第40話 真実

かりんだけが素直に打ち明けた。

かりんだけが嘘をつかなかった。

かりんだけ。


ご主人はとうとうあの人に本当の事を

告げてしまいました。


大丈夫だといいながら泣いた。

怒った。


ご主人は人を傷付けてしまいました。

大切な人を。


最低です。


それでも離れないと言ってくれました。

かりんを許してあげてほしいといったら

わかったと言ってくれました。


ご主人は人を信じることが怖い。

だけど大切なあの人を信じてみます。


もし信じてもいなくなってしまったその時は

ご主人はこの世を去ります。


息子には申し訳ない。


でもこんな母親でない方が幸せだと思います。


障害はあるけど可能性がとってもある。


もっと広げてあげたい。


ご主人はもしあの人がいなくなってしまっても

生きていけるだろうか?

息子の為に。


今まで息子に生かされてきた。

どんなに死にたい時も。


だからまた助けてくれるだろうか?


あの人がいなくなったらご主人は

完全に人を信じることができなくなると思います。


黙っていた方が良かったかもしれません。

相手を傷付ける事をわざわざ言う必要は

なかったかもしれません。


だけど大切だからこそ嘘がつけませんでした。


いつかバチが当たるのだろうか。


明日から明後日かもっと先か。

どうせバチが当たるのなら死んでしまいたい。


でもそれは逃げること。


生き地獄を味わうべきなのです。


ご主人はなにもしていない。

したのは別の人格です。


だけど理解は難しいと思う。


今日大丈夫、離れないと言ってくれただけでも

優しい人なのだと思う。


失いたくない。


だから決めた。


ご主人の意に背くなら

徹底的にやり方がわからなくても

あなたたちを必ず排除します。


ご主人は自分を大切にすることにしました。


かりんだけは許します。

真実を語り、反省したからです。


あやちゃん、愛さん、

反省して正さないのなら貴方達は

もう必要ない。


この体も心もご主人のものです。


絶対に渡しはしない。

怒らせたら貴方達を排除する。


忘れるな。これは警告だ。

考えて行動しろ。

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