしい。
更には核の部分は意外や意外、食品に成ったり加工して道具にするらしい。
まぁ、それはそれとして………一向に減らない!無限のスライム!
何この数?倒すほどに目の前の光景がゲル生物になって来る⁉
私は辛うじて間に合ってるけど、スライムの数が多くて一掃は出来ない。
テミスちゃんは核を回収する手が追いつかなくなってきた!
この数、明らかに増え過ぎじゃ無い⁉
『スライムは生態系などが完全に明らかになっている訳では有りませんが、今の所解っている事は、自然発生する事です。
研究者曰く、強い魔力や土壌の養分、自然現象に刺激されて出来るとか。
だから環境に応じたスライムが出るのだ。というのが今の認識です。
そして、スライムが少ない地域は総じて痩せ、スライムが多い地域は総じて肥えているとも言われています。
まぁ、魔力や土壌養分を吸って生まれるのでしたらそれは自然ですね。』
リエさんの超圧縮スライム講義でそんな事を言っていた。
じゃぁ、この地域はとても豊かって事?
違うんじゃない?流石に。
昨日と今日の数の差を見ればそれは考えにくいでしょ?いきなり豊かになったなんておかしいし。
「お姉ちゃん、アレ。」
そんな事を考えている最中、テミスちゃんが声を掛けた。
手足をフル稼働しながらテミスちゃんを見ると指をさしていた。
その先には当然スライム。
「あれ、おかしくない?」
おかしいスライムだった。
1mくらいの、緑色のゲルの塊がそこには居た。
それ自体は『巨大なスライム』って事で納得できたかもだけど、おかしいのはソコじゃ無かった。
「足元の草が枯れてる?」
スライムの足元?這って動いた後の地面に生えてた草が枯れてた。
その大きな緑色のスライムが辿った跡が地面に残っていた。
私は、そのスライムの正体に気付いた。
「あれ、ポイズンスライムじゃないの⁉」
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