1.5章 何気ない日々

怪奇!?彷徨うヒーロースーツ

—1.5章—

これは何気ない生活の中の1ページ。











————三人称視点————


〜真夜中のみずべちほー〜


「うう…変な時間に目が覚めてしまいました…。」


パークで大人気のアイドル、PPP。

そのメンバーの1人であるジェンツーペンギンのジェーンが深夜の水辺に立っていた。


「しばらく歩いてれば眠れるかな…」


ジェーンは文明の光が一切ない夜道を不安混じりに歩いていた。

すると…


「おや?あれは…なんでしょうか?」


『ガシャン…ガシャン…』


怪しい足音をたてて、暗闇に人影が浮かんでいた。


「フレンズさん…でしょうか?」


ジェーンは恐る恐る近づいてその正体を確かめようとした。


「……。」

「仮面フレンズ…でしたっけ…?」


暗闇に慣れた目でその姿を見ると、いつの日にかにヒーローショーをした『仮面フレンズデオキシ』が立っていた。


「お、驚かさないでくださいよ〜!誰が入ってるんですか?」


ジェーンは誰かがヒーロースーツを着てイタズラしているのかと思い、デオキシに話しかけた。


「う…うぅぅぅ…!!」

「ひっ!?…な、なんですか…!?」


デオキシは唸り声をあげて、ジェーンめがけて突進してきた。


「きゃー!!誰か!」


ジェーンは恐ろしさのあまり、来た道を全速力で投げていった。


「……。」

『ガシャン…ガシャン…』


デオキシは何事もなかったかのように黙りこむと、また暗闇の中へと消えていった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ヨウ視点〜〜〜〜〜〜


「ふあぁ…よく寝た、いい目覚めだなぁ!」


僕の体が復活してから2ヶ月くらい月日が経った。

怪我をしてもすぐには治らなくなったけど、そのかわりすごく生きてるという感覚がする!

体も暖かくなった気がするし!


「ちょっと眠いけど…行こうかぁ」


身だしなみをなんとなく、ちょいちょいっと整えて僕の部屋を出た。


「みんなおはよ〜」

「おはよう、もうみんな起きてるぞ。」

「おはようです、ヨウ〜」

「あ、きたきた!」

「相変わらず寝坊助だなぁ?」


いつもの4人が丸いテーブルを囲んでイスに座っていた。

みんなもうご飯を食べちゃって、お皿は空っぽだった。


「あれっ!?僕そんなに寝てたの?あちゃー…」

「ここ最近寝坊してばかりだな、食事のメニューを考え直した方がいいか?」

「いや、たぶん僕が悪いから気にしないで…」


イスに座り、ツクヤにご飯を出してもらってぺろりと平らげた。

ツクヤの料理、いつも美味しいよ!


「ごちそうさま…美味しかった!」

「お粗末でした、美味しかったなら何よりだ。」

「いつもありがと〜

…ん?」キョロキョロ


周りを見て、はっと違和感に気がついてツクヤに聞いてみた。


「そういえばアリツさん達が居ないね?」

「今気づいたのか。」

「へへ…」


いつもなら隣のテーブルに3人揃って座ってる3人がいなかった。


「3人は今、PPPのジェーンと一緒にいる。」

「えーっ、ジェーンさんがいるの!?」


それはちょっと気になって来たから、僕はツクヤと一緒にジェーンさんに会いに行ってみることにした。


〜ロッジ受付〜


「成る程、それは大変でしたね…」

「まさに現実のホラー…ぜひとも見てみたい…」

「この事件…かなり難しいわね。」


受付がある場所まで行ってみると、3人がジェーンさんと話をしていた。


「ジェーンさん!こんにちは〜」

「久しぶりだな。」

「あっ、ヨウさんとツクヤさん!お久しぶりです!」


あのショーとライブ以来だね、あれは楽しかった…!


