第24話プリンセスKの修羅場、鷹斗編
グエー、グエー、叫びながらフロアーへと戻った。・・・ら
ワナワナと拳を
にぎりしめる佳代さん。
〃あ、〃忘れてた、やっぱり
待ちきれずブチ切れている佳代さん
発見‼
「ちがーう違うから佳代、落ち着
け‼」
「はぁーァァあ、落ち着いてますケドッ💢
・・・それより膝の上の女の子ダレ?」
クルクル巻き毛のかわい子ちゃんが
鷹斗の膝の上でベッターり
張り付いている。
ウワッ💥こっちも修羅馬。
「彼、私の彼氏になったの‼オバサ
ン。
あんたこそ彼のなんなの?元彼女さ
ん? だったら引っ込んでよ‼」
「・・・・・・・・・お、オバサン?」
オバサン発言に怒り上昇した
佳代さんは
「いいから鷹斗の膝から降りなさい‼」
「いやよ‼べーー。」
鷹斗も、オロオロしながら、
「降りろ‼」
と、口調強めに怒鳴った。
「嫌よ!い━━━や‼」
「もう、いいわ、別れましょう。
たった2ヶ月だったけど疲れたし」
ほんとにキツそうに佳代さんが言う。
「え、あ‼ちょっとまてよ、」
なおも彼女は、はりついている。
おい、どけ、《いや》どけ《いーや‼》」
彼女は鷹斗の首に抱きつき
離れようとしない。
《ドケッ‼ボカッ⊙д๏アタタ
あまりの剣幕に、彼女はビビリ
押し倒されやっと鷹斗の
膝からおりた。
「あらあらあら、何の騒ぎ?」
武蔵野先生と、奥さんらしい人物が
現れた。
見た感じ赤いピッタリとした
ワンピース、レディ・ガ〇を
思わせるようなハデハデ
しかし赤い唇からは、
「この子、彼の奥さんよ。
オバサンじゃないわよ。
このまま彼と付き合うつもりなら
慰謝料請求しますケド学生の貴方に
払える?そうねぇ、3百万でガマンしてあげる。
佳代さんどう?」
「はい、学生さんだから
それで‼」
「そ、そんなの、鷹斗が払ってくれる わよ。
だって、鷹斗不動産会社のオーナー
なんだしっ‼」
「いえ、貴方に払って貰う。
覚悟しなさい!
それに鷹斗!貴方が真面目に
なるって言うから大事な彼
女との 結婚許したのよ。
私の大事な後輩の娘さんな
の‼
あんたも、覚悟しなさい。
あんなに猛アタックして手
にいれ たんでしょ」
それを聞いていた蒼太が口を挟む
「かあさん、別に、関係した訳じゃな いし 鷹斗も、ただ、ふざけただけだ って‼そんな大袈裟にするなよ。」
蒼太が母親の美代を諌める
《いいえ‼》
よこから陽和が大声を上げ
「この間、ラブホにいました。
貴方も、貴方も貴方も・・・そして
武蔵野蒼太さん。貴方もいたわよね。」
陽和は人差し指でポンポンポンポン
と 指を、指して言った。
「((´(´・(´・_(´・_・(´・_・`(´・_・`)えっ」
「特定の彼女を作らないのは
いいでしょう。
独身はかまいません。
しかし
既婚者なんだから、鷹斗さん貴方は
別です。」
穂花もデカい声で戒める。
「既婚者の癖に、奥さん大事にしなさ い よ。
なんの為に結婚したのよ。
ただ佳代さんを取られない為の
束縛じゃない!」
穂花の怒りは離婚時を
思い出したのか、鷹斗に向いていた。
「蒼太も、いい加減にしなさいよ
何時までもそんな事やってると
いい事無いから。」
浮ついた遊びばかりしている蒼太に
そろそろ本格的な、
制裁を与え真面目になってもらおうと母親の美代は思っていた。
武蔵野先生は、ママ、といいながら
蒼太のBARへ立ち入りを支配人に話
禁止した。
高級店への立ち入りも、
ブラックカードも取り上げ、
「これからは、自分の稼ぎで全て
まかないなさい。
人に迷惑かけたら、即絶縁‼
跡取りはお前だけじゃ無い。
従兄弟、従姉妹もいるんだから
な‼」
優しい顔をピッと引き締めた、
武蔵野先生は
やっぱり人を助ける仕事をしてるだけあって優しいだけじゃ無い。
なんでこの2人からチャラいチャラい
蒼太が、生まれたのだろうか?
穂花も佳代も陽和も武蔵野先生を
慕っているし、尊敬もしている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます