第11話 魔法少女まきノンはやはり名作である。


「あっ、剣持、ちょっと今大丈夫?」


 剣持がリュックサックを背負い、足早に教室を出て、下駄箱にたどり着いたところで、僕は彼に話しかけた。剣持は、驚愕といった様子で僕を見た。当然だ。剣持からしたら、僕はあの時剣持を笑い者にしていた一人なのだ。僕は早速要件を切り出した。


「あの、小早川さんから話があるらしいんだ」


「......ぇ」


 剣持がかすれた声を出して、今度は強い視線を僕に向けてくる。そりゃ、いきなりこんなこと言われたって信じられるはずがない。あの小早川が人に用がある時点で意外なのに、それを僕を介して伝えてくるなんて、まだ羽ヶ崎がオタクに優しい系ギャルだったって方がリアリティのある話だ。剣持からしたら、僕が剣持をからかってるようにしか聞こえないだろう。


 だから僕は、小早川が声をかけたほうがいいと思ったんだ。なのに、小早川はすぐに部室へと向かってしまった......ああ、思っただけで言ってないからか。難しいもんだな、コミュニケーションって。


「小早川というか、風間先生かな。風間先生の話に、小早川も関わってるって感じなんだけど」


 こっちの方がまだリアリティがあるか。剣持の警戒も少し溶けた気がする。僕は続けて言った。


「風間先生たちは部室棟で待ってるから、とりあえず、その、案内するから行ってみない?」


 昼休憩からずっと考えていた誘い文句は全て吹っ飛んで、結局ナンパ男のようになってしまった。剣持はしばらくの間カチコチに硬直していた。そして、僕が”ゴルゴンの首”部に入ることを検討し始めた頃、剣持は黙ってこくりと頷いた。


 

    ※



 僕に招かれて映研部部室に入った剣持は、ソファに座る小早川の姿を見て絶句した。そんな剣持に追い討ちをかけるように、小早川は映研部についての説明を始めた。


 剣持は最初のうちはただただ呆然と小早川の話を聞いていたが、そのうち今起こっているラノベ的展開が現実のものだと理解し始めたのか、その不健康そうな青白い頬が、だんだんと朱に色づいていった。小早川の人との関わり合いを避けるため風間先生と協定を結んだことを聞いた時などは感銘を表し、そして、小早川が協力者として映研部の一員になってほしいと言われた時なんかは、そのまま愛の告白をするんじゃないかと不安にさせられるくらいに高揚しているのが、僕からでも見て取れた。


 しかし、小早川が顔にかかった髪を耳にかける仕草をすると、高揚はふっと消え、今度は心ここに在らずと言った様子になった。確かに魅力的な仕草だが、そこまでのリアクションをすることだろうか、と思ったが、剣持の視線を追うと、その本当の原因が分かった。剣持は小早川の右手に注がれていた。きっとあの痣を発見したんだろう。


 最後に部員の一人として僕が紹介される時まで、剣持はぽけーっとしていた。逆に言えば、僕が部員だということは、小早川が、大なり小なり自分が原因で痣を作ったことよりもインパクトがあったということだ。そうだよな、なんでお前がいるんだよって話だよな。僕としては、辞める理由が一つできてありがたい。


 だが、僕の存在程度では、この誘いの魅力はくすまなかったようだ。結論として、剣持は小早川の誘いを快諾した。本当にこれ以上ないってくらいの快諾で、僕は再び不安にさせられた。しかし、全てを話してしまった今、後戻りはできない。


 そして、これまたちょうどよく風間先生がやってきた。僕は早速部活を辞めることを切り出した......とは、残念ながらいかず、僕は壁に名いっぱいもたれかかって、プロジェクターから伸びる光の線を避けていた。


 ソファには、小早川、風間先生、剣持の順で座っている。風間先生は自分の位置に僕を座らせたかったようだが、ちょっと腰痛がぶり返してきたので立たせてくださいという、漫画家として連載の一つや二つ持ってないと通用しなさそうな言い訳で、なんとか逃れることに成功した。明日から絵の練習しなきゃ。


