私は婚約破棄させて頂きます、申し訳ございません

一ノ瀬 彩音

第1話 婚約破棄させて頂きます

私は某学園で教師をしているのですが、そこで

同じ職場の男性の事が大好きになって恋愛していた

のですけど、それに将来は婚約の約束もしていた。

しかし、男性のある所を目撃してしまってショックを

受けて婚約破棄しようかと考えてます。


今、私の目の前には将来、婚約を約束した男性が居ます。


私のお名前は相羽琴音アイバコトネ

年齢25歳で職業が教師です。


相手の男性の事ですが、お名前は久遠和人クオンカズト

年齢25歳で職業が教師です。


私と同じ某学園で教師をしている。


これから大事なお話をするところです。


和人に対して私は婚約破棄しようとしています。


和人が納得するしないに関わらず、婚約破棄させて頂くつもりです。


「和人、いきなり呼び出してごめんなさい、大事なお話があるの」


「別に用もないし、ぜんぜん構わない」


「大事なお話をさせて頂きますね」


「はい」


和人は私の大事なお話を聞こうと緊張しているのか、それとも

焦っているのか、どっちなのかはわかりません。


しかし、和人にもきっと思い当たる事があると思います。


「お話をさせて頂きます」


和人は頷いてくれた。


「婚約破棄させて頂きます、申し訳ございません」


「婚約破棄だとっ!?」


「どうしてそんな驚くのよ」


「あれだけ恋人として仲良くしててしかも婚約の約束まで

していたから大丈夫かと思ってた」


「よくそんな事が言えるわね」


「どういう事だよ」


「和人のとある所を目撃してしまったのよ」


「まさか………………見たのか?」


「はい、バッチリと目撃させてもらいました」


「まじかよ、それはまずいな」


「まさか和人があんな事をしているなんて信じられなかった」


和人は二次元の女性に興味を抱いててしかも二次元の女性に

向かって愛しているよと言っている所を目撃した。


私はそれがショック過ぎて落胆してしまったのです。


「別に人にはそれぞれ趣味があるじゃないか」


「それはわかりますが、二次元の女性に向かって愛しているは

流石にないわね、まじひくわぁ」


「そこまで言うのかよ」


「はい、言います」


「まぁ、婚約破棄は認めない」


「どうして婚約破棄を認めないの?」


「認めたら負けになるからな」


「和人がどんな事を言っても婚約破棄をさせて頂きます、

申し訳ございません」


「頼むよ、チャンスをくれないか?」


「チャンスなんてあげません」


「じゃあ、せめて最後に琴音のパンツを見せてくれ、お願いだ」


「嫌です、パンツなんて見せません」


どうして私が和人にパンツを見せないといけないのよ。


これから婚約破棄する相手にそんな事をする必要性がない。


「パンツを見せてくれっ!!」


「はぁっ、ダメです」


「この通りだ、頼むよ、琴音」


「婚約させて頂きますね、申し訳ございません」


私は和人の目の前から歩いて消えようとしていたら、

和人が私に抱きついてきた。


「何をするのよ、おやめなさい」


「琴音を離さない」


「婚約破棄するんだからダメなの」


「わかった、俺が悪かった、許してくれ」


「本当にそう思っているの?」


「ああっ、そう思っている」


「わかりました、婚約破棄の事は考え直します」


「ありがとうな、琴音」


私と和人は大事なお話が終わるとそれぞれが自宅へと帰宅する。


しかし、その数か月後、和人はまだ二次元の女性に恋をしていた。


私は呆れて何も言えずに和人とは婚約破棄をさせて頂きました。


さすがに和人も今回ばかりは婚約破棄する事を認めてくれました。


私より二次元の女性がきっと大事なのでしょうね。


そんな人とは婚約も出来ないので婚約破棄が一番だと思いました。


私はまた新しい恋愛を求めて………………。

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私は婚約破棄させて頂きます、申し訳ございません 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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