ストーリーボードポエム(storyboardpoem)
2025年の学校教育へ
【2025年の学校】
僕の名前は沢尻博幸、小学5年生だ
僕は小学校に通い、授業を学ぶ
当たり前のことで昔からそういう文化があったらしい
ただ少し違う点は僕のお父さん、お母さんも社会大学に通っている
社会大学という大学みたいなところで1コマしか授業がなくほとんどが自由時間だ
僕もいつか社会大学校で進級した友達と社会活動をやることを楽しみにしているんだ
でも、それには中学校、高校、学部大学でいっぱい授業を学んで試験に合格しないといけない
僕の知り合いのおじさんは今でも試験に合格できずに学部大学に留まっている
部活動が実績に響いていないから進級できないとのことだ
だから、僕もいっぱい勉強しなくちゃ
【管理】
僕が通う学校は食堂がある
当たり前のことで昔はそういう文化度々あったらしい
ただ少し違う点は料理はロボットが作ってくれる
家に帰ったら母さんの食事があるけれども食堂での食事は食べないといけない
なんでかって? 知らないけど食べないといけないんだ
なんでも栄養を調整しているのと、在庫に問題が発生したら大騒ぎになるからって
常に誰かに見られている食べることも学校で過ごす日々を
僕は守られている、そうに違いない
【働く】
僕の学校には外活動という授業がある
当たり前のことではなく昔はそういう文化は中学校からあったらしい
ただ少し似ている点はやる内容は基本部活動に似ている
友達と活動場所に行って一緒にモノを作ったり、場所を綺麗にしたりするんだ
僕はこの時間が大好き僕のお父さんが自由時間に主にこういうことをやっているんだ
そういえば、僕の授業では戦争、仕事について勉強をした
戦争での悲惨さ、仕事での悲惨さについて道徳という授業で名一杯学んだんだ
そこでは「戦争は怖いものだ」「仕事は怖いものだ」と実体験をもとに教えてくれた
昔の人は酷いことをしていたんだね、死んだ人は可哀そうに
それを元にした映画をお休みに見たよ
僕の隣にいた男性が思いっきり泣いていたよ
でも、当時の人たちはどう思っていたのだろうと不思議でたまらなかったよ
【はみ出し者】
今日、友達の瀬戸君がはみ出し者になってしまった
瀬戸君はクラスの中でもいい子でいつも笑顔でいたのに
急に声を上げ、クラスの鳴子ちゃんを殴ったんだ
それは珍しいことで昔は当たり前だったらしい
そういう子のことをはみ出し者っていうんだ
はみ出し者は精神施設に連れていかれる
そこで治療を受けて1か月には直ぐにいい子の瀬戸君に戻るんだ
精神施設ではストレスや学校における反抗的な態度をケアしてくれる
精神施設で活動する人は社会大学校で通う優秀な人間だ
以前、僕も授業で見学をさせてもらったけどすごく居心地の良い場所だった
はみ出し者になりたくないけど、ここで僕もいつか治療を受けてみたいな
【博士】
今日、僕の親戚の鈴木医者と会いました
鈴木博士は歴史社会のことなら何でも知っている人なんだ
僕は前から気になったことを質問してみることにしました
「なんで、僕たちは学校に通うの?」
すると、鈴木博士は昔のことを話してくれました
「昔、人工知能という知能を持った電子機器が人間の手によって完成されたんだ
そいつらは、人間の仕事、責任、日本人の建前なんかを全て解決してくれたんだ
ほら、親戚のおじさんは学部大学で実績に響いてないって聞くよね
昔は部活動に責任という失敗したら金と呼ばれる命と同等の大事なものを取られていたんだ」
「お金は知っているよ、授業で習った。でもそんなに大事なものだったの?」
「うん、それがないと食べ物も、住む家も、着る服も与えられない権利だったの」
「えー、そんな。可哀そうだよ」
「だから、金という存在は仕事という対価で得られていたんだ。しかし、現在は仕事を人工知能がやっているんだ。だから、僕たちは衣食住の恩恵を受けているんだよ」
「そうなんだ」
「でも、一つ人類に問題が起きちゃったの、それは戦争や仕事は悲惨なものだけど人間にとって与えられた権利でもあったんだ。その権利とは人間として生きる権利だったんだよ。だから、政府という機関が仕事とは違う何か人類の生きる意味を与える必要があったんだ。そこで打ち出されたのは学校だった。人類にとって普遍であり、不変である場所で、学びながら活動を行うことが生きることに直結すると提唱したんだ。学校は僕が生まれる前からずっとある生きる理由を求めるのに丁度よい場所だった」
「でも、学校に行きたくない人もいるよ。この前だってはみ出し者が出たし」
「それも、知っている。仕方がないことだけど、行かなきゃいけないんだ。犯罪という戦争よりも仕事よりも悲惨な活動をさせないためにも」
「犯罪?」
「君が高校になったら学ぶことだよ、だから高校に進学したらまた話すよ」
「うん、わかった」
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