「化粧」

「そう言えば家畜、貴様化粧はしないのか?」

「時々なら。あなたは……してないですよねぇ」

「妾はこのままが一番美しい故!」


 自信満々に胸を張る彼女には悪いが、私にはお化粧した方がその美貌がなお映えるような気がするんだけど。金色だし。


「妾に白粉おしろいなどいらぬわ!」

「そこか!」


 彼女のお化粧の知識はそこで止まっているらしい。まぁ確かにあののっぺりとしたのは似合わない。さっそく最近の化粧品を取り寄せ二人で楽しんだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る