追いかける

僕は、あなたを追いかける。

どこまでも。


あなたの眼差しが、僕を捉えて離さないから。

命を削りながら燃え上がるあなたの瞳は、一秒後にその命が尽きても構わないとはっきりと告げている。

命を楽しむよりも、燃やし尽くすことの方が大切なんだ、と訴える。


そんな目で、あなたが僕を見つめるから。

だから、僕はあなたの背が遠ざかるのを、ただ見送ることなどできないんだ。



あなたは、僕の指の決して届かない場所にいる。

僕が、こんなにも焦がれていると知りながら。

美しく微笑む横顔を見せて、あなたの背は僕の腕からさらりとすり抜ける。

その滑らかな肩に触れたいと、これほどに焦がれるのに。

あなたはそれを決して許さない。


——この指が、永遠にあなたに届かないことを、僕は知っている。


だから。

僕は、永遠にあなたを追いかけるよ。



あなたを、捕まえさえて。

「無理だよ」と、笑うでしょう?

あなたは、そのまま笑っていて。


必ず、この指であなたの白い肩を捉えるから。



だから。

約束してください。


僕が、あなたの肩に触れた時には——

あなたは、その美しい微笑みで僕を受け入れると。



あなたが決して信じない「永遠」を。

僕が、必ずあなたに見せてあげる。




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