「大変って…何かあったの?」

「俺たちで良ければ聞かせてくれないか?」

「はい…それが…」



僕たちもイスに座ってジェーンさんの話を聞いた。



「「夜に動くヒーロースーツ!?」」


ジェーンさんの話では、夜になるとデオキシのヒーロースーツが動き出すらしい…


「セルリアンの仕業ではないのか?」

「いや、セルリアンとは何か違ってました…」




「だ…だったら、誰かが入ってイタズラしてるんじゃないか?」

「私もそう思ったんです、だけど…

なんだか生きてる感じがしなくて…」


なんと…それってつまり…


「要するに幽霊ってことかな?」

ゆ…

幽霊…!?」


ツクヤがびくっ…っとしたように反応した。


「うん、幽霊。」

できるだけお化けって言ってくれ。

「怖いから?」

「そんなわけあるかっ、気味が悪いんだよ。」


…そういうことらしい。

はい、お化け。


ゾンビは平気なのにね〜…

で、そのお化けはどこに出てきたの?」

「みずべちほーの…ライブステージの裏です。」


なるほどなるほど…

またそのお化けが出てきたらPPPのみんなが危ないね…


「よし…じゃあ、お化けをやっつけちゃおう!」

「やっつけるって…方法とか知ってるのか?」

「いや、知らない。」

「やっぱりか…」ズコーッ


でもたぶん大丈夫だよ、なんとなくだけど。


「それじゃ、夜になったら出発だ!!」

「了解…。

塩持っていこう…。」









〜夜・ライブステージ裏〜


夜になって、僕たちはライブステージ裏にやってきた。

なんだ眠い…


「ふあー…お昼寝してきたのになんで眠いのかなぁ」

「それはヨウが昼型だからだろうな…」

「ツクヤ元気だねぇ…」

「耳と尻尾を出しているからな…野生解放とは違ってサンドスターを無駄遣いせずにフレンズの力を使えるんだ。」


なるほど!

僕も試してみよう!


「えいっ!」


…おおっ!!

なんだか目が覚めてきた、たしかに野生解放とは違って体の奥から何か湧き上がってくる気はしないね。


「これで俺たちはヒトとフレンズのハーフにおけるフレンズの部分にいることになるな。」

「なるほど〜、おっ…僕の尻尾ふかふかだ。」


ふーむ…ん?


「スナネコやナミちーも夜型じゃないの?

ネコとかコウモリとかだし…」

「そういえばそうだな…!?」


その辺、不思議だよね〜…

ツクヤも知らないことはあるよね。


「さてと…とにかく、行こっか。」

「行こう…。」


眠気もバッチリ対策できたから、僕たちは探索を続けた。



「そろそろ来るかな?」

「……。(ああ、そうだな…って感じの目)」


ツクヤ黙り込んじゃった、やっぱり怖いんじゃない?


