第4話 俺の話を聞け

 俺はぶたれたあと、フラフラになりながらも保健室へと行き先生に怪我を見てもらう。

 保健室の先生は5発分ぶたれた顔を見て驚きながら、ブサイク!と言ってしまった。

 だが怪我を見て、消毒や絆創膏をしてもらい、教室へと戻る。


「いててて!、クソ、俺が悪いことを言ったのは認めるが5発もぶつか?普通」


 思い出していると、告白がどうのこうの言っていたのを思い出す。


「告白?、まさかな」


 学校内ではツンデレで有名な美人女子、名前は確か田村冷涼(たむら れいり)。

 寒そうな名前なので、寒い子で覚えていた。

 思い出しながらも、自分の教室へと戻り、2限目以降の授業を受ける。


「1限目受けれなかったがまぁいい。授業中はあいつらの顔を見なくて済む」


 そう、授業中だけだった。


「真!一緒に弁当食べよう!」


 昼休みになった瞬間、勢いよく扉を開けて入ってきて赤い顔をして積極的に誘ってくる小苗さんの姿がそこにはあった。

 だがそこへ…………


「命月!、しょうがないからあの時のお詫びとして一緒に弁当を食べることを許してあげるわ!感謝しなさい!」


 もう1つの扉を開けてツンデレの冷涼が弁当を誘うのに回りくどい誘い方をしてくる。


「弁当を一緒に食べたいのは分かったから

 落ち着け!」

 

 注目を集めてしまい、いったんお気に入りだった屋上へと向かい、俺の話をこの際聞いてもらうことにした。


「お前らな!俺が恋愛嫌いなことを知らないからって、あんな登場の仕方あるか!。

 ていうかな、いいか!

 お前らにこの言葉を教えてやる!。

 生命を維持するだけなら恋愛は必要ない!」


 すると、二人から質問してくる。


「「その言葉は誰が考えたの?」」


 俺はその言葉を待ってましたと言わんばかりに胸を張りながら言う。


「俺が考えた!。恋愛なんてくだらない!

 あんなのするぐらいなら、

 勉強してたほうがましだ!」


 そう言って、さらに言葉を続ける。


「さぁ崇めよ諸君!全世界に、略語で生命恋愛を知らしめてやろうではないか!」


 大々的に話すと、冷たい目を向けてくる寒い子とあんなに付き合ってを連呼していた子が、絶望をした目で俺を見てくる。


(俺は帰ったら自殺しよう)


 内心ダメージ貫通で心のHPが0となった真だった。



























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