 すると、旧ソ連の洗脳にでも使われたようなサイコな主旋律が流れ、遅れて萌えっぽいキャピキャピした歌声が部室に流れ始めた。深夜アニメでも今時なかなかない”らしい”オープニングに、共感性羞恥が爆発し、思わず顔を顰める。しかし、まだオープニングはマシと捉えるべきだろう。なぜなら、これから始まる本編の方が、よっぽどサイコなのだ。 


「ククク、緒方、そう不安そうな顔をするな。魔法少女まきノンはただの萌えアニメじゃないんだぞ。なあ、剣持」


 剣持はと言うと、ついさっきまでテンションの高かったのに、今や青い顔をして縮こまっている。どうやらこの魔法少女まきノン、剣持が風間先生に布教したものらしい。いつの間にそんな仲になっていたんだか知らないが、剣持も今頃後悔している頃だろうな。


 確かに、魔法少女まきノンはただの萌えアニメではない。いや、なんなら一枚絵にただ音声を引っ付けたようなシーンもあるので、アニメとすら呼べない代物かもしれないけど。まあとにかく、教育現場に存在しちゃいけないようなものなのだ。


 どうして僕たちがまきノンを見る羽目になったのかというと、映画を鑑賞するのが映研部の活動の一環だからである......いや、説明になってないな。魔法少女まきノンを映画の中にカテゴライズするのは暴挙にもほどがある。


 要は、風間先生は部活動にかこつけて布教をしているわけだ。しかし、三名のうち二名はまきノンを知ってるわけだし、小早川がまきノンなんかにハマるわけがない、あまりに無謀な話だ。それに、こんな不健全アニメ見てるって武藤先生に知られたら、その時点で廃部にされちゃいそうだ。


 しかし、色々と考え事が多かったこの数日、まきノンを見て脳みそを空っぽにするというのは、案外いいアイデアかもしれない。しかし、初見のリアクションを取らないといけないのが面倒だな。リアクション自体期待できないが、唯一の初見の小早川に合わせてみようか......もしかしたら、小早川の顔が驚愕に歪むのを見られるかもしれないし。


 魔法少女まきノン第一話は、まずまきノンが、高校の担任六留が決まったことを告げられるところから始まる。まきノンは高校一年生なので、この時点で二十二歳以上なのは確定だ。この時点でおかしいので一応驚きの表情を作る。


 すると、少女でもなんでもないまきノンの元に、王毅というマスコットキャラが現れる。美少女アニメ的な作画の作品にこんなベル○ルクの蝕の中にいそうな奴が出てきたらやはりおかしいので、驚きを吐き出すようにため息をつく。そして小早川の方を見ると、暗がりで伺う限り、無表情だ。こんなものを見せられて平常心を崩さないとは、もしかしたら小早川も魔法少女の才能があるのかもしれない。


 まきノンも小早川と同じように、王毅の存在をあっさりと受け入れた。そんなまきノンに、王毅は六留を四留にしてあげる代わりに、魔法少女になってほしいと提案する、まきノンは大喜びで契約書にサインする。なんでも四留の時が一番楽しかったらしい。どんな人生送ってんだよ。


 糞アニメのくせに意外とコストがかかってそうな変身シーンを終え、魔法少女になったまきノンの元に、敵幹部の怪魔人西木田が現れる。怪魔人西木田の人海戦術に普通にボコボコにやられたまきノンは、その帰りしな車に轢かれるわけだが、その時の衝撃で、まきノンは過去に自分が魔法少女をやっていたこと、今までの留年の原因が魔法少女として残業手当もなしに毎日働かされていたからだということ、王毅が実の母など色々なことを思い出して息絶える。これで一話はおしまいだ。


