第26話 協力体制

「遅いな……」


エリーが冥界に解読を依頼しに行って間もなく一日が経とうとしていた。


陽が落ちる頃には戻りますと言って出かけて行ったのだが、陽は一度身を隠したあと再び顔を見せているという有様である。


昨日エリーが冥界へ帰っている間、ノイム村にいる有識者のところへ向かい、親書について意見を交換したが、あまり良い返事を聞かせてはもらえなかった。


どうやらこの村ははずれのようだ。


バンから教わった候補はまだいくつかあるが、気づけばなくなってしまいそうなほどの数しかない。


もしクリュメノスが解読できなかった時のためにも、対策はいくつか立てておく必要があるだろう。


とりあえず次に向かうところは、これまたアナトルムの郊外にあるピットレ村にしようと決めたのが昨日の夜のこと。


アナトルムに帰ってきて王城へ戻り、バンに軽く今日のことを報告した。


その後は王城に身を置くこともできたのだが、やはり肩身が狭くなりそうなので断ってきた。


今はアナトルムにある小さな宿にいる。


宿を取る際にはシエラからの根回しがあったようで、宿主から料金は必要無いと言われてしまった。


本当にシエラには頭が上がらない。


その宿で一夜を明かし、朝御飯を食べて村に向かおうかと思ったものの、エリーのことが心配だった。


彼女のことだから、迷子になって合流できずにいるとかそのようなことはないとは思うのだが、これ程までにエリーが俺のそばから離れたのは彼女と契約して以来一度もなかったので不安が募る。


もしかするとクリュメノスに親書の解読をお願いしたことで、何か問題が起きたのかもしれない。


元々エリーは現世への干渉を禁じられている身だ。謹慎を言い渡された可能性も完全に無いとは言い切れなかった。


とはいえ、俺はできることをひとつずつこなしていくしかない。


俺には冥界がどのようなものかわからないし、そこに行く手段をもっていないのだ。


今日くらいはエリーを待ってみようかとも考えて午前中は落ち着かないまま過ごしていたが、結局のところ進展はなく、少し遅くなったがピットレ村に向かうことにした。


アナトルムの城下町から西門をくぐって外に出る。


ピットレ村へはこのまままっすぐ歩いていくと到着する。


(どこに行ってしまったんだエリー……)


俺は思わず空を見上げた。


今日は朝からずっと陽の光が遮られたことはないような雲ひとつない青空で……青空?


目の前には大きな影が落ちていた。


突然空に現れたそれは、どうやら人の形をしておりそのまま重力に引かれるようにして俺の顔に向かって落ちてきた。


「はぁ?ちょっ……」


あわてて受け止めようとするが時すでに遅く、俺は降ってきたそいつの尻に押しつぶされた。


お腹のあたりで受けとめることになってしまったため、肺の中の空気が一気に押し出される。


ついでに背中から地面にダイブしたから腰も痛い、降ってきたものが想像より軽かったことが唯一の救いであろうか。


「いてぇ……な、何なんだよ」


恨み言を漏らし、俺の頭上から降ってきたものを改めて確認した。


腰まで届く長い髪に、まるで人形のように精巧に整っている中性的な顔立ち、そこから覗く緋色の眼と視線がぶつかった。


それは悪びれる様子もなく、俺に向かって妖艶な笑みを浮かべていた。


「おお、お主がハロルドか。こうして顔を合わせるのは初めてだな」


「え……?」


何故この人は俺の名前を知っているのだろうか。


そいつは俺に馬乗りになった状態から立ち上がり、ぱんぱんと膝に着いた土埃を払ってみせた。


「自分の名はクリュメノスと言う。長いからクリューと呼んでくればよい。聞いたことがあるかもしれんがエリーの上司にあたり冥界の長をやっている。いつもエリーが世話になっておるな」


クリュメノス、それはエリーからも最近聞いていた名前と一致していた。


だが、俺が予想していたような容姿とはまるで違っていた。まず男なのか女なのかはっきりしない。髪も長いしおそらく女だろうとは思うのだが確信は持てなかった。


そのような見た目で冥界の長を名乗るものだからものすごく違和感があった。


「えっと、よくわからないのですが何故そんな人が空から降ってきたんですか……?」


俺も立ち上がって身体に着いた土を払った。


「うむ、お主に会いに行くためには冥界から現世に転移テレポートする必要があるのだが、座標をお主の現在地に設定したらこうなってしまった」


ものすごくダメな人のような感じがした。


これで本当に冥界を統べているのだろうか?


