応援コメント

後日譚②(終)「ケンカップルの年越し」」への応援コメント

  • 大変お待たせいたしました。
    読みます企画へ参加頂きありがとうございます。
    早速ですが感想を。

    百合と言う題材が好きな人には興味を抱かれると思われます。
    淡々と進みつつも、幾らかの盛り上がりもあり物語自体はよく纏まっているかと。
    曜日ごとに登場人物を切り替え、異なる話を展開しているので、関心を持った部分から読めるのも悪くないです。

    気になった点。

    各登場人物の性格付けや個性が乏しいと感じます。
    極端な性格設定はキャラ文芸に至ってしまうのですが、もう少し個性を出せればより、登場人物に感情移入できると思います。
    ここまで読んだ感じでは、個性が乏しくて1章乃至は2章程読めば、お腹一杯と言った感じで物語に存分にのめり込めません。
    特に地の文に於いて全員が一人称「私」である事、その一人称が俯瞰的で感情表現に乏しい事などから、冷めた感じで物語を見てしまいます。

    噛み砕いて言うと、どの物語もシチュエーションは違っても、登場人物は同じ、と見えてしまうので結果、読み飽きてしまう部分もあろうかと思われます。
    それはPVに顕著に表れているのではと。

    カクヨムの読者をメインとして対象にするならば、人物の性格、そうでない場合は、例えば文芸としてならば現状でも悪くは無いですが、それでも心情描写が乏しいと感じるので、地の文での説明ではなく心の揺らぎをもっと出せれば、良作に至る可能性はあると思います。

    以上、よく纏まっていて読み易さはありますが、地の文での工夫がもう少し欲しいと思いました。
    今後に期待致します。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。
    地の文の淡白さに関しては、自分でもどこかで治さなくてはと感じていました。地の文が仏頂面と言うのでしょうか、感情が薄いのですよね。課題点がより浮き彫りになったので、感謝しています。
    しかし、以前から考えていたのですが、どのような工夫でより個性が現れるのか、中々上手い方法が浮かばない次第です。もしよろしければですが、より詳しくお聞かせ願えないでしょうか。
    改めて今回は貴重な感想ありがとうございました。