You may dream

僕:近いうちに食事でもしない?

真:いいですけど、いつがいいですか?

僕;今度の水曜日はどうかな?

真:いいですよ、私木曜日お休みだし

真:でも次の日お仕事ですが大丈夫?

僕:大丈夫。有給取るから心置きなく遊べる

真:なら水曜日大丈夫ですね

僕:店は予約しておく17時で良い?

真:お願いします

僕:では又連絡します

真:よろしくお願いします


Yes!

Yes!Yes!Yes!


まず、真木さん(マキマキ)が木曜休みである事は無論考慮している

天にも昇る気持ちとは正に今

とりあえず店を選定しよう

ちゃんとしたデートと言うものを久しくしてないけど、今どきはネットで検索すればガンガン出てくる


検索ワード

個室 雰囲気が良い デート


色々出てきたけど、ベスト7の記事があったのでここから選定

適当に選んだ体を保ちながら、水面下では鬼のように細かく吟味していた

楽しい

店を選んでいるだけで凄く楽しい

これがデート前の愉悦


僕:(店のデーターを張り付け、個室の飲屋である事を明確に表示)

僕:ここでいいかな?

真:いいですけど


??????????

けど???????????

やはり個室はまずかったか???????


真:コースは無理そうですので単品にしましょう


“いいですけど”で一回切るとは

心臓止まるかと思った

やはり只者では無い


真木さんが小食なのは知っていたので納得だが心臓に悪い


僕:では席だけ予約にしておきます

真:楽しみにしてます


僕はマキマキの1万倍楽しみにしてるよ!


ここから当日まで、片時も約束の事が頭から離れた事はない

四六時中考えてました

かつて無いくらいに興奮した金~火曜日を過ごし遂に水曜日

決戦は水曜日


天気は雨


終業時刻と同時にダッシュで退社し、待ち合わせ場所まで超早歩きで向かう

店の入り口には


真木さん


遂にデート(夜)にまで到達できた

女の子と二人で飲みに行くなんていつ以来だろう?


カーテンで仕切った個室に通され並んで鎮座


ん?


間にカバンを置くのね・・・


でもそれが何だって言うのさ

個室に二人きりでお酒を楽しむんだ


デートだ

デートなんだ


男女が待ち合わせて

食事などを楽しんでいる


デートだ


間にカバンがあってもデートなんだ


チーズが名物みたいだったので、食べた記憶はあるけれど

それ以外は何を食べたのか

何を飲んだのか

全く覚えていない


ただただ夢のような時間を過ごした

真木さんも楽しんでくれたと思う


会話内容で覚えているのは2つ


1つは過去に似たような病気で二人とも入院した経験がある

(無論、二人とも完治している)

この時、真木さんから自然に僕の手を握り握手をしてくれた事


もう1つは終盤に真木さんから誕生日プレゼントを貰った事


何故、誕生日プレゼントを彼女が用意してくれていたのか

勿論、直接的な誕生日プレゼントの要求などしていません


ただ自分のブログに誕生日である事を(4日前)簡単に書いただけ


真木さんが僕のブログを見ていてくれている事は知っていたので

確信犯での所業です

期待通り、見事に気にしてくれました


体温が2度上がるくらい嬉しかった

そして同時に、結局要求している事を見透かされているようで恥ずかしくなり

ほんの少しですが反省

潔くカラクリを明かし、僕はセコイ人間であると懺悔しました


微笑む真木さん

美しいイスラムの君


最高の誕生日

頂いたのはセンスの良いハンカチ

至極適切なプレゼントだと思う


嬉しい

嬉しい

嬉しい


店の制限時間が2時間なので、19時には追い出されますが、未だ宵の口

2軒目行きたいところある?

と、願いを込めて問いかけると


延長OKの許しを得られた

無敵モード


そして彼女は言った

誰かに見られたらマズイからハマボールの方にでも行きましょうか?


誰かに見られたらマズイから・・・

その通りだ

見られたら誤解される事は間違いないのだが、今日は水曜日

そんなにウロついてる同僚もいないと思われるが、一応早歩きで移動


ハマボールについて店を選定していると

なんと事前サーチしていた店の1つがあります

個室 雰囲気が良い デート で検索したお店です

迷わずその店を選び、とりとめの無い会話を長々と続け、至福の時を過ごした


ここの会計は彼女

僕の理想としてデート全体の支払いの割合が

男6:女4 ~ 男8:女2

の間で収まるのが良いと言う持論があるのだが、今回はキチンとこの範囲に収まったと思う


そして駅まで一緒に歩き、各々の帰路につく

電車に乗ると携帯が震えた


真:今夜はごちそうさまでした

僕:くるしゅうない

真:また誘ってくださいね

僕:恐悦至極

真:おやすみなさい

僕:おやすみ


帰路でのライン

これも至福です


本日のデートは僕的に大成功

そいていくつかの布石も打っておいた

これを上手く拾ってくれるのが彼女の素晴らしい所

ライン中の一節も社交辞令では無いと強引に解釈して次回につなごう


真:また誘ってくださいね ←これね


至福




でも、いいんだろうか?

何度も僕の中の白が心配してる素振りを見せるが、黒が強くて止まる事ができなくなりそうだった



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