「と、そのようなことはどうでもいいのだ。お主、エリーがどこに行ったのか知っておるか?」


クリュメノスは神妙な面持ちで俺に尋ねてきた。


「え?冥界にまだいるのではないのですか?」


「やはりお主は知らなんだか……エリーは現世時間で言うと昨日の夜十時頃にアナトルム郊外に転移テレポートしたはずだ」


つまりエリーは冥界で起きた問題に対処しているわけではなく、現世で何かトラブルに巻き込まれたということだろうか。


「エリーは現世へ戻ったあと、ぱったりと連絡が途絶えている。自分が解読したこの親書を朝に取りにくると言っておったにもかかわらずな」


クリュメノスは手で親書をひらひらと振ってみせた。


「クリューさんはエリーが行方をくらました理由に心当たりはないのですか?」


俺がそう聞くとクリュメノスは困ったように肩をすくめた。


「ふむ、あまり考えたくはないのだがな……もしかしたら現世で自分たち冥界の住人を欲する者たちに捕まったのかもしれん」


「……どういうことですか?」


「自分たち冥界の住人は現世で生きている者と違って、魔力を操ることができる特性がある。この特性を利用してとあることを行う酔狂な人間もいるということだ」


俺は首を傾げた。霊術の類にそこまで造詣ぞうしが深いわけではない俺には、クリュメノスが言っていることがあまり理解できなかった


「……すいませんよくわかりません」


「簡単に言えばエリーに危険があるということだ。自分としては排除したい可能性ではあるのだが……」


クリュメノスは眉間にしわを寄せながら答えた。


エリーに危害が及ぶ可能性があるなら、俺はすぐにでも捜索を開始したい気持ちがあった。


「ハロルドよ、ひとつ取引といこうではないか」


「取引……ですか?」


「お主はエリーから何度か聞いているかも知れぬが、自分たちは現世に大きな干渉をすることはできない。だから、この親書の内容を教えてやるかわりにお主にエリーの捜索をお願いしたいのだ……どうだ?」


真剣な表情で俺を見つめている。エリーを本当に心配しているようだ。俺の返事は決まっていた。


「そんなの、親書の内容を教えて貰わずとも協力します。そもそも親書の解読をしていただけるなんて思っていませんでしたし、なにより俺もエリーが心配ですから」


俺の返事を聞いたクリュメノスは満足そうに微笑んだ。


「うむ、協力感謝する。自分も可能な限りお主に助力することを約束しよう」


「ありがとうございます。ですが、手掛かりがないままではどうすればいいのか……」


クリュメノスにも今エリーがどこにいるのかわかっていないようだった。


このまま闇雲に探しても見つかる可能性は低いだろう。


「それに関してひとつ提案なのだが、お主エリーが着けているブレスレットを覚えているか?」


「ブレスレットですか?」


二人でタリアの街へ買い物に行った時に買った蒼い色のブレスレットの事だろうか?


「うむ、一度エリーに見せて貰ったことがあるが、あのブレスレットはエンデという鉱石で作られておる。希少な宝石だから、お主が買った時それなりに値段がしたのではないか?」


確かにそんなこともあった。エリーに似合うと思って買ったのだが、値段をよく見ていなかった俺はレジに通した時の凄まじい金額に戦慄したのを覚えている。


買ってやるなんて格好つけたのにやっぱり無理などと言うことはプライドが許さず、手持ちが足りなかったので口座に請求が行くようにしてなんとか購入したのは、恥ずかしいからエリーには内緒にしてある。


エリーは半分お金を出すと言っていたが、本当のことを言うと彼女が気を使うだろうと思い、結局代金も一割程度しか貰っていない。


相当手痛い出費であったが、少しはにかんだようにあのブレスレットをつける様子を見ていたら、買ってよかったと思えた。


「エンデは特殊な鉱石で、持ち主の持つ力に順応する」


「どういうことですか?」


「エンデは霊力を持つ者が持てば霊力を纏い、魔力を持つ者が持てば魔力を纏うということだ。エリーは冥界の住人で、魔力も霊力も持つ現世の人間とは異なる体質だから、あやつのエンデはその二つを纏ったとても珍しい状態になっている」


「ええと、つまり……?」


「ここに自分がしばらく身につけていたエンデ鉱石を用意した。この鉱石と同じ状態になっているエリーのブレスレットを探知ダウジングの霊術で見つけるのがよいということだな」


なるほど理屈はなんとなくわかった。


探知ダウジングというのは失くした物を探す時に使われるものだ。術者の力量によってできることは変わってくるが、特定の条件にあるものを見つけるのは得意らしい。


しかし探知ダウジングも万能ではないようで、失くしてから時間が経過し過ぎていると見つけられない場合もある。そして、そもそも誰のものでもないものは見つけられない。


つまり、アクセサリーなど身につけていたものは見つかるが、本や財布のような身につけていないものは探知ダウジングができない。


もっとも、霊力を感じることができない俺にとってはまるで関係の無い話ではあるのだが。


「クリューさんは探知ダウジングが出来るのですか?」


「もちろんできるぞ、だが自分はやらないほうがよいだろうな。お主とエリーの関係だけならまだしも、自分まで現世に干渉したらおかしなことが起こる可能性も否定できなくなる。何より部下に示しがつかん」