 まだ第一話とあって、本領発揮とは程遠いな。しかもなぜかこれを初回一時間スペシャルとしてやってしまったので、とにかく引き伸ばしがひどい。マジで見れたもんじゃなかったぞ。


 しかし、ここからの過去編もかなりキツいからなぁ。過去の未来編からはそれなりに見れるように......いや、そうでもないか。こういう糞アニメってネットの反応とか込みで見るもんだもんな。素で見たら普通にキツい。


 どうやら皆同じ意見なようで、まきノンのオーケストラverエンディングが流れる頃には、部室の空気は呪いの一つや二つ産まれてないとおかしいくらいには淀んでいた。こんな空気をこれから味あわないといけないと思うと、今から恐ろしい。


「......いやぁ、よかったよかった、な?、よかったよかった」


 風間先生も堪え難かったのか、何度も虚ろに「よかった」と繰り返しながら、電気をつける。照らされた皆の顔は一様に暗い。今日解散かもな映研部。


「ま、これはあれだよ、映画っていうのがどういうもんかって言うのを伝えたくて見せたんだ。必要なのは声優......というか俳優と、あとは原画......というか、カメラマン、かな。それと監督に脚本家、まあ絵コンテはいらないだろ......あと編集もいるか。これを、今の所四人で役割分担することになる。そう言うことを伝えたかった......さっ、てことで役職決めだ。希望があるものは手ぇあげなさい」


 いや、それを伝えたいならどう考えても普通に映画見た方が良かったんじゃ、と言うツッコミを入れる間も無く(入れるつもりもないけど)風間先生が強引に話を進めた。使える俳優としては、小早川も入れていいなら三人、つまり登場人物も三人に絞らないといけないわけだ。まぁむしろ、登場人物が下手に多い方が面倒だからいい......オリジナルっていうが、どの程度のものをオリジナルというんだ。まぁどのみち、あまり気合の入った脚本にしちゃうと小早川相手に恥ずかしすぎるから、撮りやすい、ありふれたごく平均的なお話で


「......あっ、その、僕......脚本、やってもっいいですか」


「あえっ」


 思わず声をあげると、剣持がびくりと肩を揺らした。そして、ぎゅっと膝の上に握りこぶしを作って、視線を床に落としながら「すっ、すみません」とオドオドとした様子で言った。いや、意外すぎる、剣持が自ら立候補なんて......いやこれ、めっちゃヤバくないか。


「おっ、そりゃいいな。じゃ、脚本は剣持で決定」


 ......ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ。


 予想だにしない自体に頭が真っ白になっているうちに、風間先生は「それ以外に希望はないか......ないな」と言ってから、


「じゃ、小早川と緒方が主演俳優、ちょい役が必要なら剣持か、まあ、あたしか。でもいらんだろ、男と女が対になったら物語なんてできるんだ。で、監督は......仕方ない、あたしがやろう、アクションとかカットとかいっとけばいいだけだから楽だしな。カメラは......ん、なんだ緒方、あたしが監督じゃ不安か? 安心しろ、これでも大学時代、映研サークルに熱烈な勧誘を受けたんだ」


 映研サークルに熱烈な勧誘......ああ、ただの大学のサークルには子役を呼ぶだけのお金がないからか。納得。いや、そんな事言ってる場合じゃない。


「......すみません。主演、ですか?」


「ん? まあそうだろう。あたしが主演なんかしたら、武藤のやつになんて言われるかわかったもんじゃないし、剣持は脚本大変だろうから、そうなってくると消去法でお前たちだ。お前たちのルールで、演劇部に協力を仰ぐわけにもいかないんだし、誰かがやらないとな」


 .......うん、正論だ。正論なんだけど、そこをなんとかならないだろうか。主演なしの映画。斬新でいいんじゃないか。ずっと人通りの多い街中の景色を三十分撮り続けて最後に意味深なメッセージでも乗っけたらアカデミー賞だ。そうなったらみんなで叙々苑を食べに行こう。僕はビビンバで我慢するから。


