♂癒しの露天風呂
ミューは宿に向かう途中リョウマに質問した。
「そう言えばあの紙は何に使ったのですか?」
「ああ、あれですか。あれは婚姻届を作ったんですよ。俺たちの世界では結婚は婚姻届に署名し、役所に届ける事で成立するんです・・・」
「"婚姻届""役所"この世界にはない言葉ですね。異世界とは面白いですね!」
「この世界では結婚の時ってどうするんですか?」
「正式には聖堂において神様の前でお互いの血を交換する、飲むですね。ただ、血を飲むと言う行為が時代の流れから疎まれるようになり、今はそれを模した形、誓のキスと言う形に変わっています。そして自分の名前を彫った指輪と、相手の名前を彫った指輪2つを結び、神様の泉に沈めます。これで2人は結婚したことになるんです」
「へーここの世界にも神様の泉ってのがあるんだ」
「まぁ泉と言っても形式的な物なので両手ぐらいの大きさの聖杯を泉としてる感じですけどね。神様の泉に2人の名前が入ってるものを沈めると言うのはリョウマさんの世界にある神様の泉と同じですね!」
だっだっだっ・・・・・・
後ろから誰か走ってくる音がする。
2人は同時に振り返った。
「村長!?」
「いい歳なのに走ってくるなんて一体どうしたんですか?」
「このインボット持っていったらどうじゃ?ドワーフなら加工出来るんじゃないのか?」
「インゴットですよ・・・・・・村長」
リョウマは思わずツッコんだ。
「それじゃそれ、さあ持って行け」
「そんなエルフの命を犠牲にして作ったものとかダメですよ・・・・・・」
「そうです!忌まわしい事こと上ないです!」
・・・・・・。
村長の顔つきが変わった。
「それは違うぞ。今更そのインゴットに対してあれのこれの思いを重ねてもも、犠牲になったエルフは戻ってこん。ならばそのエルフの悲しみを全て背負ってやり、忌まわしい過去を、同じ過ちを、二度と繰り返さないようにする。そうやってそのエルフに報いてやるのがひとつの供養では無いかの?」
・・・・・・・・・。
2人は黙り込んだ。
「先代の勇者様が何故これを持っていたのか分かりませんが、ひょっとしたらエルヴァニウムの実験に関与していて、その罪の意識から使う事ができなかったのかもしれませんね・・・・・・」
「わかりました。村長さんの言うことはもっともです。犠牲になったエルフも、辛い思いをした結果がこの塊では報われないというものです。このエルヴァニウムを残してくれたエルフに感謝し、悲しみを背負い、必ず報われる結果を残してみせます!」
村長は頷いた。
「リョウマさん、エルフの代表として感謝します」
ミューは片膝をつき頭を下げた。
「あ、いや、そんなに改まれると・・・・・・それに、感謝は結果を出した時にお願いします」
「その思いこそが感謝に値します。本当にありがとうございます」
「村長ありがとう!ドワーフ村のお土産、期待しててよ」
「ありがたいのぉ。死ぬ前にもう1度ドワーフ族に伝わる伝説の酒"ドルテッドブレイク"を飲んでみたいのぉ・・・・・・」
「ドルテッドブレイク?」
「そうじゃ。ドルテッドブレイクとは、火竜、水竜、地竜、風竜の四大竜の尻尾と血を使った"四大竜の破壊"という名の伝説級の酒じゃ。大昔に1杯だけ飲んだことがあるんじゃ。飲んだ瞬間本当に4匹のドラゴンに全身を破壊された様な衝撃じゃった・・・・・・」
そんなに凄いのか・・・・・・。
「手に入るか分からないですけど探してみます!」
「スマンのぉ」
「いえいえ、こちらこそ世話になりっぱなしなんで」
「期待せずに期待しておるぞ!」
「期待してるのかしてないのかどっちなんだよ!」
リョウマは苦笑いしていた。
村長に手を振り宿へ向かう。
宿に着いた。
荷物を置き食堂に向かった。
テーブルにつき食事を注文する。
「また船旅なんだよね?」
「そうですね。今回は直行便なんですが遠いですからね」
「また2週間近くかかるのか・・・・・・」
「いえ、恐らく1週間程度かと」
「そうなんですか?」
「勇者の島の時は、各島に定期便として迂回しながらの、航路でしたから。今回は直行便なので、町に寄るのは本当に補給だけです」
「ただ、少し気になるのは魔族の動きでしょうか・・・・・・。勇者様の剣を取りに来たくらいですから戦いを仕掛けて来るつもりではあるでしょうし、何より相手の情報が少なすぎます」
ミューは困り果てている。
「そう言えば、魔族と戦った時、エルフ族や、ドワーフ族はどうしてたんです?」
「同じ人間界に住んではいますが、お互い別世界にいるのかと思うくらい関わり合いはないですよ。人間族が魔族に滅ぼされようと特に何もしないし何も感じないのです」
「敵同士なんですか?」
「敵対はしてないですが、進んで歩み寄ろうとはしない感じです。なので害意がなければただの隣人、害意を感じれば排除対象と言ったところです」
「なら全く交流は無いんですか?」
「そんなことはないですよ。うーん・・・国と国との交流は皆無ですが人と人との交流は普通にあります」
「なんか不思議ですね」
「お互い文化も考え方も価値観も、生き方さえ全く違いますからね」
そんな話をしていると料理が出てきた。
「何か魔族とコンタクトとる方法とかないんですかね?」
「うーん・・・元々魔族は別世界の生き物ですからね・・・人間界に魔族に関する情報そのものが全くないんですよ。今ある魔族の情報は全て戦いの中から手に入れたものばかりですからね」
「魔族の中にも人間と仲良くしたいって考えてるやつ1人くらいいないのかな?」
「可能性は限りなくゼロに近いでしょう。今生き残っている魔族は人間に滅ぼされた事になっている魔族の生き残りですからね・・・・・・恨むことはあれ仲良くと言うのは少し難しいと・・・・・・」
「ちょっと待てよ・・・こないだ勇者の島で会ったレーティアって子、どこから来たんだ??」
「魔界・・・・・・でしょうか?」
「て事は勇者の島に魔界の門がある・・・・・・あ、いや、魔界の門は決また場所では無いと書いてあったな・・・・・・」
「魔族が魔界から来たのを察知する方法はないんですか?」
「先代勇者様は魔族の魔力を感じ取る力があったのですが、それ以外には・・・」
「よし、ここはレーティアこと、みゆの似顔絵を描いて、色んな町に貼りだそう!そうして情報集めだ!」
「確かに地味ですが、良い考えかも知れません」
・・・・・・。
「どうしました?」
「ミュー似顔絵とか得意?」
・・・・・・。
「まずはドワーフの村に行く事が先決ですよ」
ミューは笑顔で話を摩り替えた。
「そう言えばミューはなんでドワーフの村に?」
「正確にはドワーフ村と言うよりその近くですね。そこで魔族と人間が戦っていましたので何か見落としてる魔族の痕跡が無いかと思いまして」
「そんな近くで戦いが起きてるのにドワーフ達は一緒に戦ったりしなかったんですか?」
「ドワーフ達には関係の無い戦いでしたからね。例えば隣町で犬達と猫達が大喧嘩してたとして、リョウマさんは割って入りますか?」
「うーん・・・確かに気にはなるけど何もしないかな・・・・・・」
「それと同じですよ」
「魔族と聞くと"悪"だと言う感覚になってませんか?魔族と言っても人間族、エルフ族、ドワーフ族と何ら変わらないんですよ。魔族が悪という感覚は人間側が魔族と戦うために作った大義名分なだけなんです」
「そうなのか・・・・・・」
「でもまぁ、その戦いの影響もあり、他種族の中でも魔族を悪だと思う者もいるとは思いますが・・・」
「実際、魔族が他種族を種族間レベルで攻撃したなんて事は過去に1度もありませんからね」
そうこうしているうちに食事は終わった。
「ごちそうさまでした」
「そうそうリョウマさん、ここの宿のお風呂、天然温泉の巨大露天岩風呂らしいんですよ!一緒に行きませんか?お肌にとても良いそうです!」
「そうですね。なんだか疲れも溜まってる気がしますし行きますか!」
「はい!」
ミューはとても嬉しそうですごく可愛い笑顔だった。
ほんとミューのこの笑顔可愛くていいなーずっと眺めていたいくらいだ。
ミューはあまりにじーっと眺めてくるリョウマに恥ずかしくなった。
「リョウマさんそんなに見られたら恥ずかしいですぅ・・・・・・」
「ご、ごめんなさい。ミューの笑顔があまりに可愛くて見とれてた・・・」
「リョウマさんったら・・・そんなこと言っても何も出ませんよ!」
「あはははは・・・」
「お風呂行きましょ!」
「はい!」
2人は大浴場に向かった。
「・・・・・・・・・」
「あのーミューさん?」
「はい?」
「ここ入口ですよね?」
「そうですね」
「入口がひとつしかないのはどういう事でしょうか?」
「ん?そういう事なんじゃないですか?」
ここの温泉は混浴か!?
嬉しいけど恥ずかしいぞ・・・・・・。
「女の子と一緒に入るのは嫌ですか?」
女の子?
そう言えばミューって何歳なんだろ・・・・・・。
「ミューって何歳なんですか?」
ミューは急にほっぺたを膨らましふくれっ面になった。
「女の子にそれ聞くんですか!」
想定外の反撃にたじろいた。
「あ、いや、ミューしっかりしてるから、てっきり女性と言う歳なのかと思ってたんですが、女の子って言うもんだから・・・・・・」
「うぅ・・・私そんなに年増にみえますか?」
ミューの目ははうるうるしている。
「い、いや、中身がしっかりしてるからそう思っただけで・・・・・・」
「ならなら、私いくつに見えますか?」
むぅ・・・やはりこの展開か・・・・・・
歳なんてわかんねーよ
パッと見なら18歳くらいなきがするんだけど・・・
エルフってのを考慮に入れたら見た目より若いのかも・・・・・・
12、3って事はないだろうから16、7くらいか。
「17!」
「うわーーん!リョウマさんひどいーーー」
「ええ!?」
「私まだ14歳ですぅ!」
「ええーーーー!?ありえへんでしょ!どうみても14には・・・・・・」
「エルフは若い頃は体の成長かが人間より早いんですよ。そして衰えにくいので長生きするんです」
「そんなの知らないよー」
「でも、14歳にしたらしっかりしすぎてない?」
「ハイエルフですから!」
でたーー!なんでもありのハイエルフ出ました!
