独唱‐アリア‐ 作・金魚姫
今回はこちらの作品です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890363412/episodes/1177354054890363426
アリア、と言えば叙情的な曲調を思い浮かべるがさて、この作品はどうだろうか? そうでもないように思う。これは元となる物語があり書かれていると思うのだが、そのためか単一作品では読めない気もする。とは言え、読むしかないので読む。
『銀色の弾が 筒を飛び出した』
結果、誰もが妻や子や友すら殺しあう狂乱の宴が起きている。賢者や好敵手、またかつての王の不在、弱者も強者も等しく死んでいる。権謀術数の物語の終着点だろうか。詩の主体はそうしてただ一人、サバンナにたたずむ。何故、サバンナなのだろうか? 平原でも廃墟でもなく。サバンナにはどこか弱肉強食のイメージをうける。それは主体がいつか退場するまで終わらない狂乱の宴の延長線の上を未だ歩いているからだろう。それは現実のぼくら読み手にも言えることで、孤独の実感、再認識がそこにはあるのだろう。
ではこれにて、今回の感想は締めとします。関連作品があるなら読むべきだろうが、とりあえず今は読めない。
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