第4話 4わ
こんにちは、みなさま。
きょんでございまする。
いかがおすごしでごさいましょうか?
さて、このたびは、
わたくしめの大好きな、ねえさまのことを書かせていただきとうございまする。
ねえさまは、めいどと申すのでありましょうか。
かせいふのつとめを、天職だともうしておりまして、
神使のつとめを行いつつ、友ぱいろんやわたくしめを育てているのでございまする。
社のそばに菜園をつくり、育てた野菜を料理に使い、
炊事、洗たく、そうじまで、家事になんでも手をかけておりまする。
ねえさまは、からだを動かすことが好きなのだと、
よくもうしているのでございまする。
けれども、
猫又さま、たまさまは、ねえさま、あやはさまのことを、
かでんおんちともうしておりまする。
おんちとは、それをすることが
かでんとは、えれきで家事をおこなう道具、
つまりは、えれきで動くからくりをうまく使えないということでございましょう。
たしかに、ねえさまの手料理はとてもおいしく、ねえさまとともに家事のおてつだいをすることは、たいへんに楽しいことではありまする。
けれどもたしかに、
たまさま以外、からくりの調理道具がうごかしているのを見たことはございませぬ。
たまさまは、
あたしはめんどくさがりだからとよく申しておりまする。
でありますれば、からくりの調理道具をつかったり、
ねっとのあいでーを勝手につかい、いろいろちょろまかしているのだとお聞きしておりまするが、
ちょろまかすとは、いったいなんでございましょうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます