第7話

境内に黒い蓮池を造り

白い睡蓮の池を造った

表に見えるのは

こんな物でいいよね


紅白の梅と

裏に竹林

大磯より

松ノ木を植樹


白蛇を三匹放った


睡蓮の池に

タイガ杉の

シードオイルを垂らすと

ぽわーと光り

白く濁り

キラキラと光り

更々と直角の筋が見え隠れ

それは幾何学模様のような

そしてサークルのような

不思議な模様が一瞬見えて

霧が発ちこめ

泡のように消える

清んだ池の水が

真澄のように

水面に浮かぶ

白い亀

腰蓑の様な

白い糸

良く見ると

蛇の尻尾のような

集合体

池のほとりに

黒い蛙が

んもーうもーと鳴いていた

亀は蛙に獰猛に噛み付き

水の底に消えた

しばらくして

赤べこの様な

頭が見えたとか

見えなかったとか


神社の軒下に

地蜘蛛が巣を作った

袋のような

靴下のような

その巣の中に

タランチュラのような

毛蟹の様な

毛を生やした蜘蛛


日の当たらない場所に

蟻地獄


目立たない草むらに

梅の枝

蟷螂の卵から

小さい

本当に小さい

蟷螂の幼生体

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