「小早川はどうだ? 女優、やってみたいだろ?」


 そうだ、小早川はどうするんだ。小早川が女優だなんてやっぱり想像がつかない。小早川が断ってくれたら、僕も大分楽になる。


「やってみたいわけではありませんが、やらないといけないのであれば、やります」


 ......うわ、マジかぁ。


「おお、それは良かった。お前みたいな顔のいい女が出たら、案外賞取れちゃうかもな〜。ほら、映画なんて所詮主演女優の顔で決まるもんだろ」


 風間先生の偏見に反応する余裕さえない。ああ、やっぱり、さっきやめるって言うべきだったんだ。僕はいつだってこうだ。考えて考えて出した結論が、こうやって自分の首を締め付けるのだ。


「......で、緒方はどうする。嫌なら別に無理しなくていいぞー」


「............」

 

 自慢じゃないが、僕はどんな場所でだって金魚の糞的性質を無くさない。この部活の中心人物は小早川で、その小早川がイエスと言ったんだ。僕もイエスと知ってしかるべきだ、いや、だけどそんなの、


(やった方がいいよ。緒方みたいな糞野郎が、足を引っ張っちゃ駄目だ)


 ......確かに、東堂の言う通りだ。場所云々言ってるが、脚本の仕事すらできない僕は、ここでも物の見事に糞ほどの価値しかない。そんなやつが一人ゴネていたら、そりゃあ腹が立ったって仕方がないだろう。実際皆の視線も、僕のことを責め立てているように感じる。


 なに、小早川は目立つのを避けることを約束してくれた。そして、わざわざ素人の映画コンクールを見に来るような文化派はこの学校にいない。演技すること自体死ぬほど恥ずかしいが、まあその時は死ねばいい。それで解決する話だ。


「あっ、あの!」


 僕がそうやって自分を言い聞かせていた時、緊張に張り詰めた声が部室に響いた。


「そ、そのっ、緒方さんが、よかったら......僕、やります」


 剣持が、絞り出した勇気がそのまま口から出てきたような声でそう言った。僕は、ぶるりと一つ大きく身震いしてしまった。


「おお、やる気があるのはいいことだ。しかし、それじゃあ剣持に負担がかかりすぎないか? 脚本に主演って......えーっと、あれだ......あの、なんたらとかいう海外の俳優......うーん、ま、素人には厳しいだろう」


 どうやら具体的な名前が出てこなかったらしい。それで映研部の顧問と言えるのか、いやそんなこと、今はどうでもいい。このチャンスを逃す手立てはない。


「あ、一人じゃ大変だろうから、剣持くんの脚本の手伝い、させてもらいます」


「......んー、手伝いだけだとちょっとなー」


 風間先生は不満げだ。まあ、そりゃそうだ。たった四人しかいない状況で、手伝いで終わりとはいかないだろう......仕方がない。


「その、編集も、勉強してやらせてもらいます」


 編集って、一番最後にやらないといけない作業のはずだ。となると僕は、映画の完成まで部活に残らないといけない、と言うことになるんだろうか。まあ、カメラマンよりはマシだろう。


「ふーむ、それはいいが、カメラマンもやって欲しいんだよな。あたしちっこいから向いてないんだ」


「......はい、了解です」


 ああ、了解しちゃった。まあそれでも、俳優をやるよりは絶対にマシだ。自分がそんなことをしているのが映像として残ってしまうのだけは嫌だったんだ。いやいや、言ってる場合じゃないぞ。次、次いいタイミングが来たら絶対に辞めないと......手遅れ感えげつないが。


 ......と言いながら、変にテンション高いな。勘弁してくれよ、マジで。


「よし、剣持もそれでいいな?」


 剣持は、眼鏡が降り落ちてしまいそうなくらい大きく頷く。風間先生がパンと小さな手を打った。


「決定だ。それじゃあ剣持と緒方、とりあえず脚本に取り掛かってくれ。あ、いちいち外出許可もらうの大変だから、舞台は学校で頼むぞー。脚本がないと始まんないから、区切りのいいところまでできたら、どんどんラインで送ってきてくれ」