「…怖い?」

「全然?」

「耳がぺたんこだけど。」

「そんなところを見るんじゃない…。」


…これ以上はそっとしてあげよう、恥ずかしそうだから。

だけど…その次の瞬間…


「…っ!」

「どうしたの?」


さっきまでぺたんと畳まれていた耳がぴこんと立ち、尻尾の毛も逆立っていた。


「何か来る、気をつけろ。」


ツクヤが暗闇の先を睨むと、暗闇の中に人影が浮かんできた。


『ガシャン…ガシャン…』


「あれは…!?」


その姿は仮面フレンズデオキシ、だけどヒーローのような熱いカッコ良さは感じない…なんだか不気味で怖い雰囲気しか感じなかった。


「本当に…ヒーローのスーツが動いている…!」

「気をつけろ、何をしてくるかわからない…。」


『ガシャン…。』


スーツは立ち止まったかと思うと、突然こっちに向かって突進してきた。


「う…うううっ!!」

「うわっ!?この!」ゴスッ


僕は反射的にスーツにパンチした。

スーツはかなり硬かった…いてて。


「大丈夫か?」

「これくらい、平気だよ!」


僕たちが話していると、スーツは木を使ってジャンプして飛び蹴りをしてきた。


「来るぞ!」

「わかってるよ!」


攻撃を避けて反撃する、この間2秒…たぶん。


「フェニックスブレード!」


カッコいい剣が書かれたカードをかざして、剣を呼び出した。

そしてツクヤも…


「デュアルトマホーク!」


ツクヤのお父さんが描いた絵のスケッチブックから、二つの小さな斧型の武器を呼び出した。


「いくよー!」

「覚悟しろ!」


まず僕が、スーツに向かって剣を振り下ろした。


『ガキンッ!ギリリ…』


スーツは僕の武器を受け止めた、だけどこれはチャンスだった。


「それだと後ろがガラ空きだぞ!」


ツクヤがスーツの後ろから、二つの斧を振り下ろした。

上手く決まったか!?…と思ったけど…


「ぬんっ!」ゴッ

「なにっ!?」


僕の武器を片手で抑えたまま、ツクヤを後ろ蹴りでのけぞらせて攻撃を止めた…。


「くうっ…こいつ、何者だ…?」

「相当バトルの感があるような予感…。」


このままじゃまずい、こうなったら!

僕は武器を諦めて手放して、格闘戦に切り替えた。


「えいっ!」


まずは回し蹴り…だったんだけど…


「…!」パシッ


スーツはまた片手で弾いて、逆に回し蹴りを僕にした。


「ゔっ…」

「ヨウ、大丈夫か!?

…この体術、ヨウのものにどこか似ている…?」


ツクヤはスーツの動きをじっと観察した。

たしかに回し蹴りのしかたが似ていたような…?


「っ!!」

「うわっ!!」


スーツは、また飛び蹴りをして僕を地面に叩きつけた…そして…


「ぬうぅ…!!」

「ヨウ!避けろ!」


トドメと言うように唸って、僕に拳を振り下ろそうとした…その時…。


「ぐっ…ぐぐ…」ブルブル

「…様子がおかしい…?」


スーツは頭を抑えて、苦しそうにもがきだした。

まるで、何かを思い出しそうな感じだった。


「これはチャンス!えい!」


僕は急いで地面を転がって脱出して起き上がった。

そしてツクヤに声をかけた。


「今のうちに、一気に必殺技けものミラクル行っちゃおう!!」

「なるほど、了解!!」


僕たちは野生解放してパワーを一気に溜めた。


「「うおおおおっ!!」」バシュウゥゥゥ


["必勝"懸命 シャイニング・クロー]

[ムーン"ナイト"・ハンティング]


「おりゃおりゃおりゃー!!」

「わおおおおんっ!!…キツめのお仕置き、って奴だ!!」


ツクヤが呼び出したオオカミの幻が手足を取り押さえて、そこに僕たちの連続攻撃を浴びせて、トドメの一撃をくらわせた。



『カーンッ!!カラン…』






二人の必殺技けものミラクルが直撃。

スーツは後ろに勢いよく吹っ飛んで、ヒーローのヘルメットが転げ落ちた。


「…!?」

「あの顔は…!」


僕たちは、その素顔にものすごくびっくりした。

あの顔は記憶の映像で何度も見た…







「う…うう、俺は一体なにを…」


僕にとってもツクヤにとっても大切な人…あの人は…


「お父さん…?」


僕のお父さんだった。

お父さんは思い出した記憶の映像で見たそのままの姿をしていた。


「…その声は…ヨウ…なのか…?

それに、君は…ツッくん…!?」

「その顔、京介けいすけおじさん…なのか…!?」


お父さんは僕とツクヤの姿を見て、すごくびっくりしていた。


「そうか…元気になったんだな、ヨウ…

その上ツッくんまで一緒だったとは…!」


びっくりした後、この上なく嬉しそうに僕たちの肩をポンポンと叩いて喜んでいた。


「それにしてもお父さん、どうしてヒーロースーツを着て暴れてたの?

