No.5 悪役王女は考える Part2
「……姫様……?最近、ぼーっとする事が多い様ですがどうされたのですか?」
「……へっ?いや、なんでもない!なんでもないわ!」
リンヴェル……なにか聞いた事のあるような名前なのよね。それになんだか見た事あるような容姿だし……。
恋学にそんな子いたかな……?全然記憶が無いんだけど……。隠しキャラ……?公式も1人、隠しキャラがいるとかなんとか……。
隠しキャラは、もしかしてリンヴェル……?
あーもー……!せめて苗字とか知ってたら……何かわかったかもしれないのに!
それにしてもリンヴェルって美形よね……。
フィファナテも凄い可愛いけどぶっちゃけリンヴェルの方が可愛いと思うわ……。男の子だけど……。というか怒られたかな?いきなり髪触りたいとか言って……。変態だと思わ
れた……?
「姫様!」
「はいっ!!!」
「……街に行った時から、ですよね。何か、悩み事でもあるんですか……?」
「いや、なんでもないのよ本当に!!」
「姫様。隠し事は、禁物ですよ?」
「うぐっ、でも……」
「ひーめーさーまー?」
「………あのね。街で出会った男の子がいて……。青みがかった銀色の髪が凄く綺麗で……。触らせて欲しいって頼んで……。だから、怒らせちゃったかな……って……。」
‘‘青みがかった銀色の髪’’でなんかメリアで反応してたけどなんだろう?
「姫様、その人、名前はなんと言うのですか。」
「え?リンヴェルって子よ。私を助けてくれたの!」
メリアが固まる。
「姫様。リンヴェルという人には、近付かない方が良いかと存じます。」
「どうして?優しい子だったけど……?」
「どうしてもです!」
何故そんなに否定するんだ……?いい子なのに。
「そ、そうなの……?リンヴェルは悪い人?」
「悪い人じゃ、ないのですが……。まぁ後後分かってくる事です。」
「なにそれー!凄い気になる……。」
「それより。いよいよ明後日に迫ってるんですから。姫様のお誕生パーティー。陛下達、張り切ってましたよ。」
「そうね。そうなのよね……。」
実はこのパーティーでフィファナテはレイゼルアに恋をするのだ。フィファナテの6歳の誕生日パーティーで、って書いてあったし……。そこから無理矢理婚約して……。
王子は絶対挨拶しに来るから、1回は会うだろうけど、その後はあまり会うことはないだろう。そこで素っ気ない態度を取れば、きっと……!うんうん。これで良い!レイ様は馬k
……。忘れっぽいから私の事なんてすぐ忘れるわよ!
「……お父様とお母様なら凄い衣装やパーティーになっちゃうわね。ドレスとかはほぼ全てお父様とお母様に任せ切ってるし……。」
「……そうですね……。」
メリアが遠い目をする。私もわかる。お父様は私の事となると子供のようにはしゃぐんだよね……。制御が難しいと言うか……。
めんどくさいのよね。
「……ねぇ、本当に出なきゃ駄目?風邪引いたって言って……」
「駄目です。この国の王女様のお誕生日なんですから……。」
「そうよね……ねぇ、明後日のパーティーにはベニトアイトの王様とか王子は来るの?」
「そうですね。招待状は送ったと言っていましたし、まぁエレメージェライツより小さい国ですので断るなんて事はまず有り得ないでしょうね。」
「なんだか強制的に来させてる見たいね……。」
「まぁそうですね……。」
ーお父様からのプレゼントがぶっちゃけよく分からないのよね。フィファナテの記憶では去年の誕生日プレゼントはお父様の抱き枕だったわ……。
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どうも、桜乃春妃と申します。突然の挨拶すみません。
今日は少し短く感じるかもしれませんm(*_ _)m
フォローしてくれている皆さん、こんな小説を応援してくれる方々、本当にありがとうございます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)”
小説を書くなんて初めてですので、よく分からないところや、たまにおかしいところとか、意味分からないストーリーとかぶっ飛んだ設定とかもあるかもしれませんが、大目に見てやって下さい( ˊᵕˋ ;)
応援、応援コメント、レビュー、フォロー等貰えると悶絶して暴れて喜びます。
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