「八十八夜」
「今日は八十八夜という事でお茶摘みに参加しましょう」
「嫌だ」
「えー何故です?」
「妾は美しい。故にほっかむりなぞ被らん!」
「いえ、急須一杯分摘むだけなので本格的な格好しませんよ?」
「! ならば行ってやっても良い!」
結局なんだかんだ学園で茶摘みをした結果、テンションの上がった彼女が端から端までむしり取ってしまい、急須一杯どころの話じゃなくなったのは余談。残った茶葉はお菓子に入れたり煎ってほうじ茶にした。
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