というかお父さん、今どういう状態なの!?」

「ちょ、ちょっと落ち着け。順に説明する…」


僕に質問攻めにされているお父さんは透けた顔を見せて言った。


「俺はとっくの昔に死んだ。いわゆる幽霊だ…

それと…ああ、思い出してきた…長い幽霊生活の内に生きていた頃の記憶がぶっ飛んでたんだ…

マジでごめんな…」


そっか…お父さんはもう死んじゃってるのか…それは悲しいよ…。


「俺からも質問させてくれ…見たところかなり若い見た目だが、おじさんは若いうちに死んでしまったのか?」

「いや、俺は爺さんになるまで生きてた…だけど幽霊になった時に見た目が若返ってた…。

実年齢は85くらいか、幽霊生活も合わせると…うーん、わかんねーわ。」


やっぱり僕のお父さんというだけあってかなりの大雑把だ…。

あ、そうだ……。


「ごめんお父さん、思いっきりけものミラクルやっちゃった…」

「俺もだ、申し訳ない…」


容赦なく思いっきりやっちゃった事を思い出して、二人でお父さんに謝った。


「なーに、謝るな!

それより二人とも完成したんだな!?けものミラクル!」

「完成…?」

「俺たち、あの時まで修行中で未完成だったんだよ。」


そうだったんだ…

お父さんは僕たちをわしゃわしゃ撫でて褒めた。


「よーしよしよし…おお、そうだ…お前たちがこの時代に暮らしだしてからの話、聞かせてくれないか?」

「うん!もちろん良いよ!」

「なんでも聞いてくれ。」


それから、僕たちはこのパークで過ごした冒険の日々をお父さんにたくさん話した。

スナネコの事、ツチノコの事、ナミちーの事…他にも今まで出会ってきたフレンズさんたちの話をたくさんした。


特にスナネコやナミちーの事を話してる時の僕たちを、お父さんはちょくちょく茶化してきた。


〜20分後〜




「ふー…ここまで長いこと誰かと喋るのは久しぶりだな、いやマジで…」

「僕も楽しかったよ!

…そうだ、僕がカプセルに入ってからのお父さんの話も聞きたい!」

「そうか、いいぞ…だが…

そんなに楽しい話でもないかもな…?」


ちょっとしんみりした雰囲気で、お父さんは話した。



「俺は…俺の勝手な願いで息子ヨウを生き返らせようとした。

そのせいでヨウは未来の世界へ一人で旅立つことになった、後からそう思ったんだ…。」


お父さんは僕を治療する時に負い目を感じていたんだ…。


「俺はそのことがたまらなく申し訳なかった、だから俺は死ぬまでヨウが眠るカプセルを守り続けると誓ったんだ。」


ドットが前に言ってた『カプセルを守っていた誰か』はお父さんのことだったんだ…。


「それから色々あって…爺さんになるまでカプセルを守り、そして死んだ。」


……。


「だけど俺は…死ぬ瞬間までヨウが一人で寂しい思いをするんじゃないかと心配だった、そうしたら…気づいた時には幽霊になっていた。」


そこまでして僕のことを考えてくれていたんだね…。


「だが、俺は…俺という奴は…」


……?


「霊となってパークを何年も彷徨って…そうしているうちに、さっき話した通り生きていた頃の記憶が薄れていったんだ。

…クソッ…自分の息子の事を忘れるなんてな…ごめんな、ヨウ…。」

「泣かないで、お父さん…」


僕は悲しんでいるお父さんの腕をぎゅっと掴んだ。


「ここからは記憶飛んでるから恐らくだけど…また何年も彷徨っているうちにこのヒーロースーツを見つけたんだろう、これを着ていれば何か思い出すんじゃないかって思ったんだろうな…。

…半分当たってたな!」


さっきまでの悲しそうな顔とは違って明るい顔をしていた。

…うーむ、この切り替えの早さ…さすがは僕のお父さんっていうことか?


