紅髪の異端審問官(6/7)
「――じゃ、お先にッ」
言うや
地面と水平に
ディナの
「ツァッ!」
盾を左手で
剣を持つ左手が折り
すぐさまレイは背後に一歩下がると
「チッ」
ディナはこれを両腕を交差させて防御、ガツンという
レイはこの一撃で決着するかと思った。後方に
ガキィンッ!
レイは
「……
その
「おいおい、これでもローティス教の
そしてまだまだこれからと右腕を前に出して構え直す。その腕、さきほどレイの
だがこの
その
しかしレイの目の前にはその地獄の
なお自然であることを
(……ふむ)
ディナの
彼女は強い。しかし手心を加えたり自ら負けを認めれば彼女は怒るだろうし、武闘家としての
それにもちろん、レイにも
「じゃあ、そろそろもっかいいくぜッ!」
再びディナが
しかしまた盾まで
「
(魔力を飛ばしたのか――!)
盾を
下がるレイにディナが追い
「
再び盾越しの一撃、見えざる拳がレイの肩を打ち、盾を持つ右腕が
「――ッ!?」
盾の
(殴り合い上等ッ――!!)
しかし無手での戦闘はディナに分がある。だからこそフェアになるように組手の最初に武装を
盾が動いた。次に来るであろう
クンッ
ディナの
(
自由に動く左腕で顔面を
盾を動かしたのはフェイク、注意を盾に集中させるため。密着しているが
レイの姿が見えずとも、相変わらず腕は
ディナが気づくより先に
一瞬の
が、次に待っているのは地面との熱い口づけだ。その来るべき
そして――
手放した盾がバタンと音を立てて多くの
「――これで満足してくれないか」
頭上から
一瞬、何が起こったのか分からず
「……これでも
その
「あんたにだったらこのまま抱かれてもいい」
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