第25話
話を聞いてほしい
今から水精を呼ぶので
詳しい事はそちらに聞いてほしい
被害については補填しないし
治療や療養は期待しないでほしい
話し合いをした後は
速やかに帰って
今後はこの道を利用しない
こちらに交戦の意思は無いが
ここが大変危険で
立ち入り不可能だと
説得してほしい
そのような言葉を交わし
水河を召喚した
水樹達は水河の知人だったらしく
しばらく話してたが
水河の隣にケイが来ていた
「まぁかわいい!」
水河はピンクの水を
指先からだし
ケイに飲ませていた
甘い香りの水だ
ケイの髪が淡い蜂蜜色になっていた
「お持ち帰りします」
まあいいけど
ミミと話し合いしろよ
纏まった話だと
水樹二人は残り
一人は上で泉に水を張り
通行禁止にする
連絡があれば
彼女がしてくれるらしい
ラミアは残り
黒蛇とガーディアンは
戦死扱い
聞けばガーディアンは
本体が地上にあり
リンクが切れたら
新しい固体が出来るだろうと
黒蛇は気に入った泉を探している
とのことで生死不明で
行方不明ということにし
探索に水樹とラミアを残す
スイカさんは中央の泉に戻る
ここはエリスという水樹が
上にはシシリーという水樹が
シシリーにはお礼として
蛇比礼(おろちのひれ)
世界樹の葉
神海水を重ねて
浄化した物
神層水を渡し
緊急連絡用に
水河の泉の水
神結晶遠話の護符
水の浄化の護符
亀甲紋防御の護符
それを見てエリスが羨ましがるので
蜂比礼(はちのひれ)
水鏡
孔雀勾玉
八卦宝珠
ベヒーモスの翠甲
を与えた
蜂比礼は八の玉が付いた
組紐のようなもので
先にフックのような物が着いてる
女性が身につけるスカーフのような物
使い方は羽衣と同じ
変身用の入れ物
そしてアイテムボックス
水鏡はゲートや
反射板になる
映したものを送る
送り返す
魔法や物質を
反射=撥ね返す
作用は拒絶
孔雀勾玉は
孔雀の羽のような
模様の勾玉
毒蛇特攻
三倍ダメージ
八卦宝珠は翠甲を
八角に削り取った物に
蜂比礼を組み合わせたもの
案の定水河が欲しがったが
蜂が寄り付かなくなって
蜜を貰えないと言うと
引き下がった。
ベヒーモスを残し
先の決戦場に戻る
道中水河が水を撒くと
黒剣鱗の壁は
黒く捩れた角のような
鱗樹となり
見た目が硬質の凶暴なアロエ
黒い茨が巻きつき赤い薔薇が咲いた
茨の下に黒い草原が風にゆれ
道の所々に白い花が咲いた
道が切れた先にはには
緑の草原がまるで
公園のように生い茂り
周りは見渡す限りの荒廃した赤土
気を取り直して中央の池跡地
水の護符に書き足し書き足しして
フラワーオブライフを描く
対価は血
願うは大樹
魔を喰らい命の糧として
大地と水に還元し
生を尊ぶ息吹へと変換せしめ
大地の精の息吹を願う
ガルーダじゃ不味かろうと
黒竜の左腕を吹き飛ばし
護符に血を注ぐ
血溜りが溢れ
地面に吸い込まれ
俄かに発光する
ミミに黒蛇を出してもらい
選択を迫る
1つ突然の交戦は不本意だろうと不問とする
2つ此方で注意を引いたにも関わらず
追ってきた件でうちの守護獣と
敵対したのは不味かった
完全に敵認定しており
今更帰す事も治療をするのも憚られる
不本意ながら一度倒して格を下げ
聖獣扱いにしたが傍に置くのも危険だろう
他の者は直接交戦していないので
帰りたいものは帰し
残りたい者は残ってもらった
但し剣士はリンクが切れているようなので
此方に本体を置いてもらわねばならぬ
3つ聖樹として残るなら迎え入れる準備はある
水の大精霊に昇格した水河の推奨もある
貴女にとっては異界だろうが
この世界の世界樹を任せたい
新しい世代の長になってほしい
残る水樹も傘下に入れると約束しました
ほうほうの体で
這うように血溜りの中へ
シュウシュウと血煙を纏い
修復しながら大きさを増し
古い衣が抜け落ち
抜け殻となったそれを
尻尾で弾き飛ばし
紋章に牙を立て
ピキパキパキと
結晶の割れるような音と共に
その身を沈めていく
半ばまで沈んだそれは
尻尾がピンと立ち
黒い巨木がぐんぐんと
伸びていきました
やがて太い幹に絡まるように
2本の幹が絡まりながら
枝葉を付けたその佇まいは
見た目は黒い砂糖楓の巨木
葉は赤く楓というよりは
もみじのような
赤い魔力の篭った葉が
ふわりふわりと舞い落ちた
ミミの足元から
赤いメタルスライムが踊りでて
大樹の周りをぴょんぴょん跳ねながら
回りながら葉を拾い上に掲げ
落ちて弾けたその土地が
もこもこと盛り上がり
赤髪の白い肌の幼女
続いて金髪の黒い肌の幼女
銀髪の茶色い肌の幼女
黒髪に乳白色の肌の少年
茶髪に褐色の肌の少年
幼い容姿に
寸胴というか
ペッタンというか
起伏の無い
樽のような?
幼い体形
おそらくは
土の精霊なのだろう
少年に見えるのも
きっとショタっぽい何かで
性別が有る訳じゃないんだろう
ノームは少年みたいな
見た目してるって
フローラ様から聞いたこと有るし
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます