サイキョー伝説

〜ツクヤ視点〜



ヨウたちをロッジに連れてきてもう三週間くらいはたったか…

ヨウは『自分が出来ることを見つけたい』とアリツの仕事を手伝っているが、アリツの性格上毎日は手伝わせてはもらえないようだ。


俺はロッジのロビーに向かっていた。

とある人物に呼び出されたからだ…その人物というのが…


「遅いのです、ツクヤ。」

「もう少しキビキビ動くのです…」

「久しぶりだな、二人とも。」


アフリカオオコノハズクとワシミミズク、ひと呼んで『博士と助手』のコンビだ。


「どうしたんだ、ロッジまでわざわざ来て…」

「実は…ツクヤに折りいって相談があるのです。」

「これはヨウより賢いあなただからこその相談です…」


博士の助手は、俺に相談があってここに来たと言う。


「で、相談というのは?」

「ここ最近…強力なセルリアンが出てますよね?」


たしかに…とくにヨウと一緒に行く先に強力なセルリアンがよく居たような気もする。

それに、ヨウと出会った平原にも居たようだしな。


「ああ、ドットの仕業だな。」

「「ドット?」」


二人には、ヨウがドットと名付けた人型セルリアンの事を色々と話した。


「…全く、迷惑なヤツなのです。」

「実行者のことはよくわかりました…では、本題に戻るのです。」


二人からの頼み、それは…


「そのドットとやらが強力なセルリアン…正しくはセルリアンを強化、と言ったところですね?

それを行えるのは、サンドスター火山になんらかの干渉をしたから…と考えているのです。」

「サンドスター火山…もしかして、あのフィルターか?」


遥か昔、『四神』と呼ばれる4人のフレンズが作り出したとされるフィルター…

それが弱まっている…という事だろうか?


「あのフィルターは前に『かばんさん』と仲間たちが直したのではなかったか?」

「ええ…ですがもしかしたら…なので。」

「わかった、見てこよう。」


あの火山に登るにはこの島のオサの許可がいる…と言ってもその長は俺の目の前にいる二人なのだが。

…一つ博士たちに聞いておこう。


「ナミちーも連れて行っていいか?」

「怖いのですか?」

「違う。」


怖いわけないだろ、変な冗談はよしてくれ。


「ゴホン…サンドスター火山、もしも敵のアジトになっていたら困るだろ?」

「まあ…そうなっては集団リンチを食らってお陀仏ですね。」

「蝙蝠の分も許可してやるのです。」

「ありがとう。」


さて…そうなったら早速調査に向かいたいがその前に…


「アリツ、少しヨウに伝言してくれないか?」

「わかりました!それで、要件はなんでしょう?」

「俺がいない間、『セルリアンハンター』に会って稽古をつけてもらって欲しい…と伝えてくれ。」


セルリアンハンターを代表する三人…『ヒグマ』『キンシコウ』『リカオン』…

俺がまだここに来たばかりの頃に戦い方を教えてくれたフレンズたちでもある。


「ハンターさんですか?…でもいるとは限らないですよ…?」

「その辺は大丈夫だ、問題ない。」


昨日くらいに小さなセルリアンを蹴散らしているのを見かけたからきっと大丈夫だろう。

それに…


「もしいなかったらすぐに帰って来るようにも言っておいてくれないか?」

「わかりました!伝えておきますね!」


水、食べ物、武器のための絵…ああ、調査に必要なものを全部言っているとキリがないからいい加減にやめよう。


「それじゃあ…姉さんとアミメにも頼む…」

「いってらっしゃいませ〜」


俺はナミちーを起こしてから出発した。

火山に行くと言ったら喜んで飛び起きてきた。


llllllllllllllllllllllllllllヨウ視点lllllllllllllllllllllllllllll

「おはよー…ふあ〜」


とまあ気持ちよく目覚めたところで気がついた。

どこを探してもツクヤとナミちーの姿が見当たらない。


「あれ?ツクヤたちどこ?」


こう言う時は…アリツさんに聞くのが一番!


「おーい!アリツさーん!」

「あっヨウさん、おはようございます!」

「ツクヤたちってど…」

「ツクヤさんたちなら…(以下略)」


僕が聞くよりも先にアリツさんは、ツクヤが調査に行ったことや僕にしていて欲しいことまで全部説明してくれた。


「特訓…ハンター…なるほど!」

「というわけなんですが…行きますか?」

「行くよ!」


セルリアンハンター…そういえば、『仮面フレンズデオキシ』のスーツを担当していたリカオンさんがハンターだって言ってたよね!


「ハンターかぁ…なんかワイルドでカッコいいなぁ…!!」


早速みんなを呼んで出発しよう、まずはスナネコ…

あっ、いた!


「おはようスナネコ!今から…(略)」


スナネコに事情を話して、特訓についていくかと聞いてみた。


「面白そうですねー、行きましょう」


スナネコはわりとあっさりとついて行くと言ってた。

それじゃあ次はツチノコだね!


「おはようっ!ツチノコ元気ぃ!?」

「うっはぁ!?いきなり大声出すな!」

「ごめんごめん〜…そんで、かくかくしかじか…」


ツチノコにもツクヤが言ってたことを伝えて、ついて行くか聞いてみた。


「いいな、ハンターに習えばお前も強くなれると思う。」


というわけでツチノコも誘ったわけだし早速出発…の前に!


「なんか食べてからにしよう!」

「そうですね〜」「そうだな…」


腹が減ってはなんとやら、と言う事でジャパリまんをもぐもぐ。

そして…


「「ごちそうさまー」」


綺麗に食べ終わって、さっそく出発!!


〜一時間後〜

「と…まあ威勢よく出てきたのはいいけど…」

「ハンター…居ないですね。」

「どうすんだこれ。」


まだハンターは見つからない…

というかハンターの「ハ」の字もないレベル。


「これじゃ日が暮れちゃうね…」

「こりゃ帰った方がいいんじゃないか?」

「ふあぁ…飽きてきました…おっ?」


スナネコが何か拾ったみたいで、僕に見せてきた。


「これは…写真?」

「フォトだな、お守りに持っているフレンズもいるぞ。」


そのフォトに写っていたのは強そうな姿の茶色いフレンズと…それから…


「このフレンズは…」

「コイツはヒグマだな、こっちは知らないけど…ん?どうしたヨウ?」


茶色いフレンズ…もといヒグマさんを見守っているかのように立っているのは、赤い髪にイヌのような耳…

僕の記憶に出てきた『先生』と同じだった…


「せん…せい…?」

「センセー?」

「うん、昔の僕が戦い方から人助けまで色々教えてもらってた…みたい?まだハッキリとは思い出せてない。」


と言うことは、ヒグマさんに聞いてみれば先生のこともわかるんだね?


「よーし、頑張って探…いてっ!!」


せっかく気合入れて探そうと思ってたのに、前に進もうとした瞬間なんかにぶつかった。


「なぁにこれぇ?」ベシベシ


ぶつかった『それ』を叩いていると、『それ』は急に動き出した。


「こ…これは…」

『ゴガァァァァッ!!』

「「セルリアンだーっ!!」」


僕がぶつかったのは、団子に牙のある触手が生えたセルリアンだった。


「逃げよう!」


僕たち三人は、どっかで戦う隙を狙おうと逃げる態勢をとった。

その時…


「えいっと!」バシッ

「あなたの好きにはさせません!」ベシッ

「うおりゃっ!!」バキィ


フレンズの三人組が、ナイスなチームワークであっという間にセルリアンを倒した!


「すっごーい…」

「助かりました〜、久しぶりですね〜」

「『久しぶりですね〜』じゃないぞ、どうしてこんなところでウロウロして…ん?誰だお前?」


写真フォトに写っていたフレンズと同じ姿…この人がヒグマさん?

ヒグマさんは僕を不思議そうに見ていた。



「あっ、ヨウさんじゃないですか!」

「リカオンさん、久しぶり!」


三人の中には、ステージで会ったリカオンさんもいた。

やっぱりあの身のこなしはスーツ向いてるね!


「僕はヨウ、実はかくかくしかじかで…」


僕は名前を名乗り、ツクヤから言われたことを全部説明した。


「なるほど、お前ツクヤの友達だったんだな。」

「そうそう〜、僕ら仲良し〜♪」

「そうか、それは良かった。」


ヒグマさんに笑顔でピースしたけど、軽く流された。

まあいいや、それより…


「えーっと、これ落とした?」

「あっ!私のフォト…無いと思ったら。」


ヒグマさんにフォトを渡して、赤髪の先生について聞いてみた。


「こっちに写ってるフレンズさんって…誰?」

「ああ、『ドールさん』だな。」


ドール…さん?

あー…なんか思い出しそう…


「セルリアンハンターが『警備隊』だった頃からみんなをまとめていたリーダーだ。」

「フレンズになったばかりの私たち、ドールさんにすっごくお世話になりましたからね〜」


そうだったんだ、こんな所で縁があったんだね…


「実は僕、その人にいろいろ教わってた…覚えがあるんだ。」

「そうだったのか…?」


ヒグマさんは目を丸くしてビックリした。

そしてしばらくして、自分と先生の事について話し始めた。


「私がフレンズになって間もなかった頃…大切な友達がセルリアンに襲われて…助けられなかった…」


「そんな時、意気消沈していた私に手を差し伸べたのがあの人だった。

『あなたは…みんなを助けたいですか?』って聞かれて…私はすぐに頷いたよ。」


「修行し始めたばっかの頃、私の攻撃はあの人にはちっとも当たらなくてさ…めちゃくちゃ悔しかった。」


なるほど…ドールさん…先生って足が速かったのかな?


「でも、私が独立するちょっと前に一回…やっと攻撃が当たって先生を吹っ飛ばしたんだよな。

その時は『ごめんなさい』って心の中で思ってたけど…あの人、ものすごく笑ってた…」


嬉しかったんだね…きっと…


「後にも先にもあの人だけだろうな、吹っ飛ばされてあんなに笑ってる奴は…」

「いい人でしたよね…ドールさん…」


ヒグマさんとキンシコウさんは、そこまで話したあとこっちを向いて言った。


「さてと、思い出話はこの辺にするぞ。」

「特訓に来たのでしょう?」

「うん!お願いっ!!」

「オーダー、了解しました!」


それから、僕のちょっと長い修行の1日が始まった!

まず、リカオンさんにはチームワークを教えてもらった。

スナネコも一緒だよ〜!


「いいですか?敵に動きを悟らさないためには、アイコンタクトが重要です!」

「ほうほう…」

「ボクはネコ科だから必要ないのでわぁ〜?ふあぁ…」


リカオンさんは、その後もわかりやすく丁寧に教えてくれた。

そしてスナネコはものすごくあくびをしてた。


「ワン!ツー!」

「わん!つー!」


最後にはワンツーパンチも教えてもらった。

次はキンシコウさんだね!


「攻撃を避ける事に重要な事…当然の事ですが、相手の動きから目を離さない事です!」

「はいっ」


キンシコウさんには、敵の攻撃の避け方を教えてもらった。


「はっ!それっ!」バシィィ

「い"っっ!?!?」

「あらっ…大丈夫ですか?」

「平気平気!タフさには自信あるから!」


キンシコウさんは優しくて、ちょっと痛そうな顔になると心配してくれる。

でも心配ないさー!


「ほいっ、よっと!」

「上手いですよー!」


キンシコウさんには、ついでで棒の扱いも教えてもらった。

一回鼻にぶつけちゃったよ、いてて…


そして最後はヒグマさん!


「どんな攻撃も当たらなきゃ意味がない!もっと早く振り下ろせ!」

「そおい!」

「なんだそれは?スローモーションの練習か?」

「うおおおっ!!」ズゴォ


ヒグマさんは一番厳しく教えてくれた。

かなりキツめのトレーニング…また筋肉痛にならないか心配。


〜30分ほど後〜

「さて、仕上げだ。」

「今から私とヒグマさん相手にちからくらべをしてもらいます!」


ちからくらべ知ってたの!?

ツクヤかな多分?


「リカオン、ヨウと組んでくれ」

「オーダー了解です!ヨウさん、練習の成果を発揮できるように頑張りましょう!」


よかったー、2対1だったらどうしようかと…


「あれっ?」


何かに気づいたキンシコウさんがあたりをキョロキョロ見回して言った。


「でもヒグマさん、ボスがいなきゃできなかったですよね?」

「大丈夫だ、リカオンが連れてきてくれる。」


ボス…ラッキーの事だっけ?

前にスナネコがそう呼んでたような。


「連れてきました!」

「どっから出てきたのそのラッキー!?」


30秒も経たないうちに、リカオンさんがラッキーを連れてきた。

すっご…!?


「…さあ、始めるか。」

「いきましょう!」


という事で、リカオンさんが連れてきたラッキーが三匹のラッキーを呼び出してバリアを張った。


「ちからくらべ…スタート!」


ラッキーから号令がかかると、陽気な音楽と同時に試合が始まった。


「私から仕掛けさせてもらうぞっ!」

「うおっ!?」


ヒグマさんの全力スイングを、キンシコウさんから教わった避けスキルでかわした。


「流石!教えた甲斐がありましたぁ!」

「キンシコウ!対戦相手を褒めてどーする!?」


喜んでいるキンシコウさんにヒグマさんがツッコミを入れている隙に、リカオンさんから教わったアイコンタクトでリカオンさんとの位置を調節ぅ!


「あららっ!?」

「そこだねーっ!!」


キンシコウさんの隙をついて、リアライズさせた時計のついたハンマータイムマジックハンマーを振り下ろした。


「そう簡単にはいきません!」

「ちょっとかすったけど…おしい!」


流石キンシコウさん、少しかすったくらいしか当たらない…

だがしかーし!


「よそ見は厳禁ですよっ!」

「あっ!?そんなっ…」


リカオンさんのナイスプレーで、キンシコウさんを追い詰める!

連携…活かせてよかった…


「だけどっ!!」ブンブンッ ズドッ

「なっ…嘘っ!?」パリーン


キンシコウさんは、バリアが割れる寸前にリカオンさんのバリアを割って道連れにした…


「これで1対1…ですね…」パリーン

「あとは任せろ。」


ヒグマさんはグッと気合を入れると、僕に向かって勢いよく言った。


「特訓とはいえ、手加減は絶対にしない。本気でかかってこい!」

「もちろん!そうさせてもらうよ!」


ヒグマさんは全力でこっちに突撃してきた。


「行くぞ!」

「えいっ!」


振り下ろされる武器をハンマーで弾いた。

ヒグマさんの武器は手から離れてぶっ飛び、僕のハンマーは形を保てなくなって消えた。


「ふうーっ…時間切れか…こうなったら!」スババッ

「くっ…その動き、やっぱり先生に似てるな…」


僕も夢中で攻撃していて気づかなかったけど、かなり素早く動いていたらしい。


「おりゃおりゃおりゃ〜!」

「やるな、だけど…まだまだ!!」ドゴォ


ヒグマさんは、僕の一瞬の隙を見て思いっきりカウンターパンチをした。

バリアがなかったら骨折れてるね絶対。


「終わりだ!」バシュウゥゥゥゥ!!

「あ…あれってまさか…」


スナネコやエカルさんの時と同じ…アレが来る…!!


