第6話

んじゃ天神様を下ろすとしようか


ふぁ?って顔されたけど

ちっ

降ろせてないよ

七尾の亀と梅の枝

蓮池の伝承

珍しい白い牛も用意した


五穀の何かを育てて

儀礼用戦斧で刈り取り

牛に食べさせて

大地母神の元へ行き

水の女神に会い

地上に出る


そんな話を書いて欲しい


御伽ちゃんに大地母神いる?

と聞かれ地零系だと

テンくらいしか雷系いないから

竜神系能力で水か大地母神じゃない?


それなら

金峯大山には天の真名井が御座います


「大弁財天功徳法」では


瞑想せよ。行者の前に金峯大山があり、

山脈の中に一の宝山がある。

宝山の頂には七宝荘厳の宮殿があり、

宮殿の中には大檀が、

大壇の上には宝華がある…

変容して三弁の如意宝珠になると観ぜよ。

海中や諸山河の白龍・青龍等は宝珠の働きを助けて

その威光を増し雲を起こして天に善風雨を雨せ、

天下万物を成長せしめる。

これはすなわち海中の宝珠が冥会不二で

一体のものであるがゆえである。


この地域では度々龍燈が灯り

それにより助けられたとの

逸話が御座います


なので大麦若葉を牛が食べ

魂が閻魔様のところに参ります

牛に引かれて参ったと

閻魔様は瀬織津比咩に引渡し

地上と地下の穢れを祓い清め

天の真名井でゆらゆらと濯ぎ

泥の底から蓮華の花の精として

地上に出てきたと

薄紅の衣を羽織った

若君と言う事にしたら

いかがでしょうか


梅の時期に合わせると

実がなるまで待てぬ事

牛が食むという事で

大麦若葉にいたしましたと


うん行けるんじゃない

すいぶん古い名前聞いたけど

天照大神の荒魂が瀬織津比咩

伊勢に伝えられているだけで

瀬織津比咩を祭っている神社が

宇迦御魂命に変わっている

なんて事が多いのだ


天照大神の本地垂迹を

十一面観音と信じられたり

如意輪観音が天皇家の

本尊として祭られたり

辰狐法は宮中で伝授される時には、

本尊の辰狐を金と銀で二つ作り、

壇の左右に立て、

天皇は四海の水を浴して位に即くとある。

「天照太神口決」にも

「王ハ南ニ向キ、摂政ハ北ニ向キテ、

左右ニ金銀ヲ以テ天ヲ造テ置キタリ」


ダキニ神がアマテラスだと

言われる由縁であるが

ここではそれほど重要でないので

さらっと流す


一度殺されて生き返る

牛神系山川草木の加護と

地上の竜宮を経て

泥の底から蓮華の精になり

火を水の加護

雷雲を操り大地に雨を降らす

誣いて言えば穀物神ではなく

山や草花

旧世代的な自然の神

山岳信仰に近いのは

素戔嗚尊

現人神としての須佐之男命

森林と草木の神

農耕神のアマテラスに

さんざん嫌がらせをした

スサノオ本質が分かれば

奇行の数々も森を

破壊から守る為已む無し

と思うのだが脱線した


諸々襲踏しての神成りである

本人が神と名乗るのを

たいそう嫌がったので

御神体のテンに入ってもらって

小野篁に神主を

小町達に巫女を

以前の巫女をテンに付け

自分の傍には紫式部と玄

以上天神の社の人員が

相成りました


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