「えっ?」


それでは、その方法は使うことができない。


「だが、霊力を使ってお主に教えることはできる。だから、お主が霊術を使えるようになればよかろう」


ほんとにこの人は何を言っているんだろうか。


「いやいや、俺には霊力を感じることすらできません。そもそも才能が無いです」


「ふむ、それは思い込みというやつだ。人間が作った枠組みに入れられて勝手にそう決められただけで、霊力を使いこなせる方法はある」


クリュメノスはそう言うと、俺のすぐ近くまで歩いてきた。


「お主はどういうわけか、毎日霊力が溢れ出てきてしまうほどであるから素質は十分だ。霊術を使うことができるようになるには特殊な技術や訓練はいらない。ただその流れを感じる機会を得ることが重要なのだ」


俺の手を取り、そのほっそりとした指でしっかりと手首を掴む。


「今から霊術を使用するのに最も大事な場所に霊力の流れを与える。目を閉じて感じてみるとよい」


「感じるってどうすれば……?」


「そうだな……お主の腕から身体の中心に向けてゆっくりと川が流れているようなイメージで構わない。一度感じることができるとあとは自分に任せておくとよい」


クリュメノスに言われるがままに目を閉じる。


昼間でまだ太陽の位置は高い。


瞼を下ろしても目の前は完全に暗くならず、仄かに赤白い光景がまぶたの裏に浮かんできた。


「ゆくぞ……軽く深呼吸をしてみるとよい」


呼吸に意識を向ける。空気が肺に入っていく感覚と同時に、クリュメノスに言われたイメージを膨らませる。


ふと、身体の中心が僅かに暖かくなるような感覚に襲われた。


何かが流れ込むような気がして、思わずまぶたを開く。目の前にはクリュメノスの顔があって思わず仰け反りそうになった。


「くっふっふ、霊力の流れを感じかけておるようだな。このままひとつ霊術を使ってみようか。手のひらに感じた流れを集めるイメージを作ってみるとよい」


クリュメノスは不思議な笑い方をして、俺の手のひらを開かせた。


俺の手のひらをみると、白い光が身体の中心からゆっくりと集まってくるのが見えた。


聖なる光ホーリーライト


クリュメノスの言葉とともに、手のひらからその光が分離していき宙に浮かんだ。


俺はこの術を見たことがある。この光球はエリーが使っていた術と同じものだ。


それを今、全く才能が無いと思っていた俺が使っている。


クリュメノスの協力があったとはいえ自分が霊術を使用したことに驚愕していた。


「ほら、言った通りであろう?」


いたずらっぽく口角を吊り上げて、クリュメノスは俺の顔を見た。


「これでお主は霊力の流れをある程度なら感じることができるようになるだろう。一度霊力を介した術ができるようになると、馬車の運転と同じで、時間の経過と共にできなくなるなどということも少ないだろう」


クリュメノスの言葉を夢見心地で聞きながら俺は宙に浮いている光を見ていた。


探知ダウジングも初級の霊術だ、お主の霊力量ならアナトルム周辺全域を探知ダウジングしても問題なかろう」


クリュメノスは俺の手首を握っていた手をそっと離し、アナトルム全域の地図をふところから取り出して広げた。


「ダウジングを行うと、この地図上の反応があった場所に印がつく。お主一人で一度やってみると良い。先程と同じように霊術にはイメージが大事になる」


クリュメノスは両手で輪をつくった。


「アナトルム全域を脳内でイメージし、何をしたいのか明確に思い浮かべるのだ。あとは『探知ダウジング』と詠唱すれば良い」


俺は目を閉じてイメージを膨らませる。


アナトルム全域についてそれほど詳しい訳ではないが、自分の記憶にある限り思い起こし、それら全体を囲むようなイメージを持った。


探知ダウジング!」


クリュメノスに言われた詠唱の言葉を呟くと、自分の身体を中心として何かが飛び出していった。


それと同時に膝に手をつかなければならない程の疲労感に襲われた。


俺は思わず手をつき、肩で呼吸した。


「ちょ、ちょっとクリューさん。めちゃくちゃしんどいんですけど……」


「おお、本当にできた。お主の霊力が大きいからといってさすがにアナトルム全域は無茶だと思っていたのに成し遂げてしまうとは……容量が足りずに気絶するとおもっていたぞ」