「リョウマさん・・・14歳のエルフは恋愛対象になりませんか・・・?」
「い、いきなり何を言うんですか!?」
うるうるしながらリョウマを見つめている。
うぅ・・・・・・この視線は辛いぞ・・・。
だが勘違いしたらあれだし、ここははっきり言っておくべきだな。
「なりません!」
「えぇ!?14歳なら結婚もできますよ!」
「ええ!?早いでしょ!?」
「エルフは出来るんです!!」
「おお・・・そうなのか・・・・・・」
「・・・します?私と・・・」
「しません!」
「あーーーフラられたーー・・・。と冗談はこのくらいにしてお風呂入りましょう」
「結婚しようって言ってたらどうしたんですか?」
「リョウマさんにはみゆさんがいるので絶対に言いません!」
なんなんだこのやり取りは・・・意図がわからん。
よく分からないがとりあえず奥へ進む。
「ここ本当に混浴なんですね・・・・・・」
「みんなタオル巻いてるので問題はないかと」
「いや、そうは言ってもねぇ・・・・・・」
「あーーー!リョウマさん、えっちい感じの人でしょ!そんな目で私を見ないでください・・・恥ずかしいです・・・・・・」
「・・・俺風呂いいです・・・・・・」
「あーーー!ごめんなさい、ごめんなさい。冗談ですよぉ。恥ずかしいのは本当ですけど一緒に入りましょう!」
「・・・はーい」
その後一緒に入るも、俺はぼーっと外の景色を見ていた。
そしていい頃合に頭と体を洗い風呂から出た。
そして体を拭き着替えた。
「リョウマさんなんでずっと外見てたんですか?」
そんなの考えたら分かるだろうに・・・・・・。
さっきの仕返しにちょっと反撃してやるか。
「見て欲しかったんですか?」
「あ、え、別にそういう訳じゃないですけど・・・・・・」
「んじゃ今見ます。見せてください」
「い、いや、そんな事言われても・・・・・・」
「見せてくれないんなら、そんなこと言わないでください・・・」
「うぅ・・・・・・」
ミューは物凄く困っている。
「無理しなくていいですよ。期待はしてませんでしたので。先に部屋に戻ります」
リョウマはツンとして荷物をまとめ部屋に向かう。
「ま、待ってください!」
「なんですか?」
「み、み、見てください!私の裸!」
そう言うとミューは巻いていたタオルをブワッと剥ぎ取った。
恥ずかしいのを我慢してるのか、力いっぱい目をつぶっている。
「お、おい、真に受けるなよ!」
そう言うと剥ぎ取ったタオルをミューの体に巻き付けた。
力いっぱいつぶっているその目にはうっすら涙が浮かんでいるようにも見えた。
あちゃー・・・やりすぎたか・・・。
「ごめんなさい・・・言いすぎました」
「私、男の人に裸見られたのリョウマさんが初めてです・・・もうお嫁に行けません・・・」
「いやいや、裸見られたぐらいで大袈裟な・・・お嫁には行けますので安心してください」
「責任取って私をお嫁さんにしてください」
またさっきのやつか?
もしかしてホントに気があるのかな?
いやいや、それは無い。
あったとしても14歳・・・犯罪だ。
「そんな事言ったらホントに結婚してもらいますよ・・・・・・」
「はい!今すぐ聖堂に行って誓のキスをしましょう!指輪はその辺にある適当な輪っかで代用して」
「おい・・・・・・さっきの自分の口で"リョウマさんにはみゆさんがいるので絶対に言いません!"って言ったとこでしょ?」
「そうでしたかー?記憶にありませーん。全然わかりませーん!」
冗談なのか何なのかよく分からんな・・・・・・。
もう少しこの茶番に付き合ってみるか。
リョウマはミューをお姫様抱っこした。
「えっえっ!?」
「とりあえず部屋までお連れします」
「ご、ご、こめんなさいぃぃ・・・・・・下ろして・・・」
「ダメです」
「違う違う!!違うの!」
「何が違うんですか?」
「下・・・見えちゃうの・・・・・・何もはいてないの・・・・・・」
「いぃ!?」
ミューをその場に下ろした。
「ご、ごめん、そんなことになってるなんて気づかなくて・・・・・・」
「もう・・・本当に酷いですぅ・・・羞恥プレイですか?」
羞恥プレイ・・・この世界にもそんな言葉があるのか・・・・・・
いや、14歳の少女に羞恥プレイって変態だろどう見ても・・・。
「事故だよ事故。ただの事故だ」
「事故?」
「そう、事故だ」
「ならさっきの事故で見た私の裸どうでした?」
なんださっきから・・・・・・何をどうして欲しいんだ?
「お胸、何カップだと思います?」
胸はあんまりなかったような気がするな・・・・・・
一体何がしたいんだか・・・・・・。
こんな話したがるのは思春期の女子中生みたいなもんか?
