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極限状態において、お前のために俺を見捨てろっていうのは、最大にして最高の友情?思い?信頼?なんですよね。ちょっといい言葉が出てきませんが。俺の屍を越えていけ、と。
久しぶりにこの極限状態を垣間見ることが出来て、こう、心に響きました。切なく哀しいけど、強い。
作者からの返信
もはや荷物にしかならない自分を置いていけ、でなければ許さないという戦友の懇願。大事な友人を道連れにはしたくないという思いなのでしょう。その願いを受け入れる以外にない状況というのは、どれほど痛みに満ちたものだったかと思います。
その地獄のような場面を最後に、もう話すことも笑い合うこともできなくなった戦友を胸に生かし続けたいと思う彼の決意。その決意だけはどうか叶いますように、そう思わずにいられません。
お話の振り幅、広いですね。
戦争を舞台にはしてあるけれど、「この世は地獄だ」という言葉にもっと普遍的なものを感じました。例えば社会の犠牲になって圧し潰されたり、自分から命を絶ったり。そういう人を友として持っていたら、この主人公のようにその人の分まで生きるべきなんだろうなと。
深読みしすぎかもしれませんが、なんか遠いところまで考えてしまいました。
作者からの返信
柊さん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
共に過ごした友人の命が、こうして抗う術もなく無差別に奪われる。そういう瞬間を目の当たりにした彼は、この理不尽な世界にどれだけ憤りや悔しさを感じただろうと想像します。
この話は戦争という非常事態下でしたが、残酷な社会の中で命を落とす人は、時代に関わらず絶えることがないですね。そんな友のために、意地でも生きる。目の当たりにした人々は、そう決意せずにいられないのではないかと思います。