第2話 声は形となって外界へ
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public class HelloWorld{
public static void main(String args[]){
system.out.println(“hello world!”)
}
}
/**************************************************/
「こんにちは!こんにちは!間違えました!おはよう!おはよう!おはようございます!
お仕事のお時間ですよ!起きて!起きて!」
「ふわぁ……、え?」
消えた世界から数日なのか長い年月なのか、よくわからない日数を魂だけの存在で漂っていた。
忌まわしい記憶が一切なくなったわけではないが、自分という形があることが純粋に嬉しかった。
「仕事?って、君は?」
「私はお手伝いロボのエディットです!なんなりとお申し付けを!」
彼女は自分らとなんら変わりない容姿を持ち、ロボには見えない、というよりロボってなんだろう?
「はぁ、それで、ここは?」
「バグ様のお住まいでございます!快適な生活に程よいお仕事!これで最高のパフォーマンスが発揮できますね!」
「はぁ」
曖昧な返事しか出来ない。そもそも、望んでいないのに。
「あ!出動時間を7秒遅れてます!行きますよ!」
エディットに手を引かれ何も理解してない状態でおそらく我が家を出る。
どこか見たことあるような街並み、建物が広がり、また生を受けてしまったのかと薄暗い感情が蘇る。
「どうしました?怖いですか?」
「いや……、何でもない」
エディットは僕のことをよく見ているようだ。そのうちこの人も離れていくのだ。
あの時のように。
「はい!着きました!今回担当する
嬉々として説明する彼女は彼の意思を無視して扉を開けはなつ。
「たのもー!!!」
『『『hello world!』』』
凄まじい爆音が
1人の青年が手を腰に当て声高らかに叫び散らしていた。
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*外界の皆様、こんにちは!エディターこと
*エディットです!
*ここはコメントアウトになります!
*私と皆様しか認識できない領域です!
*
*ここで終わり?と思った方々、残念ながら
*本日はここまでです!
*次回からこの人たちは何のプログラム?
*をご説明していきます!
*
*私のコメントアウトを読むと、すこーしだけ
*物語とプログラミングが楽しくなるかも?!
*
*プログラミングが擬人化した優しい世界、
*乞うご期待!!
*
*ちなみに今作の主人公は「バグ」様です!
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ハローワールド 龍樹 @takky_yuu
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