「…とにかく、俺の目を覚まさせてくれてありがとう…。

おかげで二人に会えたんだしな!」

「僕もお父さんに会えて嬉しいよ!」

「俺も…おじさんとはもう会えないかと…だから…」


(ぎゅっ!)


ツクヤの言葉が言い終わらないうちに、お父さんは僕たちをハグした。


「っ!?…びっくりした…。」

「うわーお、お父さんかたいよ〜」

「はっはっは!

硬いは余計だぞ〜!」


ヒーロースーツは硬いし体温なんてないはずだけど、そのハグは何よりも暖かかった。





「お父さん…僕は一人じゃないよ、ツクヤもいるし…それに、たくさんのフレンズさんがいる。

新しい友達がたくさん増えて、僕は毎日楽しいよ!

…僕を守ってくれてありがとう!!」


お父さんに感謝の気持ちを込めて、もう一度ハグをした。


「ふふ…はははっ!

よかったよ、本当に…お父さんは嬉しいぞぉ!!」ワシャワシャ

「わ〜!」

「ツッくんも〜」ワシャワシャ

「ちょっ…もう、仕方ないな…」


僕たち3人は、お父さんにわしゃわしゃしてもらって遊んだ。

こうやって遊んでもらったこともあったなぁって思い出してきた。


そして…


「おっ…と。」

「…?」「どうかしたのか?」


お父さんの頭、そしてスーツの内側からキラキラとした光が溢れた。


「ヨウ、ツッくん…

俺はもう逝かなきゃいけないようだ、いわゆる成仏ってヤツさ…。」


じょうぶつ…聞いたことがある、幽霊がこの世に未練が無くなると消えるっていう…


「そんな!僕まだお父さんと話したいこととかしたいこととかいっぱいあるのに!」

「俺も…おじさんと別れるのは嫌だ…!」


僕たちはお父さんを引き止めようと必死になった。


「引き止めてくれるてるのか?

これが霊ってモンなんだ…ごめんな?」


僕もツクヤも別れるのが悲しくて俯いていた。

するとお父さんが一番大きな声を出した。




「お前たち!!泣くんじゃなーいっ!!!!」

「!?」「!?」


「お前たちは強い、俺なんかより何倍も!

だからよ…これからもその強さ、このパークの全てに見せつけてやれよ!!」


「…!!うん!!」

「…わかったよ、おじさん。」


僕たちは顔を上げて、明るい顔に戻った。

お父さんもきっと、笑顔で送り出してもらう方がいいよね!


「…二人とも、成長したな。」


そして…

お父さんは夜明け前の空をバックに親指を立ててGOODサインをして言った…。


「じゃあな、強く生きろよ!!」


『フッ…』


その言葉がみずべちほーに響くと、お父さんの姿は消えた。

その後には…


『カラン…』


空っぽのヒーロースーツだけが残っていた…。





「ツクヤ…。」

「なんだ?」

「僕は、お父さんはいなくなったわけじゃないと思うんだ。

きっと、どこかで見守ってる…そして…

いつかは別の何かになって僕たちのところに戻ってくるって。」


自分でいうのもなんだけど、柄にもなく難しい事を言った気がする。


「輪廻転生、生まれ変わりってやつか。

ヨウにしては難しい事を言うな?」


ツクヤも同じことを思ってたみたいだけど。


「もーっ!僕にしてはって失礼だぞ!

…同じこと思ってたけど!」

「ごめんごめん、つい。」


その後、ふっと息をついてツクヤに言った。


「それじゃ…帰ろっか?」

「そうだな…!」


僕たちはヒーロースーツを回収して、ロッジに帰った。

スーツは翌朝、報告をする時に返しにいった。



〜次回に続く〜






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