 そして、ポケットからスマホを取り出し「よし、今日は、あれだ、感想とか特にないだろうし、もう終わりにしよう」と言うと、小早川がさっと立ち上がって、「お疲れ様でした。失礼します」と一礼した後、するりと部室を出て行った。それに続いて風間先生も、「じゃあ緒方、部長として戸締りしっかり頼むぞー」と言って、部室を出て行く。え、僕いつから部長になったんだ? めちゃくちゃ困るんだけど。


 部室は、僕と剣持の二人だけになった。しばしの沈黙の後、剣持が、いそいそと帰る準備をし始める。


「あっ、剣持」


「......あっ、はい」


「その、ありがとう。俳優、代わりにやってくれて」


 すると、剣持は分厚いレンズ越しで小さく見える瞳をまん丸にして驚いた。僕が人に感謝するのが、そんなに意外だったろうか。まあそうだよな。一応、あの集団の一員として見られているわけだから。


「あ、いえっ、僕、の方こそ、勝手に.....あまり、やりたがってないように、見えたので」


 鼻の奥がツーンとなって、僕は少し上を向いてなんとか耐えた。


「うん、正直、俳優は嫌でさ。その、本当にありがとう。俺、一応中学の時文芸部だった時期もあったから、何かあったらなんでも言って欲しい。風間先生にも言われてるし」


「あっ、うん......その、じゃあ、先生たちに見せる前に、見てもらえたら、すごく......ありがたい、です」


 分かる。仲良くもない女性......特に小早川なんかに、自分が作ったストーリーを見られるなんて恥ずかしいに決まってる。その前にだれかにチェックしてもらいたいと思うのは自然だ。


「もちろん。俺、基本暇だから大丈夫。ゴールデンウィークとかも、多分空いてるし」


「あっ、うん......」


 そこから、またしばらくの間沈黙があった。「あ、俺は片付けとか色々あるから、剣持、先に出といてもらえたら」と言うと、「あ、はい」と、剣持はブタ鼻のようなマークのくっついたリュックサックを背負って、ドタバタと部室を出て行った。剣持としても、僕と一緒には帰りたくないだろう。


 一人になると、僕は大きなため息をついて、ソファに身体を投げ出した。そして、しばらくの間、ぼーっと部室の天井のシミを眺めた。


 いや、剣持としては、僕のためだけに俳優に立候補したつもりはないだろう。部活動を円滑に進めるためだろうし、もしかしたら小早川と一緒に映画に出られることに魅力を感じたのかもしれない。だったら、推薦した僕としても困るのだが、まぁ部活内でのルールを破ったわけではないから、小早川も特に何も言わないだろう。


 いや、でも、剣持の性格上、そんな理由で俳優やりたがるかな......少なくとも、相当な勇気がいったはずだ。あの声を聞けば分かる。


 ともかく、僕は剣持に救われた、というのが、紛うことなき事実だ。側から見たら非常に些細なことなんだろうが、それでも、確かに僕は救われた。

 

「参ったなぁ......」


(ますます、辞めないといけなくなったな)


 うん、その通りだ。僕はあの日、剣持のために勇気を振り絞れなかった人間だ。僕のような糞野郎は、即刻やめるべき......だけど、今ので辞めれなくなっちゃたんだよな。もうほんとどうすんだよ、僕。ともかく四人目を見つけて、その四人目にカメラマンを押し付け、僕は一人別で編集に勤しむと、これでいいんじゃなかろうか。いや、ていうか、実際四人目なんて見つかるのか? マジでヤバくないか、この状況。


 ......とりあえず、明日の部活動でまきノンを見て、頭を空っぽにし直してから、考えることにしよう。

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