「吹っ飛べぇぇ!!」


[クマクマ大回転ホームラン]


「うわぁぁぁぁぁ!!」パリーン


あーあ、バリアが割れちゃった…

僕の負けー…


「まだまだだな、ヨウ…」

「うーん、もう一回!」

「ダメダメ、これ以上やったら体壊れちゃいますよ!」

「お疲れ様でした!」


ハンター三人と今の戦いについて盛り上がっていると、スナネコとツチノコが話しながらこっちにきた。


「ふあ〜、どっちが勝ちましたぁ?」

「ヒグマだよ、あと少しだったんだがなぁ〜…てかお前寝てたのかよ!?」

「二人ともー!負けちゃったよ〜…」


二人に駆け寄ると、二人はお疲れ様と声をかけてくれた。


しばらく休憩して、ヒグマさんが僕に帰るように話した。


「さて、お前たちはそろそろ帰れ…最近新種のセルリアンがうようよしているから…」

「はーい、今日はありがとう!」

「また特訓したくなったらいつでも言ってくださいね!」

「私たち、何度でも付き合います!」


そして僕たちは、三人に別れを言ってロッジに帰っていった。

お腹すいたなぁ、ツクヤ帰ってるかな?



llllllllllllllllllllllllツクヤ視点lllllllllllllllllllllllllll


「やっぱり…フィルターがおかしい…」

「うーん、私には違いは分からないなぁ?」


俺たちはまる一日かけて、火山のフィルターについてあれこれ調べていた。


「おかしいって、どうおかしいの?」

「まあ簡単に言えば…『サンドスターロウ』を正常にカットできていないんだ。」


「サンドスターロウ…ってなんだっけ?」

「セルリアンの元になっている成分がサンドスターに混ざった物質だ、これではセルリアン達が強力になるのも頷ける。」


このフィルター…図書館の本によればと呼ばれる伝説のフレンズたちが作った…らしいな。


「もしも四神がいれば分かったかもしれない…」

「ん?何一人で話してるのー?キシシ…」

「いや、なんでもない…」


引き続き調査をしていると、何かがこっちに登ってきている気配がした。


「下がっていてくれ、誰か来る…」

「誰かって?」

「とにかく下がれ…」


このスライムを混ぜたような匂い…セルリアンか…?

それにしても足音がヒトっぽいような…まさか!?


「本当のアいはフフフンフフ〜ン♫…ってエえっ!?」

「お前はっ…!!」


ヨウに瓜二つのあの見た目…ドットだ…


「でたなドット!」

「そんナ悪の組織の怪人が出タみたいに言ウなよ!

んー…今日ハ君に構ってル暇なんてないの!」


ドットはめんどくさそうにため息をつくと、フィルターから石板を引っこ抜いた。


「お前っ…!?何をする気だ!」

「見ればわかるでシょ?四神の力を封じルの!」


そういうとドットはカードから能力を無力化する仮面をリアライズさせ、青龍セイリュウの石板にくくりつけた。


「ハあぁぁぁ…眠れ、セイリュウの力!!」

「やめろ!!」


俺が静止しようと駆け出した頃にはもう遅く、セイリュウの石板は力なく光を消した。


「くっ…石板を元に戻せ!」

「戻せと言われテ戻す馬鹿ガどこにいる!とにかく、君には最後マで用はない!」


ドットはそう叫ぶと、触手のようなものを伸ばして俺を捕まえた。


「このっ!離せ!」

「コラー!ツクヤを離せー!」


ドットは、身動きが取れずにもがいている俺をそのまま投げ飛ばした。


「じゃアねっ。」

「うわぁぁぁぁぁ!!」


俺は地面に向かって、頭から落ちていった。


「ぐあっ…」ゴチーン

「ツクヤーーっ!!」


ナミちーの声が…だんだんと遠ざかって…







〜謎の空間〜


「いっ…ん…?ここは…どこだ?」


目が覚めたときには、俺は不思議な場所に立っていた。

なんだここは…?夢…?



ー次回に続くー

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