第10話

失敗しちまった

追えるかと思ったが

プロテクトきちーな


竜をどうにかしよう

随分隠匿かかってるけど

怪しい場所があるな


一度ゲート開いてるのか

座標指定ゲートオープン


見たことも無い砦の中庭だった

つーとココの真下が生命の

いや魔女の大鍋か


んじゃこのへんで

地下室の対岸で

デバインヒル

聖域指定

あっさりと転移で潜入

泉の対岸に着くと

緋眼の泉の水を

ビーカー1つ分

8回に分けて垂らした

ピンク色した不細工な

鰐のような生き物が

何かを追いたて浮上してきた

何処かで見たような少女が

うさ耳をはやしていた


「とりあえずそこの御前こっちに来い」


きれいに並んだ8匹の鰐


うさ耳「無理っすぅー!!」


あーあせっかくこっちに注意を引いたのに

一斉にうさ耳に振り向いた

直後凄まじい殺気が奥から放たれて

慌ててこっちに移動してきた

一匹目に右手を

二匹目に左手を

三匹目に尻尾を

四匹目に右足を

五匹目に右胸を

六匹目に左足を

七匹目に尻を

八匹目に

食われるところを救い上げた

耳を齧られたようだが


「んで生きてるか」


ゲートを出してウィトンフェイム周辺の

適当な池に放り込む

鰐達も捕縛して引きずっていく

ゲート解除


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る