第二章
紅髪の異端審問官(1/7)
「―――――」
文字にすることのできない奇妙で奇怪な音。おおよそ言語とは思えないそれには魔力に作用する特殊な
「〈見えざる刃、舞え〉」
そして魔法を完成させる最後のワードが口にされた。
「がああああああッ!?」
耳を
彼の命を
そのあまりにも
ここはラドカルミア王国の最北端にして最前線。人間が住まい
ここ最近は大きな戦闘行為はあまり発生していないが、
今回の戦闘のきっかけもそういった事に
だが、今回は少しばかり異常な開戦の
とはいえ下っ
戦術も何もない魔族達の突撃を人間が
このまま
「
一人の兵士が叫んだ。今しがた仲間を
その
どう見ても激しい肉体運動には
彼らはその
「―――――」
「〈見えざる
同時に三方向に放たれた
「弓兵、構えエェェッ!!」
魔法という
魔法を使うものは人間にしろ魔族にしろ精神集中の
山なりに放たれた矢の一群が
「
相手の魔法がいかに発動するのが早かろうが、その効果は見たところ一瞬のもの。ならば、絶え間なく矢を放ち続ければ何本かは魔法の
「―――――、〈光よ
第二射が放たれるより早く、
どこを狙うべきか、兵士達が混乱する中、魔族領側の奥から敵の
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます