「春の雲」
今日は縁側に干した布団の上でお昼寝をしていた。午前中から寝入っていて、ふんわり柔らかそうな雲を最後に記憶がない。
きっとそれが寝入りだったんだろうと思いながら、身体をごろりと動かすと。
「ん……」
彼女が隣で寝てた。
思いがけないことに一瞬固まった私だったが。
「ふふっ」
寝ている時でも不愉快そうに寄せられた眉根が愛おしくて。
ちゅっ、と音を立ててそこにちゅーすると。甘やかな気持ちでまた眠りにつくことができた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます