第26話
精霊の扱いはメイプルさんとミミに任せるとして
木の葉さんの扱いをどうするか
ミミに眷属召喚で
木の葉さんを呼び出してもらった
この世界の法則にしたがって
やっぱTSするよね
うん
そんな気がしてた
遺品はそのまま使えるみたい
木人の性質は残っているけど
獣の紋章が付いてるから
眷属したって事なんだろうね
やってもらいたい事は
この世界の聖樹の守護獣だから
脱皮?した抜け殻に
同化してもらおうかな
抜け殻を一度回収
洗浄や修復はせずに
比礼にする
入れ物・・
まあ肉の着ぐるみ
特殊外装だね
紐着けに竜の血を使う
抜け殻にはもうついるから
付着した血液を一滴
口に含んでもらう
左腕手甲肘より下に
刀傷を造り
抜け殻の内の血肉と
本人の血肉を触れ合わせ
契りとする
竜の血で狂うかもしれないし
契りが失敗すれば取り込まれるか
生きたまま和合は難しいんだよ
フレッシュの比礼がなく
変化の衣
例えば毛皮や毛皮帽
それですら術者が取り込まれ
元に戻れない場合が多い
レッツチャレンジ
んでやってもらいました
何ということでしょう
黒い鱗は黒曜石のような
滑らかな光沢を放つ大蛇になり
黒い皮膜の有る羽と
なんというかケツアコアトル?
それほど大きくないけど
音も無く浮き上がると
黒い巨木に巻きつきました
締め上げるというか
巻きつきながら上を目指し
って腹の部分が
同化しかけているような
黒い樹液が滴り落ちてるし
幹を伝い黒い樹液が零れ落ち
傍から見ると見ると
お互いに傷つけあい
血を流しているような
じゃなくて・・・
襲われてる?
介入しようとした時に
変化が現れました
殆ど幹に取り込まれようとしていた
蛇の尻尾が触れたところ
白銀の光りに弾かれ
バチッィィィと音がして
銀の弾丸が頭を打ち抜きました
弾かれるようにして
地面に落ちたのは
木の葉さんの本体
んっと拒絶された?
比礼はひらひらと
舞い降りてきて
一反木綿ってやつかな
一枚の黒く長いひらひらとした布
蛇とか羽とか何処行った
黒い樹液溜りに少年みたいな二人が
飛び込んだり顔出したりして遊んでいた
あれ案外深いのか?
ズズズ
黒い樹液溜りが這うように北に伸びる
赤い大地を侵蝕するように
ゆっくりと波打ちながら広がっていく
木の葉の左腕に黒い布が
半分巻き付いて
上空に引っ張り上げた
やがて地面より僅かに上で停止すると
木の葉は刀を地面に突き刺した
ひらひらと浮かんでる見た目とは
全然違うスピードで
草原まで飛んで行き
ガリガリと地面に傷痕を残しながら
円を描くように戻ってきた
その内側がパァーっと光り
領域指定されると
手前から次々と黒い樹木が生えてきて
砂糖楓の群生地になってしまった
代償に刀の刃先は欠け刃はぼろぼろ
序でに地面の近くを引きずられ
刀を持つ手も傷だらけだった
黒い大樹
もはや世界樹といって
差し障り無いが
メイプルシロップさんから
木の葉に精霊武装を授けたいが
黒竜の剣鱗を欲しいと提案された
あげてもいいけど
加工できないんじゃない?
硬度が高く壊れやすいから
鱗樹のがいいよ植物だしって
言ったんだけど
風の刃が欲しいみたい
仕方ないからゴルっちの錬金術で
刀の刃に変形させて
エッジ切れ味上昇
不壊というか状態保存
風の刃
三つの聖印を刻んだ
皇樹仕様の武器の
構造を理解するのと
単純に継承するのに
刀と鞘を大樹が取り込んだ
鱗の刀身を預かるって段階で
枝が巻きつくと
すぱっと切れる
黒い触手も同様で
刃から入れたら切り倒しそう
だったので背を当ててやり
無事取り込んだ
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