「何てことさせてるんですか!?」


クリュメノスが言うには、今のようにいきなり霊力を大幅に消費したら大きな疲労感に襲われるらしい。


使い切ってしまうと、死にはしないが気を失ってしまうようだ。


「とにかく使いすぎには注意だ、特にお主は自身の霊力の容量をまだ把握できておらぬのだからな」


そんなふうにまとめたが、倒れそうなほどの霊力消費量の探知ダウジングをさせたのはどこのどいつなのか。


「さて、そろそろ結果がわかるはずだ。返ってきた反応を見てみるとよい」


俺は地図に目を向けた。


しかし、地図上には反応らしきものは見られなかった。


「うーむ、アナトルムにはエリーは居ない可能性もあるな……」


クリューが心配そうな表情をしたその時だった。


地図上のある点から淡い光が一瞬だけ現れた。


その光は弱々しく、ものの数秒で消えていった。


「見たかお主?」


「はい、反応がありましたね。あんなにすぐに消えるものなんですか?」


「いや、あの反応は建物の中、それも地下深くにあるとあのような弱々しい反応になることがあるのだが……いったいどんな場所に」


クリュメノスと共に俺は地図を見下ろした。


そこにはアナトルム教会の本拠地、ナギ大聖堂の文字があった。




§§§




俺はクリュメノスと別れて一人でナギ大聖堂へと向かっていた。


クリュメノスはやはり、現世で自由に動き回り俺に着いてくることは難しいようで、エリーを託された。


彼……いや彼女だろうか――との別れ際に一つ道具を渡された。宝石が埋め込まれたペンダントのように装飾が施された形のそれは、冥界にいるクリュメノスと通話が可能になる魔道具らしい。


こんな小さな物でそのようなことができるかは疑問だったが、冥界の技術はかなり不可解であるため、俺は常識で考えるのをやめた。


定期連絡は必要ないと言われたが、困ったことがあれば連絡しろということだった。


そして、霊術に関していくつかの注意を受けた。


ひとつめは霊術を可能な限り多用するなということだ。


どうやら霊術を使用することは、地上に霊力をばら撒く行為に等しいらしい。


一回だけの霊術ならばその量も大したものではなく、霊力は何事もなく消えていくだけなのだが、多用した場合は現世に影響を与えかねない。


教会の人間が使用できる量は高が知れているので問題は起きないらしいのだが、俺の霊力量はやはり異常のようで、その量を解放するのはまずいみたいだ。


つまり、エリーに霊力を刈り取って貰わずとも霊術によって自分で霊力を消費すればいい、というわけではないようだ。


ふたつめは霊術が使えることを他人に悟られるなということだ。


これはクリュメノスが俺に気を遣って言ってくれたことだろう。


教会に仕えていない人間が霊術を使用するというのは奇異の目を向けられる可能性が高い。


下手をすると異教徒扱いされてしまい、捕まるなどという間抜けなことも起きかねないのだ。


そしてみっつめは霊術の使い方についてだ。


霊術はイメージと簡単な詠唱で術を発動させる。武器の強化は武器に霊力を纏わせるイメージで良いようだ。


霊力を直接エネルギー弾として放つ技もあるが、霊力消費が大きいためあまり効率的ではないとのことだ。


(まさか俺が霊術を使えるようになるなんて……)


今しがた聖なる光ホーリーライトを使用した手のひらを見つめる。


遠い昔、俺は父の影響もあって霊術を駆使して人々を守る神官になりたいと思っていたこともあった。しかし、自分に才能がないとわかり、諦めるのも早かった。


それでも何とかして人の助けになりたいと考えて選んだのが、兵士という仕事だった。


しかし、兵士になるというのも簡単な道ではなく、リネアスに雇われる前は傭兵として国を渡り歩いていた流れ者だった。


霊術を使ってエリーの居場所を突き止めたとき、俺は昔捨てた夢が叶ったような気がしていた。


あとはエリーを見つけ出すためにナギ大聖堂へ向かうだけだ。


ナギ大聖堂とはアナトルムの中央部にある教会の本拠地だ。シエラからは教会に近づくのは避けろと言われていたが、このような事態になってしまっては仕方がない。


俺としてもここから反応が出るとは全く予想していなかったことだ。


クリュメノスはその異常事態に、決して警戒を緩めるなと言っていた。


霊術が使えるようになって緩んでいた気持ちを引き締める。


俺はアナトルムへの道中で襲撃を受けたことを思い出していた。あのとき賊が持っていた武器は霊力が込められていたのだ。


教会の関係者が関わっている可能性も示唆されていたため、今回のことも偶然ではないように考えられる。


さまざまな疑問を抱えながら、俺は再びアナトルムの西城門をくぐり抜けて中央通りへ走って行った。

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