現代
モダンなトレンドの風に吹かれて
昔日の
躊躇いなく優雅に僕を突き刺してくる
──ねえ まるでキミのようじゃないか
金切り声の日常の中で
メッキの血が戸惑いながら剥がされてゆく
裸の迷路に
躊躇いを忘れて一息ごとに戻ってくる
誰がどの
もはや覚えている者は何処にもいない
思考によって 科学によって
──分厚い雲の向こうの景色を
いとも愉快に
星の一角獣は 尚も静かに惑乱する
不可思議は今日も服を掃き捨てられる
いつしか
未知の穴蔵に埋められる
──ねえ まるでキミのようじゃないか
這い出す人は眼を
嗅覚は
耳は
ああ 本当の僕は
いったい今 何処にいるのか
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