第2話レイジとギルド

まだここに来たばかりのレイジにとって冒険者クランに入れるのは思ってもみない

展開だった。

「本当ですか!?」

「はい、ギルドカードを作ってダンジョンに潜ってみて自分でやっていけると判断したらいつでもクランのホームに来てください。数人までならお友達もつれてきて大丈夫ですから。」

「ありがとうざいます!」

そういって会計を済ませヘーゼリッタと別れたレイジはギルドへと歩いて行った。

ギルドの見た目は大きな教会といった感じで、内部には換金所とシャワールーム、

そして処置室と呼ばれる怪我人の治療施設があった。そして、ギルドカードを受け取るには学力と体力のテストを受ける必要があり、このテストは合格するのは簡単だが、良いスコアを出すと初めから緑を受け取れるそうだ(受付嬢に聞いた)早速テストを受けに行くと今日は俺を含めて5人らしく、金髪のイケメンと黒灰色の髪の女の子、あとは双子と思わしき茶髪のツーサイドアップの子とストレートショートの子がいた。テストを終わり、結果が発表された。学力では黒灰色の女の子が、

体力では俺と金髪のイケメンがよい記録を取ったとして緑を受け取ることができた。

その後、武器屋で片手剣を買い、早速ダンジョンに入ってみた。

ダンジョンは地下にあるはずなのに壁が発光していて明るく、とても神秘的だった。

歩いていくと、早速スライムに出会った。まだ戦うことになれていないレイジでも、見えている核をつけば良いだけのスライムを倒すことは簡単だった。

そのまま歩いていき、苦戦しながらゴブリンや兵隊蟻などを倒していき、ちょうど10体くらい倒してダンジョンを出た。モンスターは倒すと基本的には魔石を落としチリとなって消えるが、ごくまれにドロップアイテムを落とすらしい。ダンジョンは

円錐形になっていて各階層ごとにモンスターの強さが少しずつ変わっていて、1~7層が白~緑、8~20層ば青~赤、21~35層が赤~黒、36〜60層が黒らしい。外はもうすっかり暗くなっていたので真っ直ぐ俺の泊まっている『雪見の宿』に戻った。

次の日、またダンジョンに行くと、テストの時にいた金髪のイケメンと黒灰色の髪の女の子に出会った。2人もたまたま出会ったらしく今日は一緒に探索することになったので自己紹介をした。

「俺の名前はレイジ、片手剣を使っています!よろしく!」

「俺はジーク、武器はバスターソードだ。」

「私はフェリシア、基本的には弓を使っています。よろしくね。」

女の子の名前がフェリシア、金髪のイケメンがジークというらしい

フェリシアは敵が近くまで寄ってきたら短剣を使うらしい。

今回の探索では4層まで潜ったが、やはりパーティーを組んでいると何倍も楽で

サクサク進むことができた。帰る際にジークの提案で飯を食べていくことになった

店の名前は『ななはち』なんでも,安くておいしいらしい

「ジークとフェリシアは明日もヒマ?」

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