好きな人の理想の姿を演じることを意識しすぎた結果、伝えるべき言葉が見えなくなってしまったのだろうと感じました。
「君を、愛している。この上なく単純な言葉を、僕は死ぬまで抱きしめて歩く」の部分は泣きそうになりました。彼女への愛を忘れずに生きていく「僕」の姿が、切なくも愛おしい。゚(/□\*)゚。
作者からの返信
羽間さん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
まさに仰る通りです。「理想の姿」から脱出するタイミングを作れないまま、愛する人を手放してしまった男の深い後悔を描きました。
自分の本心すら見つめきれないまま冷ややかに手を離し、たった今失ったその人を初めて強く恋い慕う彼。深い苦しみを深く感じ取っていただけて、とてめ嬉しいです!(*´꒳`*)✨
苦い、ああ苦い。
頭をよぎる妄想が悲しいですね。
短い文章に凝縮された恋慕と後悔。
沢田研二の「 サムライ」を思い起こしました。(ちょっと古いかしら、ごめんなさい)
作者からの返信
柊さん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
苦いですね……(>_<)
ドアを駆け出すところからは彼の妄想だということが、少しわかりにくいかな?と気になっていましたが、深く感じ取っていただけてよかったです!♡
ああ、確かに!「♪片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を♪」ですよね(*´꒳`*)ジュリーの『サムライ』は最高に美しいと思います……✨✨
実はこの話の中の「たった45分前」も、ジュリーの『背中まで45分』という歌があったなあ〜と思い出していたんです。この話、ジュリーとめちゃめちゃ縁が深い!(笑)
避けに溺れなければ心が張り裂けそうなほど、愛していたのでしょうね。
なのにどうして、素直な気持ちを言葉にできなかったのか。きっとどれほど後悔しても足りないでしょう。
君を失った苦しみと痛みを抱えて、これからどう生きていくのでしょうね(;つД`)
作者からの返信
無月弟さん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
本当にそうですね。愛する人が目の前にいるうちに、なぜ本心を伝えられなかったのか……強い酒の熱に胸や脳が揺さぶられるまで、想いを真っ直ぐ伝える大切さに気づけなかったのですね。
深い後悔ごと、失った恋人のことは何一つ忘れたくないと、今の彼は思っているのかもしれません(>_<)
火酒の強さと思いの強さがリンクします。
切なく苦い味のワンシーンですね(>_<)
「なぜ、宝物が手の中から消え去るまで、それが宝物だとは気づかないのだろう?」って、まさに、そのとおりで……宝物を生涯、抱きしめて歩くのですね、苦しくとも。心情が熱く迫ってきました。
作者からの返信
ひいなさん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
手の中にある間は、気づかない。失って初めてその大切さに気づく。恋愛だけでなく、どんなことにもそれが言える気がして、手の中の幸せをなかなか噛み締められない人間の哀しさを思います(>_<)
手の中にない幸せを追って歩き続けるのが、人間なのかもしれませんね。