「はっきり見てないからよく分からないけどAかな?」
「しっかり見てるじゃないですか!」
「・・・小さいのは・・・ダメですか・・・?」
ミューはフルフルしている。
これ、返事間違ったら大惨事になるぞ・・・・・・。
一、まだ成長途中だから大丈夫
二、でかけりゃいいってもんでもない
三、小さい方が可愛くて好き
四、胸は大きさじゃない
どれだ、どれが正解だ・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
「なーんちゃって!」
「へ?」
「婚姻届の話をしてる時のリョウマさんの目寂しそうでしたので・・・。ちょっとイチャイチャして慰めてあげようかなって」
そうか、そんな目だったのか。
「ありがとう」
「だけど、こう言うのはやめて欲しいかな・・・本当にミューステアの事好きになっちゃうよ・・・」
「えっ!?」
「なんてね。お返し!」
「・・・・・・・・・」
「さーさー早くパンツ履く!」
「は、はい・・・」
「あ、本気にした?」
「あ、え、そ・・・・・・」
「さっき自分で言ってたでしょ"リョウマさんにはみゆさんがいるので"って」
「そうですよね!」
「はーーー慰めるって言ってもこう言うのはドキドキしますね!冷や汗ダラダラです」
「俺も風呂入ったあとなのに汗でダラダラだよ」
「で、胸の質問の答えはいかに?」
「えっ・・・・・・」
「さーさー」
「ミューなら小さくてもいいんじゃないかな・・・」
「なにそれー!私には貧乳がお似合いって事ですか?」
「そこら辺の判断は想像にお任せします」
ミューは膨れている。
「みゆさんのはどうなんですか?」
「まだ引っ張るのか・・・普通よりちょい大きい感じなのかな?服の上からしかわからないんで、正確には分からないかな」
「おぉー、という事は生乳見たのは私が初めてですか?」
「おい!言い方言い方、生乳って・・・。でもまあ初めてかな。良い物拝ませて頂きました!」
「リョウマさんが見せろって言ったんですよ!本当に恥ずかしかったんですから!」
「あははははは!ごちそうさまでした」
「粗末な胸だけにお粗末さまでした・・・・・・ってなんでやねん!」
「いいね!そのツッコミ。元の世界が懐かしいな・・・・・・」
全く意味の無いやり取りだったが心は癒された。
でも本当にミューの事が好きになったらどうしよう・・・・・・なんて事も少し頭をよぎった。
2人はその後他愛ない話をしながら部屋に戻る。
「さてさて明日からまた船旅か・・・・・・しんどいなー。酔うし、退屈だし、寝心地悪いし苦痛の塊だ」
それを聞いたミューはいい事を思いついた。
「リョウマさんお金あります?」
「お金ですか・・・王様から貰ったのが、まだだいぶ残ってますね」
「金貨10枚ほど頂けませんか?」
「良いですけどそんな大金何に使うんですか?」
「エリクサーを買います」
「金貨10枚ってそんなに沢山買うんですか?」
「いえ、1個ですよ」
!!!
「1個でそんなにするんですか!?」
「まぁ、とても希少で高効果な薬ですので・・・」
「こんなこと聞くのは野暮ですが何に使うんですか?」
「船旅辛いんですよね?クロノスドアー使えば一瞬で行けますよ!」
「あ、なるほど!それで消耗した魔力を回復するって訳ですね」
「ピンポーン、正解です!」
「是非お願いします」
「ありがとうございます!今日はもうお店閉まってるので明日朝買いに行って、魔法でひとっ飛びしましょう!」
「今日は冷や汗かきましたけど少し楽しかったです。ありがとうございました」
「また、イチャイチャ欲しくなったらいつでもどうぞ!本気になるかもしれませんけど・・・・・・」
ミューはニヤついてる。
「アハハ・・・・・・」
リョウマは苦笑いしていた。
「ではおやすみなさい」
「おやすみです!」
2人は明日に備えて眠りについた。
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